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桜(サクラ)の育て方|肥料や水やりの方法は?鉢植えのコツは?

  • バラ科
  • サクラ属

桜(サクラ)は日本のお花見にはなくてはならない花木で、日本の国花にもなっています。そんな桜は、実は地植えだけでなく鉢植えで育てることもできます。今回は桜の育て方について、地植え・鉢植えそれぞれの方法などを中心に見ていくことにしましょう。

桜(サクラ)の栽培場所・日当たり

桜は大きく成長するので地植えが一般的ですが、前述にもある通り、鉢植えで育てることも可能です。鉢植えの場合には、屋外の日なたで、かつ風通しも良い場所を選んで置くようにしましょう。

ただし、桜は日当たりが良い場所を好みますが、西日などの強い光は苦手です。また、日陰になる部分の枝は枯れてしまいやすい特性もあります。

また、桜の枝は日光に向かって枝先が伸びていきますので、隣接する樹木などがあると樹形が崩れてしまったりというデリケートな面を持っています。ほかの樹木と幅を開けて育てましょう。

強風が吹くと葉が落ちてしまいやすいので、暴風や台風の際には、必ず風があたらない場所へ避難させることが必要です。

桜(サクラ)の水やり

夏の水やり

桜を庭に地植えする場合には、水やりは基本的に不要です。しかし夏場の暑くて乾燥しやすい時期には、2週間に1回を目安に朝に水やりすると良いでしょう。

桜を鉢植えするなら、土の表面が乾きかける前に水を与えるようにします。

冬の水やり

冬場は、鉢植えの場合のみ、乾燥したら控えめに水やりを行うようにします。

桜(サクラ)の肥料・追肥

桜を地植えしている場合には、粒状肥料を1㎡当たり150gくらいを目安として、根が張っている範囲の土の上にばら撒いてから浅く埋め込むようにします。

桜を鉢植えしている場合は、同じ肥料でいいので、用土1ℓ当たり5gくらいを土の上にばら撒きます。樹勢によっては、花が咲き終わったあとにも追肥を行います。

桜(サクラ)の土

桜を育てるときは、肥沃でかつ水もちが良い土を使うのが基本です。

鉢植えなら「赤玉土(中粒)5:川砂3:腐葉土2」や「赤玉土(小粒)4:腐葉土3:黒土3」となります。

桜(サクラ)の種まき・植え付け・植え替え

種まき・植え付け

桜は種まきではなく、苗木を植え付けるのが一般的です。

桜を庭へ植え付ける場合は、12月~2月頃が最適です。予め有機物が含まれている腐葉土をよく混ぜた元肥を入れ込んでから植え付けを行いましょう。

植え替え

桜の植え替えは、鉢植え栽培の場合のみ、2~3年に1回を目安に必ず行います。

植え替え時期も、桜の落葉期である12月~2月頃が適期です。植え替えをしないと立ち枯れや生育不良の原因となります。

桜(サクラ)の剪定

桜の木は繊細であるため、むやみに枝を切り落とすと、切り口から菌が繁殖したり、枝が痛んでしまう可能性が高いです。そのため、鉢植えで桜を育てている場合や、樹形が乱れていないものは無理に剪定を行う必要はありません。

もし桜の木の剪定を行う場合は、なるべくダメージを与えないためにも、桜の木の休眠期である11月頃に行うようにしましょう。手で折ることはせず、必ず剪定バサミを使って、切り口が直角になるよう剪定します。切り口を保護するため、癒合剤を塗っておくとよいでしょう。

桜(サクラ)の増やし方

桜の増やし方は、「挿し木」や「接ぎ木」が一般的です。

挿し木

桜の挿し木は3~4月頃に行います。昨年伸びた枝を10cm程度切り取ります。枝の切り口を、3時間くらい水の中につけて水を吸い上げたあとに、全体の約7割くらいを鹿沼土が入った鉢の中に挿します。

根がつくまでは乾燥しないように注意しましょう。根が出てきたら仮植えを行います。

接ぎ木

桜の接ぎ木は3月頃が最適です。台木は5cm程度を切り口を斜めに切り取ってから、3cm程度の切り込みを入れます。穂木は、新芽が付いた枝を5cm程度切って、下部の表皮を3cm程度剥ぎます。

そして切り口を斜めに切り落としてから、台木の切り込み部分に差し込み、接ぎ木テープを使ってきっちりと固定するようにします。

桜(サクラ)の育て方で注意すべき病気・害虫

桜は、毛虫などの虫が多くつきやすいことでも知られています。また、ソメイヨシノに多い「天狗巣病」や、桜の苗木によくみられる「根頭がん種病」などの病気にもかかりやすいといわれています。

桜(サクラ)の冬越し

桜は一年を通して、日光が良く当たる場所での管理が必要です。特に冬の間は、苗木の株元付近に敷き藁を施して、霜を防ぐようにしましょう。

また、桜の鉢植えなら、冬場は北風があたる場所は避けて管理をしましょう。

桜(サクラ)の種類・品種

桜の代表的な品種としては、「ソメイヨシノ」、「八重紅枝垂」、「普賢象」、「陽光」、「関山」、「旭山」、「河津桜」、「寒桜」などがあります。

桜(サクラ)の花

桜の花の形は、5枚の花びらの先端が割れていて、花柄(花の下にある短い柄のこと)も長いのが特徴です。咲き方は花芽が房状になります。桜の花の色は、品種によっても違いますが、ピンク色や白色がほとんどです。

桜(サクラ)の花言葉

桜の花言葉は、品種によって違います。例えば、桜として代表的な品種であるソメイヨシの花言葉は、「純潔」や「優れた美人」となっています。

桜(サクラ)を地植えや鉢植えで育ててみよう!

今回は日本の春を彩る桜の育て方について解説してきました。

毛虫などの虫がつきやすいので、小さなお子さんがいる家庭ではちょっと注意が必要ですが、庭木として育てると家の守り神のような存在になってくれますし、鉢植えでも十分に楽しむことができます。

ただし、桜自体はそれほど強い木ではないので、適切な育て方や管理が必要にはなってきます。

また生長するには年月も必要ですが、とても美しい花を咲かせるので、日本人としてはぜひ一度は挑戦して育ててみてほしいと思います。

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サクラの基本情報

ジャンル
庭木・花木
形態
高木
学名
Cerasus
別名
原産地
東アジアなど

サクラの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや強い
耐暑性
やや強い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
1月 、2月、12月
肥料
2月 、5月
開花
2月 、3月、4月、5月
剪定
1月 、2月、12月

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