スモークツリーの画像

スモークツリーの育て方

  • ウルシ科
  • コティヌス属

スモークツリーの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

高木

学名

Cotinus coggygria

別名

ハグマノキ,カスミノキ,ケムリノキ,白熊の木,ケムリノキ

原産地

欧州

スモークツリーの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

1
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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剪定

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スモークツリーの育て方の画像

スモークツリーの育て方

花を咲かせた後にふわふわとした花穂をつけるのがスモークツリーの特徴です。

遠くから見ると煙を上げているように見えることからこの名前が付けられました。

今回はそんなスモークツリーの育て方のポイントについてご紹介します。

基礎情報

日当たり

スモークツリーは日当たりの良い環境で育てるようにしましょう。

直射日光にも強く丈夫な花木なので、真夏の晴れた日が続いたときでも耐えてくれます。

 

置き場所

スモークツリーは暑さにも寒さにも強く、丈夫で育てやすいため、日本国内でも沖縄から北海道まで広い範囲で育てられています。

日当たりと水はけの良い場所を選んで育てるといいでしょう。

スモークツリーは成長速度が早いため、鉢植えではすぐに根が詰まりやすく、大きく成長すると管理することが難しくなります。

そのため、庭植えで育てられることが多い樹木です。

背丈は最大で5m近く、横幅は4mまで成長する樹木ですが、根は比較的浅く、また枝が細く伸びるため、風の影響で樹木が倒れたり枝が折れることがあります。

そのため、近くに壁などの障害物があり、台風の日でも強い風が直接当たらないような場所がいいでしょう。

また落葉性の樹木であるため、落葉期には落ち葉の掃除や回収ができる余裕のあるスペースの方が好ましいでしょう。

 

水やり

乾燥には強いですが、高い湿度には弱い樹木です。

植え付けの直後にだけ軽く水を与えれば、庭植え場の乾燥には強いですが、高い湿度には弱い樹木です。

植え付けの直後にだけ軽く水を与えれば、庭植えの場合はその後の水やりがほとんど必要ありません。

降雨からの水分だけで十分に育ってくれるので、毎日の定期的な水やりをせず、やや乾燥気味に育てるようにしましょう。

夏などの時期に晴れた日が続き、地面がひび割れているようなときにだけ水を与えるといいでしょう。

落葉が終わったあとの冬の時期は生育速度が鈍ることもあり、あまり多くの水分を必要としていません

冬も他の時期と同じように、降雨からの水分だけで問題ないでしょう。

 

肥料・追肥

植え付ける際に、元肥として堆肥や腐葉土、有機質肥料を土に混ぜ合わせておきましょう。

その後の追肥は基本的には必要ありませんが、生育が悪いときや春に新芽をつけやすくしたい場合には肥料を施してあげるといいでしょう。

肥料は緩効性の固形肥料や固形の油かすを用意し、12月から2月の冬の時期に置き肥として与えるといいでしょう。

スモークツリーは肥料を与えすぎると大きく成長してしまい、管理が難しくなることがあるので、与える肥料の量には注意して必要な分だけ施すようにしましょう。

 

用土

湿った環境には弱いので、水はけの良い環境を用意してあげましょう。

鉢植えの場合は赤玉土、腐葉土、川砂をそれぞれ5:3:2程度の割合で混ぜ合わせておくといいでしょう。

庭植えの場合は腐葉土などの元肥を植え付けの前に混ぜ合わせておきます。

土が粘土質だったり、水が通りにくい場所であった場合は、川砂を混ぜ合わせるなどして、水はけの良い環境をしっかりとつくってあげてください。

水はけが悪い状態だと根が腐ってしまったり、木が枯れてしまう原因にもつながってしまいます。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けの時期としては11月から3月までの落葉期が適しています。ただし、寒さが厳しい真冬などは避けるようにしましょう。

枝が横に張るように伸びるため、十分なスペースを事前に確認しておくことも大事です。

苗を鉢植えで育てた場合は、成長すると根詰まりを起こしやすいので、1〜2年後には大きな鉢や庭などに植え替える必要があります。

地植えや庭植えの場合は、基本的には植え替えを行う必要はありません。

スモークツリーの根は細く浅いものが多いので植え付けや植え替えをする際は、傷をつけないように慎重におこないましょう。

 

増やし方

スモークツリーは種まき、もしくはヒコバエの株分けで増やすことができます。

スモークツリーの種は雌木から9月から10月頃に採ることができます。

鉢やプランターなどに赤玉土を混ぜた土を用意して種をまきます。

苗として大きく成長したら、別の大きな鉢や庭へ植え替えましょう。

スモークツリーは雄株と雌株に分かれている雌雄異株の樹木ですが、種の状態で判断することは難しく、確実に判断するためには開花するまで待つ必要があります。

種まき以外の増やし方としてはヒコバエを使う方法があります。ヒコバエとは樹木の株や根元から新しい生えてくる芽のことです。

通常は切り取られることが多いですが、株分けとして使うことができます。

ヒコバエを使って株分けをする場合は、株元から出てきたヒコバエの下の土を根が確認できる深さまで掘り、根と枝がついた状態のものを切り取って使用します。

若い樹木からは多くのヒコバエが出てきますが、高さが1mほどまで伸びてから株分けを行うと成功しやすいでしょう。

 

