アオキの画像

アオキの育て方

  • ガリア科
  • アオキ属

アオキの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Aucuba japonica

別名

原産地

日本

アオキの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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アオキの育て方の画像

アオキの育て方

アオキは、成長したとしても2メートル程度にしかならない低木で、日陰であってもよく育ちます

半陰樹です。葉の真ん中に黄色い班がはいる園芸品種や、東北や日本海側の1部地域の豪雪地帯に適応した、アオキよりも1周り小さいヒメアオキなどがあります。

基礎情報

日当たり

アオキは、日当たりを気にする植物ではありませんが、ヤツデやアセビなどと同じく、半日陰を好む半陰樹です。

日本の森林環境で、樹高の低い木がどうやって生き残ってきたかを考えていただくと、納得していただけると思います。

日差しが照りつけるような環境は避けて下さい。

日差しの強い環境だと、とくに園芸品種の黄色い班入りのものなどは、葉焼けを起こしやすいです。

葉焼けを起こすと葉が黒くなってしまいます、理想的な環境は、背の高い落葉樹の近くに植えることです。

夏の間は強い直射日光をガードしてくれますし、日光量の減少する冬は葉っぱが落ちて、アオキが日差しを得ることができます。

 

置き場所

直射日光があまりあたらない、たとえば家の庭の側面付近などで育てて下さい。

特に夏場、日差しをさけることのできる環境をつくってください。理想的には、落葉樹の下です。

夏の間は日光を遮ってくれて、冬の間は落葉するので日差しをふんだんに浴びられます。

 

水やり

アオキは、高い木が林立する森のなかで、低木として生活してきました。乾燥よりは、やや湿った環境を好みます。

鉢植えで育てる場合は、生育期の春から秋の間は、鉢の土の表面が乾いた頃に水を与えます。

地植え・庭植えの場合は、植え付けてから2周間ほどは乾燥を避ける程度の水やりは行ってください。

アオキは、根付いたあと、雨が極度に降らず、空気が乾燥しきっていたりしないかぎり、水を与える程度で、雨の水で十分すくすく育ちます。

冬の場合も、夏と同様に土の表面が乾かない程度の水やりです。

しかし、夏と同じ間隔で水をあげる必要はなく、冬は水が乾きにくいので、夏よりは頻度をへらしてください。

地植え・庭植えの場合も、夏の場合と同じように水を与える必要はあまりありません。

 

肥料・追肥

肥料は、たくさんのものは必要ありません。2月から3月、または9月から10月の年2回ほど、窒素分の多い有機肥料を土に混ぜて下さい

鳥糞が望ましいですが、アンモニア臭などの問題もあるため、株元に化成肥料を追肥するのもおすすめです。

追肥の時期は3月ころが望ましいです。肥料が多すぎると、枝の葉が茂りすぎて、樹形がアンバランスになってしまいます。

有機肥料や化成肥料に頼らず、ワラなどを株元に施すほうが効果的ということもあります。

鉢植えの場合は、固形の油かすなどを与えて下さい。

 

用土

有機質に富んだ用土が好ましいですが、用土はこれといって選ばない品種です。

市販の草花用培養土で育てるか、赤玉土を7、腐葉土を3の割合で混ぜた土を使うと育ちが往々にして良いです。

水はけのよい土が適しています。

 

植え替え・植え付け・種蒔

1年中、植え付けは可能な種ですが、3月から4月が種まきに適しています。

苗から育てる場合も同様で、3月から4月が適しています。秋の9月から10月に植え付けることも可能なことは可能です。

ただし、降雪地帯では、秋の植え付けは適していません。

根のはりがあまりよくないものは、寝付きをよくするために、葉や、枝をある程度落としてから植え付けて下さい。

鉢植えで育てている場合は、鉢の底から根が伸びているのが見えたら、1周り大きな鉢に移し替えて下さい。

挿し木の適期は、6月から7月です。真冬から芽出しの時期いがいだといつでも可能です。

 

増やし方

挿し木が1番簡単な増やし方です。

枝の先端を20センチから10センチの間で切り落として、赤玉土やなどの清潔な土で育てて下さい。

水はけがよく、やわらかい土が理想です。挿し木をした後は、土が乾かない程度に水をやって、発根を促進させます。

他には、取り木です。こちらの方法は、茎の途中から根を出させて、株を増やすという方法です。

6月から7月ころに、枝の樹皮を木質部まではぎとって、水苔で湿らせたビニールで覆って下さい。

それを紐などで固定します。水ゴケの水切れには注意して下さい。

2ヶ月ほど立って、発根がかくにんできたら、もとの株と切り離します。他には、果実から種を得る方法です。

アオキは雌雄異株で、花は咲かせることはできても、つがいとして機能しないと果実をならせることができません。

種は通常市販されていないので、種から育てるには、自生しているアオキの果実を持ち帰るか、自分でアオキの雌雄を揃えなければなりません。

アオキの雌雄を隣に置かなくとも、ミツバチなどがポリネーターとなって、受粉の決起を作ってくれます。

園芸品種の班入り品種は、雌木でもあまり実付きはよくないです。葉を鑑賞するものと割り切って下さい。

 

