オシロイバナの画像

オシロイバナの育て方

  • オシロイバナ科
  • オシロイバナ属

オシロイバナの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Mirabilis jalapa

別名

フォー・オクロック,夕化粧

原産地

熱帯アメリカ

オシロイバナの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

1
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5
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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オシロイバナの育て方の画像

オシロイバナの育て方

一年草扱いされることの多いオシロイバナですが、本来は多年草の花です。

オシロイバナは夕方から花を咲かせるため、夜中に観賞して、その花の色と香りを楽しめます。

オシロイバナの育て方について紹介していきます。

基礎情報

日当たり

オシロイバナはとても丈夫で栽培しやすいことから、初心者向けの花として知られています。

日当たりがよく、風通しのいい場所で管理してあげることがポイントとなっています。

やせた土地やコンクリートの隙間でも育ってくれる丈夫さがあるので、

湿っぽい場所や、ずっと日陰になっている場所でなければ、管理する場所について注意する必要はありません。

 

 

置き場所

耐寒性もそなえているオシロイバナは、真冬になっても、2、3度の気温が保てていれば、凍ってしまうことはありません。

地中にできる大きな球根から根を生やして、気温が保てている状態なら、冬を越して翌年も元気に育ってくれます。

夜に花を咲かせてくれるので、夜中に観賞することのできる場所に植えておくのもポイントの一つです。

オシロイバナは草丈が70センチから1メートルのものと、中々に高さとボリュームのある花になるため、花壇に植える場合には、

周囲にある草花から日射しを遮ってしまう事があるので、植える時には回りの草花のことも考えつつ植え付けましょう。

 

水やり

乾燥気味に育てる必要があるオシロイバナは、土の表面が乾いてきた時にたっぷりと水を与えます。

過保護になって水を与えすぎるのはオシロイバナの生育を衰えさせてしまうことになるので、

土を湿らせすぎることには気を付けましょう。

水を与えすぎると、花色が悪くなってしまったり、悪い時には生育が止まってしまい、休眠状態に入ってしまう事があります。

土の状態を確認しながら水やりをしてください。

 

オシロイバナを地植えで育てている場合、一年を通して、水やりの必要はありません。

自然に降ってくる雨だけで水は十分に足りるので、過湿にならないように注意するだけでかまいません。

ですが、雨が降らない日が続いて土が乾燥しきっている場合は、水やりをして完全に乾燥するのを防ぎましょう。

鉢植えで育てている場合も、地植えで育てている場合も、冬に入れば乾燥状態にして管理して、水やりをするのを控えましょう。

乾燥状態にすることで花付きをよくし、次の年に咲く花をより多く、丈夫にすることができます。

 

 

肥料・追肥

やせた土地でも生長してくれる丈夫なオシロイバナは、肥料はほとんど必要としません。

花つきをよくさせたい時や、観賞するために綺麗な花を咲かせたい時は、肥料を与えましょう。

花壇など、地植えで植え付ける場合は、堆肥や腐葉土を1平方メートルあたりに、2、3キロあらかじめ混ぜ込んでおきましょう。

元肥には、緩効性肥料を前面にまいてから耕した後にオシロイバナを植え付けるか、

有機質ベースとなっている配合肥料をまいてから耕し、2、3週間経ってから植え付けましょう。

追肥には、オシロイバナの生長に合わせて、速効性肥料や緩効性肥料を使います。

育てているオシロイバナが次々に花を咲かせているものなら、2ヶ月に1度の回数で追肥を与えると、

観賞する時には綺麗な花をたくさん見て楽しむことができます。

他にも、花つきが悪くなっていたり、葉の色が薄くなってしまっている場合は、月に3度の回数で液体肥料を与えましょう。

 

 

用土

オシロイバナは、水はけのいい、重くない土を好みます。

コンテナや鉢植えで育てる場合には、

基本用土となっている赤玉土と腐葉土と一緒に、パーミライトやバーミキュライトを混ぜ合わせます。

その中に、砂なども含めて排水をよくすることで、根腐れを起こしにくくすることができます。

ですが、コンテナや鉢植えで育てる時は、どうしても水やりの量が増えて、肥料のもちがすこし悪くなってしまうので、

水やりと肥料を与える回数が増えてしまうので気を付けましょう。

地植えや花壇の用土では、赤玉土と腐葉土がで作られる基本用土を使用するか、

ピートモスがベースとなっている市販品と腐葉土が混ぜられているものを使用します。

自分で用土を配合させて作るのが難しい場合には、市販でも販売されている草花用の培養土を使用して育てましょう。

 

