ホタルブクロの画像

ホタルブクロの育て方

  • キキョウ科
  • カンパニュラ属

ホタルブクロの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Campanula punctata

別名

蛍袋,チョウチンバナ,トッカンバナ

原産地

日本、シベリア

ホタルブクロの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

1
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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ホタルブクロの育て方の画像

ホタルブクロの育て方

ホタルブクロは、見た目はしおらしく、繊細な佇まいをした植物ですが、山野草の一種であり、ジャガイモのように、地下茎で増えていきます。

個体の増え方も横へ横へです。

同じホタルブクロ属の仲間として、英国式の庭造りに欠かせないカンパニュラがあります。

基礎情報

日当たり

ホタルブクロは、日の当たる場所を好みます。日当たりが悪いと花つき・葉つきがよくなりません

倒れ咲きや、茎が細くなり、葉と葉の間が間延びしてしまいます。いわゆる「徒長」と園芸界隈で言われている状態です。

直射日光をずっと浴びるような環境も良くないので、半日陰になる環境で育てて下さい。

 

置き場所

日当たりと、風通しの良いところに置いてあげて下さい。ただし、直射日光を浴びすぎると、弱ってしまいます。

暑さにも強くありません。鉢植えで育てる場合は、陽の照りが強い日などは室内に置いてあげて下さい。

地植え・庭植えの場合は、木陰や、軒近くなど半日陰に置いて下さい。

 

水やり

地植えの場合は、植え付けて直後2週間ほどは、しっかりと水を与える必要はありますが、それ以降は自然の降雨のみで十分です。根付いたあとは水やりはあまり必要ありません。

あまりに日照りが続いたときは、水を上げて下さい。

鉢植えで育てる場合は、3月から10月の植物が旺盛に発育する期間は、毎日地面を濡らすように、しっかりと水やりを行って下さい。

冬の間は、土がカラカラに乾いたようでしたら、水を上げて下さい。

冬の間は、土がカラカラに乾いたようでしたら、水を上げて下さい。

ホタルブクロは、冬の間は地上部は姿を消して、生育もしませんので、水を必要としません。

乾き気味に鉢植えを管理して下さい。ホタルブクロは、冬は休眠期です。

 

肥料・追肥

地植えで育てるのでしたら、元肥を与えます。緩効性の化成肥料です。用土に、化成肥料を混ぜて下さい。

肥料はなくとも、丈夫な山野草なので問題なく育つのですが、花つきや、花の本数などを気になさるのでしたら、開花する6月から7月の二ヶ月前、4月から5月の間に追肥として、緩効性の化成肥料を施して下さい。

鉢植えの場合も同様で、植え付けてしばらくたって、成長する4月から5月に、希釈した液体肥料をひと月に2回ほど、ホタルブクロに与えて下さい。

ホタルブクロは山野草で、日本の各地に自生している種ですが、その自生しているときの姿を再現したかったり、山野草の野趣を楽しみたいといったような方もたくさんいらっしゃいますので、肥料は枯れそうなときに、コンディションケアとして与えるだけに留めるのも一つの方法です。

 

用土

赤玉土(小粒)を4、と鹿沼土を4、腐葉土を2の割合で混ぜた用土が好ましいです。

有機肥料を混ぜた用土だと、赤玉土(小粒)を7、腐葉土を2、牛糞を1の割合でつくっても構いません。

土の用土づくりが苦手だという方や、肥料を控えめにして、ホタルブクロを野山に生えている状態に近いものにしたいという方は、市販されている草花用培養土に、鹿沼土を混ぜて植え付けて下さい。

 

植え替え・植え付け・種蒔

タネ巻き、植え付け、植え替えともに、2月から3月ごろが適しています。

ホタルブクロのタネは非常にこまかく、無造作に蒔いてしまうとタネが重なってしまいますので、タネを蒔く場所に板あるいは割り箸などを置き、うすく土に、へこみ・筋をつくります。

そうしてできた土の溝にそっとタネを蒔いていく方法がおすすめです。

タネをまいた後は、薄く膜を作るように覆土をかけてください。

タネが隠れる程度です。このタネまき方法で育てる場合、水やりは底面潅水システムがオススメです。

播種箱に蒔いて育てた場合は、本葉が数枚姿を見せたら、ポット上げして下さい。

ホタルブクロはタネの値段も安く、育てやすいので、わざわざ定植するための苗作りをする手間を省いても、十分に花は楽しめます。

花壇などで育てる場合は、タネを蒔く2週間ほど前から花壇あるいは庭の土をたがやし、腐葉土や有機肥料・緩効性の肥料を混ぜて、表面を固めない程度にならしておきます。

そして土にたっぷりと水を与え、ホタルブクロのタネをまきます。

そして、先ほどと同じように覆土を膜を張るようにかぶせて、土の表面に、細かい目のジョウロをつかって、勢いすくなく、そっと水やりをしてください。

 

