カンパヌラの画像

カンパヌラの育て方

  • キキョウ科
  • カンパニュラ属

カンパヌラの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Campanula punctata 'Pink Octopus'

別名

蛍袋,ホタルブクロ,カンパニュラ

原産地

日本、シベリア

カンパヌラの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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カンパヌラの育て方の画像

カンパヌラの育て方

ピーターパンでもおなじみの、妖精のティンカーベルが着ている服に似たような形をした花のカンパヌラ。

可愛らしい小さなベルを想像してしまい、絵本や童話でその姿は度々と登場しますね。

ファンタジーにぴったりな、カンパヌラを育ててみましょう。

基礎情報

日当たり

カンパヌラは太陽の光を好みます。

日当たりが悪いと生長が鈍くなり、花つきが悪くなるどころか、最悪だと花が咲かなくなってしまいます。

日陰では育たないので、日当たりのいい場所で生長させましょう。

 

置き場所

日当たりがよく、風通しの良い場所が生育にピッタリです。間違っても日陰には置かないようにしましょう。

しかし、夏の高温時期の直射日光はカンパヌラにはきつすぎるので、そのままにしておくと萎えて枯れてしまいます。

鉢植えならば真夏は風通しの良い半日陰で管理し、カンパヌラの温度があがりすぎないように気をつけましょう。

地植えならば、遮光板で太陽の光を遮断するなど工夫して高温にならないようにしましょう。

できれば鉢植えだと、夏の時期の暑さ対策に困らなくなります。

春と秋は屋外に置き、夏は半日陰になる場所で管理します。

そして、カンパヌラは寒さに当てないと花芽をつけないので、冬は屋外で管理しましょう。

耐寒性があるので、土が凍らないかぎりは外に出していても大丈夫です。

大体5℃前後の気温にさらされると、花芽がつきやすいです。

カンパヌラに限らず、植物は霜に弱いので霜対策をしっかりしておきましょう。

 

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。受け皿の底に溜まった水は蒸れ防止のために、早めに捨てるよう心がけてください。

カンパヌラは高温と多湿に弱いため、梅雨から夏にかけて蒸れて腐ってしまうことが多くなるので、夏超えするために、いかに涼しくしてあげるかが重要になります。

剪定し、枯れた葉や茎は取り除いてあげることで、カンパヌラに隙間を作り風通しもよくなります。

蒸れないことを心がけるようにして水やりをしましょう。

冬は生育がゆるくなるので、水やりは控えてください。土が乾いた2、3日後に水をやるようにしましょう。

また、夕方に水をやると夜の間に気温が下がって水が凍る場合もあるので、冬場は朝に水やりするほうがベストです。

 

肥料・追肥

緩効性のある粒状肥料をあらかじめ土に混ぜ込んでおくとよいでしょう。

冬は生長が止まるため追肥しなくてもよいです。

それ以外の期間は月に2回から3回のペースで、液体肥料を2000倍ほど希釈して施します。

 

用土

カンパヌラは酸性の土だと生育が弱くなるので、庭土に石灰を混ぜるなどして弱アルカリに近い用土を作っておきましょう。

日本の土は全体的に弱酸性に近いので、植える前に予め中和させておくことをおすすめします。

鉢植えならば、腐葉土や堆肥などの有機物がふんだんに含まれた用土を使用しましょう。

草花用の培養土であれば、予め有機物が含まれているのでそれを買ってきてもよいです。

鉢植えに小粒の赤玉土6と腐葉土を4の割合で混ぜた用土を使用してもかまいません。

水はけのよい用土で育てましょう。

ピートモスを加えると排水性がよくなりますが、調整されていないピートモスは強酸性になるためカンパヌラと相性がいいとは言い難いので、鉢底石を使うなどして排水性を高めましょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

カンパヌラは花が咲いた後に枯れてしまいます。なので、植え替える必要はありません。

種まきは品種によって時期が違ってきます。二年草のタイプであれば初夏の5月から6月頃に、カンパヌラのメイシリーズやチャンピオンシリーズと呼ばれる品種は、8月から9月頃に種を撒くのがよいとされます。