 

植え替え・植え付け・種蒔

種蒔で使うオシロイバナの種は大きく扱いやすいので、種蒔中に種を蒔きにくいということはないと思います。

繁殖力も強い事から、種蒔でも十分に育ってくれるので、

前の年に咲いたオシロイバナから採取した種を利用するのもいいかもしれません。

種蒔の時期に適しているのは4月から5月の間で、草丈が1メートルほどになるので、

一般的には地植えで育てた方が管理もしやすいですが、

鉢植えで育てる場合は草丈が低い種類のものを選ぶようにしておきましょう。

花壇に苗を植え付ける場合は、株が大きく生長するオシロイバナのために、あらかじめ広いスペースを確保しておきましょう。

この時に周りにも植える花について考えておくと、高くなったオシロイバナが周囲の草花から日射しを遮ることもなく、

彩り豊かな花壇を作ることができるようになります。

植え付ける前に、苗の根鉢が崩れる事がないように、前日に水をあげてから翌日になって植え付けましょう。

土を崩さないように植え付けるのがポイントで、根鉢の表面と花壇の表面が同じ高さになるようにして植え付けし、

その後にたっぷりと水を与えてください。

オシロイバナを植え替える必要はありません。植え替えなくても丈夫に育ってくれるので、放任していても問題はありません。

花壇などに植え付けているオシロイバナの移動をさせたい場合は、種を採取して新しい場所に種を蒔くか、

オシロイバナが休眠期に入っている時期に、球根を掘り上げて植えつけるようにしましょう。

鉢植えで育てている場合は、3年に1度の頻度で、4月~6月の間に用土を入れ替えるようにしましょう。

土を入れ替える時に根を傷つけないようにするのがポイントです。

 

増やし方

増やし方としては、種蒔での方法があります。

まずは連結ポットや、3号ポットなどに種蒔用土を入れてから、軽くくぼみをつけておきます。

1つの穴の中に種を2、3粒蒔いていき、湿度を保つために覆土を蒔きます。

この覆土は、バーミキュライトか砂を使って、種が隠れるまでかぶせていきます。

乾かないように新聞紙などで覆えば、発芽させやすくなります。

他にも、霧吹きなどを使って乾燥を防ぐことで、発芽を促すことができます。

乾燥しきって水分が不十分な状態になってしまうと、種が水を吸えなくなり、発芽することができなくなります。

ですが、水を与えすぎた場合も過湿となってしまうので、今度は空気量が減ってしまい、

発芽できずに終わってしまうことがあるので注意しましょう。

発芽したら間引きをして、本葉が2、3枚になった時に、土を崩さないよう気を付けながら、鉢や庭などに植え替えていきます。

太い根っこが生えていくので、植え替える時にこの根っこを傷つけないように注意しましょう。

地植えする時は、50センチから60センチの間隔を開けて植えていくと、風通しもよくなるので、元気に育ってくれます。

 

病気・害虫

オシロイバナを栽培している時に注意する害虫はアブラムシです。

色々な植物に寄生するアブラムシは、オシロイバナにも寄生して、その栄養を吸い取って行ってしまいます。

春や秋になると繁殖して量が増えるので、気づいた時には大量のアブラムシが寄生している、という状態は珍しくありません。

植物の栄養をアブラムシに吸い取られていってしまうと、
生育が衰えたり、葉っぱの形が悪くなってしまい、せっかく観賞用に綺麗に育てたのが水の泡になってしまうこともあります。