病気・害虫

スモークツリーには目立った病害虫はありませんが、ミノムシやカイガラムシの被害を受けることがあります。

すぐに大きな影響はありませんが、害虫が棲みついてしまい数が増えると、栄養が吸われて生育が悪くなってしまいます。

見つけた場合は薬剤散布で駆除するようにしましょう。ミノムシの場合は捕殺でも駆除することができます。

また、病気としてはうどんこ病を発症することがあります。

症状としては葉に白い粉のような斑点が現れ、徐々に生育を悪くしていくことがあります。

発見はしやすい病気なので、早い段階で見つけた場合は葉を切り取るなどして対応しましょう。

しばらく様子を見ても被害の拡大が止まらず、症状が広がった場合は市販の薬剤を散布しましょう。

カイガラムシやうどんこ病は風通しを良くすることである程度予防することができます。

 

管理温度

丈夫な樹木で、暑さにも寒さにも耐えることができるため、特に真冬の時期でも防寒対策などは必要ありません。

枝が横に広く伸びるスモークツリーは、雪が積もると重さに耐えきれず枝が折れてしまうことがあるため、落葉期に古い枝や長い枝を剪定しておくといいでしょう。

 

種類・品種

スモークツリーはウルシ科ハグマノキ属の落葉樹で、ヨーロッパからヒマラヤ山脈、アジア大陸まで広い範囲で分布しています。

日本では「煙の木」や「霞の木」、「白熊の木」といった別名があります。

成長速度が早く気温の変化にも強いため、庭などにシンボルツリーとして植えられることも多い樹木となっています。

花は6月から7月の初夏頃に咲かせることが多く、その後に木全体を覆うようにつける綿毛のような花穂をつけるのが特徴的です。

スモークツリーは雌雄異株の樹木で、このような花穂をつけるのは雌木のみとなっており、鑑賞としての価値も高いことから園芸用や庭木用として流通しているものの多くは雌木となっています。

葉は円形やたまご形をしており、秋には美しい色の紅葉をつける品種も多くあるため、紅葉を楽しむ落葉樹としても知られています。

スモークツリーの品種は花の色や葉の色によって分けられ、そのなかでも観賞価値の高いものが好まれて栽培されています。

有名な品種としては、花つきが良く薄い色の葉をつけるグレースがあります。

成長速度が早いこともあり、開花から紅葉まで鑑賞期間が長い品種でもあります。

また、赤紫色の葉をつけ、秋には美しい落葉を楽しむことのできるロイヤルパープルもスモークツリーの代表的な品種のひとつです。

ヨーロッパなどで多く栽培されており、存在感のある濃く美しい葉の色が人気です。

多くの品種は5m近い背丈まで成長する高木ですが、矮性品種もあり、ヤングレディやリトルルビーといったものが有名です。

日本でも洋風の住宅や庭に合うことから植えられるようになり、花や花穂はフラワーアレンジメントや切り花としても使用されています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

開花の時期は6月から7月頃となっており、開花期間も比較的長く、初夏に咲かせるものとしては代表的な花木となっています。

花色は品種によって異なり、白や赤、薄いピンクといった色が主に知られています。

名前の由来にもなっている綿毛のような花穂と比べると、咲かせる花自体は直径約3mmほどと細く目立ちませんが、

花つきが綺麗な品種もあり、ラブリーローズの花などはドライフラワーや切り花、フラワーアレンジメントのアクセントとして使用されることがあります。

 

トリビア

花言葉

スモークツリーの花言葉には名前の由来と同じく、煙を巻き上げているイメージから「煙に巻く」といった意味のものがあります。

そのほかにも「はかない青春」といった意味もあり、同じように煙というイメージから、すぐに消え去ってしまう青春時代を例えたことが由来だと考えられています。

 

由来伝承

英名のスモークツリーと同じく日本でも「煙の木」という別名がつけられており、枝全体を覆う花穂が遠くから見ると煙を巻き上げているように見えることから、この名前がつけられました。

このスモークツリー独特の特徴的な花穂は、花が咲き終わったあと、種をつくらない不稔花の軸が長く伸びていくことでつくられ、細く長い線が集まった綿毛や羽毛のような見た目をしています。

その他にも日本ではハグマノキ(白熊の木)とも呼ばれ、これは僧が持っている仏具の払子が由来となっています。

 

まとめ

今回は特徴的な花穂をつけることで知られるスモークツリーの育て方についてご紹介しました。

名前の由来にもなっているふわふわとした綿毛のような花穂は、独特の存在感があり、近くで見るのと遠くから見るのとでは、また違った印象が感じられるのではないでしょうか。

初夏の開花時期はもちろん、花が咲き終わった後も花穂や紅葉が鑑賞できるなど、長い期間楽しめる樹木なので、庭にひとつ植えるだけで景色を彩ってくれるでしょう。

暑さにも寒さにも強く、樹木としても丈夫で育てやすいため、管理もそれほど難しくはありません。雌雄異株の樹木なので、鑑賞用として育てたい場合は雌株を選んで育てるようにしましょう。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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