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ヤツデの育て方

  • ウコギ科
  • ヤツデ属

ヤツデの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Fatsia japonica

別名

八手,八つ手

原産地

日本

ヤツデの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
2
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4
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開花

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ヤツデの育て方の画像

ヤツデの育て方

ヤツデはウコギ科のヤツデ属に分類されている常緑低木です。

日本では庭木や玄関の飾りとして古来から親しまれている縁起の良い植物です。

こちらの記事ではそんなヤツデの育て方や特徴などをご紹介いたします。

ヤツデの基礎情報

ヤツデの日当たり

陰樹であるヤツデは、半日陰でジメジメと湿り気のある環境を好みます。

強い日光はあまり得意ではなく乾燥にも弱いので、年間を通してあまり日の当たらない半日陰か明るい日陰で育ててあげましょう。

日光に当てすぎてしまうと葉焼けをおこしたり、葉っぱの色艶が悪くなってしまうので注意してください。

暗めの日陰にも耐性はありますが一日中、日の当たらない場所だと下葉が落ちてヒョロヒョロに育ってしまいます。

なので、日当たりとしては一日に2〜3時間程度日が当たるような環境が理想的です。

室内でも庭植えと同じく日当たりに気をつけて半日陰の場所に置いてあげましょう。

 

ヤツデの置き場所

庭植えする場合は、先程にも述べたように半日陰か明るい日陰で育てるのが適しています。

湿気と日陰に強い半面、夏場の乾燥と冬の寒波には弱いので乾燥した場所と、風の強い場所も避けてあげましょう。

日当たりと乾燥と風の3つに気をつけていれば、一般的な樹木が育たないような環境でも、強く育ってくれるので園芸初心者でも比較的簡単に育てることができる植物です。

また、庭植え以外でも鉢植えでも育てることができるので室内で観葉植物として育てることが可能です。

 

ヤツデの水やり

庭植えの場合は、根がしっかりと張ってからは雨水だけで水やりはほとんど不要です。

ただし、真夏などあまりにも土が乾燥するという際には水をあげてください。

鉢植えの場合は、一般的な樹木や苗木と同じように土の表面が乾いたら水を与えます。

このように水やりに関してヤツデはあまり手間がかかりません。

冬場の水やりは夏ほど気を配らなくても大丈夫です。

庭植えしている場合は不要で、鉢植えの場合も土が乾ききったら与える程度でOKです。

 

ヤツデの肥料・追肥

ヤツデは肥料を与えなくても十分丈夫に育ちますが、肥料をあげることで新しい枝や新芽の成長が促されます。

肥料を与える際は2〜3月の間に油かすや骨粉を混ぜたものを株元に施すのがおすすめです。

また、鉢植えで栽培している場合は、葉の色が薄くなったり、黄色く変色してくることがあれば油かすや緩効性化成肥料を少量あげてみてください。

 

ヤツデの用土

ヤツデは強い粘土質の土さえ避けていれば、どのような土質でも育てることが可能です。

どのような土でも栽培可能ですが、湿り気のある土を好むので水もちと通気性の良い土を作ってあげると良いでしょう。

鉢植えで育てる場合は、赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜて作るのがおすすめです。

地植えする場合には苗を植える1〜2週間前に周囲に3割くらい腐葉土を混ぜて寝かせておくと良いでしょう。

また、植える周囲の土の水はけが良すぎる際には腐葉土と一緒に堆肥を混ぜ込むと水もちが良くなります。

 

ヤツデの植え替え・植え付け・種蒔

ヤツデの植え替え・植え付けは4〜5月頃に行います。

鉢植えで育てている場合は、2年に一度のペースで植え替えを行って、用土の通気性を良くします。

植え替えをする際は、根鉢を三分の一ほど崩して植え替えるようにします。

植え付けは、できるだけ根っこがしっかり張っている株を選ぶようにするのがポイントです。

葉っぱが大きすぎると、そこから水分が抜けていってしますので、ある程度大きな葉は切り落としてから植えるようにしましょう。

植え替えや植え付けに使う用土は保水性の高いものが適しているので、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおくのがおすすめです。

 

ヤツデの増やし方

ヤツデは種まきと挿し木の2種類の方法で増やすことができます。

種は花が咲いた後しばらく経った5月頃に熟すので、それを使用します。

この時採取した種をすぐにまかずに取っておく場合は、種が乾燥しないように少し湿らせた川砂を一緒に混ぜてビニール袋に冷蔵庫で保管します。

種まきを行う時期は地植え・鉢植えともに3〜4月の時期が適しています。

最初はいきなり地植えせずに、ポットやセルトレイに土を入れて発芽させるのがおすすめです。

種をまいたら発芽して、根が十分に生えてくるまでは、土を乾燥させないようにして日陰で管理しましょう。

この種まきに使う用土は、赤玉土とピートモスを1:1の割合で混ぜたものを使用すると良いです。

種まきからヤツデを育てると庭木の大きさになるまで大体5年ほどかかります。

挿し木で増やす場合が7〜8月頃が適期となります。やり方は、若い枝の先を10cm程度切り取り赤玉土などに挿し込みます。

この際上の方に付いている葉っぱを数枚だけ残し、下葉は全て取り残します。

また、残した葉っぱも半分くらいの大きさにカットして根への負担を減らすようにします。

枝を土に挿し込んだ後は十分に発芽するまで土が乾かないようにして管理します。

根と葉っぱがしっかりと生長してきたら植え替えを行って通常通りに育てます。

 