増やし方

株分けがオススメです。ホタルブクロは地下茎が横に横に広がっていくので、狭い鉢だと根詰まりをおこしやすいです。

なので、地植えを推奨しています。

2月から3月の、子球がたくさんできる時期に、親球から傷付けないようにとって、また土の中に埋めていきます。

また、できたタネから増やすこともできます。ホタルブクロは雄性先熟といって、まず雄しべが出来て、その後に雌しべができます。

自家受粉を避けるためです。そして、雄しべのあとに雌しべができて、雌しべが受粉すると、タネが出来て、果実ができます。

しかし、この果実はあまり長持ちせず、熟してしまうと避けてタネが下にこぼれてしまいます。

ホタルブクロのタネは細かく、探すのは大変ですし、タネの劣化の要因として、光と水分(湿度)と酸素です。

宿年そうなので次のとしもホタルブクロは花を咲かせてくれますが、できるだけタネを良好な状態で採取したいのであれば、熟す前に、果実が茶色や黄色くなったころに、採取して下さい。

そのままお茶パックなどの密閉できる空間で保存し、乾燥するまで放置します。

採取したタネは、密閉できるチャック式のビニール袋などに入れ、冷蔵庫に保存して下さい。

 

病気・害虫

ヨトウムシがつきやすいです。

ヨトウムシというのはハスモンヨトウやシトシタヨトウなどの種類を含めヨトウムシと呼ばれていて、蛾の幼虫です。

よく米ぬかなどを好む虫です。ヨトウムシは、夜に主に活動し、「夜盗虫」と呼ばれています。

対策としては、防虫ネットを張ったり、殺虫剤をふりかけることです。

また、昼間は株元の土の中に潜んでいるので、土を根を傷つけないようにほって、探して駆除するのも方法の1つです。

ヨトウムシの卵は葉裏にびっしりと生えていますので、葉裏の卵が孵化する前に葉ごと処分しましょう。

 

管理温度

ホタルブクロは、日なたを好む植物で、真夏はやや遮光する必要はありますが、暑さには特に気を使う必要はありません。

耐寒性も高く、寒さには強い種です。冬には地上部が枯れてしまいますが、とくにケアしなくとも、翌年また花を咲かせます。

 

種類・品種

主に園芸の場では、カンパニュラと呼ばれるグループがあります。

カンパニュラというのも、ホタルブクロ同じホタルブクロ属に属すのですが、こちらは主に地中海沿岸に生育していています。

最もポピュラーなのはフウリンソウです。大きいものでは草丈が1メートルにもなり、その名の通り風鈴のような形をした花が特徴です。

葉はロゼッタ状に広がっていきます。そのフウリンソウは、最近ではカンパニュラ・メディウムとしても呼ばれることが多いです。

他には、白糸ホタルブクロとして市場に流通しているカンパニュラ・タケシマナがあります。

こちらはフウリンソウやホタルブクロと違い、花が裂けていて、キキョウ科の花であることを強く感じさせます。

また、ホタルブクロの変種で、ヤマホタルブクロというのもあります。

見た目はほぼ一緒ですが、花弁の外側、萼と呼ばれる部分が、違います。

ホタルブクロには隣り合う萼と萼の間に、付属品のようなものがあります。

副萼片というのですが、ホタルブクロには反り返った副萼片があり。ヤマホタルブクロには副萼片がありません。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ホタルブクロは、白色から濃紫色または紅紫色の、釣鐘型の花を、おじぎをするように、うつむいて下向きに花を咲かせます。

花の大きさは4センチから5センチほどで、花のヘリに、浅い切れ込みが5つ入っています。

関西では白系統のホタルブクロが多く、関東では紫系統のホタルブクロが多いです。

 

トリビア

花言葉

ホタルブクロの花言葉には、「正義」「忠実」「貞節」などがあります。

「正義」「忠節」「貞節」は、ホタルブクロの花が、まるで教会の鐘のようであり、花言葉はそこから由来していると言われています。

 

由来伝承

諸説ありますが、ホタルブクロの名前の由来は、昔の子どもたちが、よくホタルを捕まえる際に、このホタルブクロの花を使って捕まえて遊んでいたという説、またこのホタルブクロの花のような袋にホタルを捕まえていて、その袋に形状がにていたからという説と、提灯の古い名前「火垂る袋」が転じて、その提灯のような形から名づけられたという説などです。

地域によっては、ホタルブクロを「提灯花」と読んだりもしています。

英名の”Bellflower”は、花の形が教会の鐘に似ていることから名付けられています。

 

まとめ

ホタルブクロは野草花です。日本全国どこでもみることができます。

繁殖力は旺盛で、花壇などに植えっぱなしにしておくと、増えすぎて困るくらいには強い生命力を有しています。

庭に植えると、自然の野山の雰囲気が感じられて、とても趣があります。

草の大きさは、最大で80センチ程にもあるので、鉢植えでそだてるのでしたら、大きめの鉢を用意する必要があります。

野草で、害虫や病気の心配もほぼありませんし、一度植えれば、毎年花を咲かせてくれます。

こぼれ種でもよく発芽しますし、日向でないと育たないということもありません。

ホタルブクロを育てて、子どものころに見た、山野の風情を、自分で作り上げることは、きっと素敵なことだと思います。

ホタルブクロの花は下向きに、うつむいて咲きますが、カンヒザクラも同様に花を下に向かって咲かせ、カンヒザクラの種小名”campanulata”の意味は、”カンパニュラのような “という意味です。

草丈も高く、庭の塀を囲うようにして、ホタルブクロは生育し、普段とは違う環境を演出しくれます。

園芸品種らしい花を育ててみるのもいいのですが、育てるのも容易で、野山を自宅に再現できるホタルブクロ。

1度これを機に栽培を検討してくれれば幸いです。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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