アブラムシの排泄物は葉っぱにくっついたままになり、この排泄物をそのままにしていると、

すす病という病気が起こる原因にもなってしまいます。

すす病にかかってしまった部分を見つけた時にはすぐに取り除いて、焼却処分をしてすす病の菌を駆除しましょう。

アブラムシを駆除する方法は、ガムテープで直接取り除くか、薬剤を散布するか、牛乳や水、

そして酢を混ぜ合わせて作った液体を散布させて窒息させる方法があります。

ピンセットで取り除くだけでも時間はかからないので、必ず薬剤を使って駆除しなければいけないというわけではありません。

また、オシロイバナは咲き終わった花が勝手に落ちていくので、

花がら摘みという手入れをしなくても構わない花になっていますが、

落ちてしまった花びらは灰色かび病という病気の巣となってしまうので、

咲き終わって落ちてしまった花びらはすぐに除去するようにしましょう。

 

 

管理温度

オシロイバナが発芽するための温度は25度とされているので、種蒔をする時はこの温度に近い時期で行いましょう。

暖地で育てれば、地植えをしていても冬を越すことができる丈夫な花です。

湿度が高いと生育が衰えたり、水やりのやりすぎて根腐れを起こすこともあるので、

過湿となる場所に置いておくことや、水の与えすぎには注意して管理をしてください。

 

 

種類・品種

赤やオレンジ、黄色やピンクなどの明るい色をした花弁を見せるオシロイバナには、50から60の種類があります。

マーブルズという種類は、オシロイバナのシリーズの一つとされていて、その咲かせる花色で区別されています。

ブロークン・カラーズと呼ばれる品種は、二つの色が混ざり合っている、花色の混合した品種で、

二つの色を同時に楽しむことができるようになっています。

フタエオシロイバナという品種は、苞が色づいているため、二重咲きになっているようにも見えます。

花びらのように開いている萼は一日でしぼんでしまいますが、苞は2、3日の間観賞しつづけることができます。

白い花を咲かせ、中心の部分が赤色をしているナガバナオシロイバナは、ミラビリス・ロンギフロラという別名も持っています。

一つの茎から違う色の花を咲かせることがある特徴があります。

 

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

草丈を高く伸ばした先に、苞からでた萼を伸ばして、花びらのような姿を見せます。

花びらの様に色づいている部分がすべて萼で、オシロイバナの花は3センチほどしかありません。

この萼も含めて花と称されることも少なくはありません。

オシロイバナには、草全体にトリゴネリンという毒があります。

それは根っこや種の部分にもあり、誤って食べてしまうと、嘔吐や腹痛を起こすことがあるので気を付けましょう。

特に、道端に野生のものが咲いていることもあるので、ペットや子どもが口にいれてしまわないように注意してください

 

トリビア

風水

様々な色を持っているオシロイバナは、その色によって風水での効果が変わってきます。

ピンクは恋愛運や信頼関係。

赤なら仕事運。

白なら変化を求めている時に飾ります。

ピンクは北の方角、赤は東、白は北東や南西といった方角についての位置も決められているので、

自分の上げたい運勢によって、オシロイバナの色を選んでみてください。

 

 

花言葉

オシロイバナの花言葉では、「臆病」「内気「恋を疑う」などがあります。

夕方に花を咲かせるオシロイバナは、翌朝になってしまうとしぼんでしまうという性質があります。

この様子が、人目を偲んでいるようにも見える事から、「臆病」や「内気」といった花言葉がつけられました。

 

由来伝承

日本では一年草として扱われることの多いオシロイバナは、

16世紀の末頃に中国に渡り、江戸時代になって日本へと入ってきた花です。

オシロイバナの種からは、おしろいのような白い粉がとれていたことから、オシロイバナという和名がつけられました。

また、虫の力を借りなくとも受粉することができるオシロイバナですが、

もともとの性質の名残で、夜行性の虫を引き寄せるかのように、

夕方になって花を咲かせることからフォーオークロックという名前や、夕化粧という和名の由来ともなっています。

他にも、学名であるミラビリスという言葉には不思議という意味がつけられており、

オシロイバナの持つ遺伝子の自由度が高くなっていることから突然変異を起こしやすく、

1つの茎から多種多様な色をした花を咲かせることにちなんでつけられたといいます。

 

 

まとめ

夕方にその花を咲かせてみせるオシロイバナは、夜の花として綺麗な姿をみせてくれます。

毒があるとも知られてはいますが、暗がりの中で見ても浮き上がるような色をした花は観賞にむいているため、

花壇に植えられていることも少なくありません。

 

 

※トップ画像はPhoto by pieni_sayaさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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