病気・害虫

カイガラムシがつきやすいです。

そして、カイガラムシの排泄物・分泌物などが菌床にして、すす病菌が増殖しすす病を発症します。

葉などに黒い斑点ができる病気です。すす病菌が発生すると、罹患した植物の葉や茎、枝などが黒色で覆われます。

ビジュアル上の問題だけで住めばいいのですが、美しさを損なうだけでなく、光合成や葉の表面からの水分の蒸散がうまく機能しなくなり、生長が立ち行かず、最悪のケースだと枯れてしまうこともあります。

対策としては、黒ずんでいる葉っぱを見かけたら、その葉を取り除くことです。

その上で、殺菌剤を散布します。まずカイガラムシの幼虫を見かけたら、歯ブラシなどで駆除してください。

 

管理温度

アオキは、日本のいたるところで自生している植物であり、管理温度に関して神経質になる必要はありません。

唯一、低木で、背の高い落葉樹を日よけにして生きてきた植物ですので、強い直射日光は避けて下さい。

東北でも生えています。-12℃から-18℃程度でしたら問題なく耐えられます

 

種類・品種

アオキには様々な品種があります。まず、降雪地帯の豪雪に耐えるように、自然とアオキから枝分かれして発生したヒメアオキがあります。

アオキは最大で3メートルほどになる木ですが、こちらのヒメアオキは1メートルほどにしかなりません。

園芸品種として、班入りのものなどがあります。

葉の班の形態系統によって分類されており、たとえば、”星宿り“、こちらは、黄色い斑点が水面の反射のように輝いていている品種です。

アオキの種類は多種多様で、遺伝子の個体変異も多く、班入りのものは、さきほどあげた散り班や、葉のフチを覆うような模様がある覆輪、葉の中央部分に班がある中班、葉の形が違うホソバ系統、亀甲葉系統、などがあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

アオキは、紫色の小さな花を、咲かせます。雌花と雄花があるのですが、雄花のほうがわずかに大きいです。

花の数も多いです。また雌花のほうがわずかに開花時期がおくれて来ます。

まず花序だけが、だんだんと表に立ち現れ、それがだんだんと拡大していき、花を開くスペースを形作ります。

つぼみはキラキラと輝き、花が咲き、葉があとから下に生えてきます。

 

トリビア

風水

鬼門・北東に置くと、吉相を呼び込むと言われています。

北東は、冬場は日が差さないので、通常の樹木は適していませんが、アオキのような半陰樹は、北東に植えても生き抜くことができます。

また鬼門は日光を導入する必要があるのですが、アオキの場合はそもそも低木なので、日差しを遮ることを気にすることはありません。

 

花言葉

アオキの花言葉は4つあります。「若く美しく」「初志貫徹」「変わらぬ愛」「永遠の愛」です。

4つとも、似たような性質の言葉ですね。アオキは常緑樹で、耐寒性も高いです。

そこから、初志貫徹、永遠の愛といった花言葉が生まれました。

 

由来伝承

アオキは葉っぱだけでなく、枝も緑色をしています。

昔は緑色も「青」と通常言いましたから、そこからアオキと名付けられました。

 

まとめ

アオキは、木が若いうちはまだ小さいので、剪定する必要もありませんが、木が成長し始めると、枝葉が茂って、風通しが悪化します。

風通しが良くないと、カイガラムシの繁殖のきっかけにもなりますし、すす病にもなりやすいです。見た目にも美しくありません。

なので剪定する必要があるのですが、いらない幹や、古くなりすぎてコルク質になった幹を株元から切り落とすと、全体のバランスとしてシュッとしたものになります。

風通しも改善されます。また、全体を飛び抜けて伸びすぎた枝は、バランスを考えて切ってもいいです。

間引きする際は、根本から切り落として下さい。

全体を整えるために剪定する場合は、他の枝のながさと合わせて切り詰めることです。1

7世紀から18世紀にかけて、未知数の新たな有用な植物を追い求めた人達がヨーロッパにいました。

プラントハンターと彼らは呼ばれていて、彼らは、園芸用のみならず、食用や薬用、香辛料としての植物を追い求め、世界中の植物を探し求めます。

植物によっては、プラントハンターに莫大な財産を与え、未開の地を練り歩くことが、単なる冒険心ではなく、一攫千金の旅であった時代がありました。

アオキは、ヨーロッパには1783年には渡っています。プラントハンターが、その常緑樹としての性質、冬に赤い実をならせることに感動したためでした。

しかし、そのプラントハンターはアオキが雌雄異株であることを知らず、ヨーロッパでは長らく雌木のみがあり、果実を実らせないという状態です。

そして、1860年、ロバート・フォーチュンが来日します。

彼は、中国が当時独占していたチャノキをインドに持ち帰ったことで有名な人です。

菊やラン、ユリなどの東洋の代表的観賞用植物を”発見”したのも彼です。ロバート・フォーチュンははアオキの雄木も日本から持ち帰り、イギリスに送って、赤い実をならすことに成功しました。

アオキは、このようなストーリーからもわかるとおり、ヨーロッパからも関心が昔から高く、世界中で園芸用品種として定番の植物となっています。

あまり高く成長もしませんし、半日陰でも育つアオキを、1度育ててみてはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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