ヤツデの病気・害虫

ヤツデには葉と根と茎に、ヤツデサポニンという毒性があるので害虫は多くはつきませんが、気温が高くなってくる5〜7月頃にカイガラムシが発生する可能性があります。

カイガラムシがつくと樹液や葉の水分が吸われて、株が弱ってしまいます。

カイガラムシを発見した際には、幼虫の場合は薬剤を使って、成虫はブラシなどでこすると落ちるので退治するようにしましょう。

カイガラムシをそのまま放置してしまうとカイガラムシの排泄物が原因となって、すす病を併発させてしまう恐れがあります。

すす病とは、枝や葉っぱがすすのような黒いカビで覆われる病気で、それが原因で光合成が出来なくなり葉っぱが枯れてしまったり生育不良にもつながるのでなるべく初期のうちに対処しましょう。

 

ヤツデの薬用や用途

ヤツデには葉と根と茎に少量の毒が含まれており、人間や動物が口にすると腹痛や嘔吐などの体調不良を引き起こしてしまいます。

昔はこの毒性を利用してヤツデの葉で殺虫剤を作っていたそうです。

ヤツデには毒がありますが、ヤツデの葉にはベータアファトシンやサポニン・アルファアファトシンという薬用成分も含まれており、薬として使用されることもあります。

「八角金盤」と呼ばれる乾燥させた葉っぱは生薬として鎮咳・去痰などの治療に使われています。

また、乾燥させたヤツデの葉は入浴剤としても利用されており、リウマチや疼痛、腰痛などに効果があると言われています。

ヤツデは毒にも薬にもなる植物として古くから日本人の生活に親しまれています。

 

ヤツデの利用部分

葉を利用します。乾燥させたヤツデの葉を煎じて服用したり、煎じた液でうがい液として使います。

入浴剤としては、乾燥させた葉を布袋に入れて鍋で煮出してからそのままお風呂に入れて利用します。

 

ヤツデの管理温度

ヤツデは日本が原産国の植物なので、一年を通して温度管理は不要でそのまま育てることができます。

ただし、寒さには少し弱いので東北や北海道などの豪雪地帯での栽植は少し難しいかもしれません。

 

ヤツデの種類・品種

ヤツデにも複数の品種があり、種類によって葉の模様や形が異なっています。

一般的に観葉植物として栽培されれているものは、セイヨウキヅタとヤツデの属間雑種である「ツタヤツデ」という品種です。

他にも黄色の斑紋が特徴の「キンモンヤツデ」や、葉の切れ込みがさらに細かい「ヤグルマヤツデ」、葉に網目のような黄色い模様が入った「キアミガタヤツデ」など様々な品種が存在しています。

どの品種も3〜5mほどの大きさに生長します。

 

ヤツデの収穫

ヤツデは5月頃に熟した種を収穫することができます。

収穫した種をまくことで新たにヤツデを育てることができます。

 

ヤツデの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ヤツデは植物としては珍しい11〜12月の冬の時期に白くて丸い花を咲かせます。

一見大きなふわふわとした花の塊のようにみえますが、球状のたくさんの花が一塊になっています。

他の植物にはない不思議な花を咲かせます。

ヤツデは花だけではなく、20cm以上もの大きさにもなる手のひら型の葉っぱも魅力の一つです。

大きくつやつやしたグリーンの葉っぱはとても美しく個性的な見た目をしています。

開花時期だけでなく一年中楽しめる植物です。

 

ヤツデのトリビア

ヤツデの風水

ヤツデは昔から縁起の良い植物と言われており、千客万来などの縁起を担いで庭や玄関先に植えられています。

また、ヤツデを西の方角に植えるとお金が貯まる効果、玄関先に植えるとお金を招き入れる効果があると言われ、金運アップのアイテムになっています。

また、ヤツデのような葉っぱの大きい植物は、邪気の侵入を防ぐ魔除けになるとも言われています。

 

ヤツデの花言葉

ヤツデの花言葉には「分別・健康・親しみ」などがあります。12月13日の誕生花でもあります。

ヤツデは葉が末広がりで昔から縁起が良いと言われており、さらに魔除けの効果もあるとされているので贈り物にもぴったりです。

 

ヤツデの由来伝承

ヤツデは漢字で書くと「八手」と表記されますが、実際にはヤツデの葉は5や7など奇数にしかさけず、8つに分かれることはほとんどありません。

ヤツデという名前になったのは8が数が多いことを表す数字と同時に縁起が良いためだったと考えられます。

ヤツデの学名である「Fatsia」も日本語の「はち」という発音が元となっていると言われています。

また、ヤツデは葉っぱが天狗の持っている団扇に似ていることから別名「テングノウチワ」とも呼ばれています。

天狗が使っている団扇には魔除けの効果があるとされているためヤツデにも同様の効果があると古くから伝えられています。

ヤツデは丈夫で育てやすく縁起が良いことから古くから育てられて私たちの生活に親しまれています。

 

まとめ

存在感のある大きな葉っぱと不思議な花がとってもユニークなヤツデ。

湿気や日陰に強く、手間がかからず特別な手入れも必要ないので、観葉植物やお庭のシンボルツリーとして簡単に育てることができます。

風水では魔除けや金運アップの効果があると言われていて、縁起が良い植物として日本では昔から親しまれています。

あなたもそんなヤツデを育ててみませんか?

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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