種まきの仕方として、湿らせた川砂に種を撒き、発芽まで水を切らさないように日陰で管理します。

発芽して本葉が2、3枚生えてきたら、そこで鉢上げします。3号ポットが手頃な大きさになります。

またセルトレーに移植してもいいので、ここから苗を育てていきます。苗が育って根が回ってきたら、いよいよ庭か鉢に定植します。

この時、根を傷つけないようにしましょう。

カンパヌラのようなキキョウ科の植物は直根性といわれ、太い根が一本生えるタイプになります。

この根が傷つくと、最悪枯れてしまうの可能性が高くなるので気をつけましょう。

生長した苗は9月か10月上旬までに鉢か庭に定植します。

この時期までに移植を完了させなければ、冬の寒さに触れることができないので、花芽がつきません。

地植えならば、苗同士の間隔は30㌢ほど開けておくと、隙間が開くので株同士で多湿になりにくいです。

カンパヌラのタイプによって違うので、種まきと植え付けに適切な時期はしっかり把握しておきましょう。

花茎を支えるために、支柱を立てておくとよいです。

 

増やし方

基本は種まきで増やせます。カンパヌラは種を撒いても発芽率が高いので、増やしていくことは比較的楽な花の種類になります。

株分けもできるので、花の咲いていない秋の9月10月か、春の3月4月頃に行います。

鉢植えならば、根が鉢いっぱいに回ったタイミングで株分けすると手間が省けます。

親株の大きさによりますが、小さい株は手で2、3株ほどわけれますし、大きければナイフなどで5、6株ほどまで分けられるでしょう。

あまり細かくなりすぎると、難しくなるので注意しましょう。

 

病気・害虫

主な病気として、細菌によって引き起こされる菌核病や斑点病、白絹病や根腐病や灰色かび病が発症する可能性が考えられます。

感染した株は、根っこごと取り除くと他に連鎖しません

普段から風通しをよくし、水はけのよい環境にしておくことを心がけましょう。

また白絹病は放置しておくと、土中にいつまでも細菌が生き続けるので毎年繰り返し発病します。早めの処置が大切になります。

害虫はナメクジやヨトウムシの被害が多く、特にヨトウムシは葉を食い荒らします。

4月から5月、初秋の頃に発生しやすいので殺虫剤を散布して駆除しましょう。

ヨトウムシは名の通り、夜に活動する幼虫なので、夜回りパトロールをして捕殺するのも一つの手かもしれません。

 

管理温度

カンパヌラは寒さに当てないと花を咲かせないので、冬は霜避け対策をしてから屋外で管理します。

夏の高温多湿の時期は苦手なので、夏場に温度があがりすぎないよう温度管理してください。

 

種類・品種

和名では「釣鐘草」や「風鈴草」と呼ばれるカンパヌラは、北半球の温帯地域に約300種ほど自生するキキョウ科の花になります。

主に釣鐘草や風鈴草と呼ばれるものは「カンパヌラ・メディウム」とよばれる種類になります。

他にホワイトベビーと呼ばれる「カンパヌラ・コクレアリーフォリア」や「ホタルブクロ」、

ゲットミーとまたまた変わった品種のある「カンパヌラ・ポシャルスキアナ」と続きます。

ポシャルスキアナは学名であり、通り名は「カンパヌラ・アルペンブルー」と呼ばれているので、こちらの方が知っている方も多いことでしょう。

カンパヌラ・メリーベル」は種間交雑によって生まれた品種で、花期が長く従来よりも強い性質を持っています。

また外側に花びらが開くものは「カップアンドソーサー」と呼ばれ、カリカンセマという変種になります。様々な品種があります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

カンパヌラはキキョウ科に属するため、主に紫の花を咲かせます。

おとぎ話に登場するように、ベルのような形をしているため、絵本や童話などでは、妖精が住んでいる家のベルとして挿絵などで描かれるほどです。

紫の他に白色の花を咲かせることもあるため、すずらんにも似ています。

小さな釣鐘状の花が密集して咲くため、グランドカバーとしても人気が高いです。

 

トリビア

風水

フラワー風水でカンパヌラの紫を取り入れてもよいでしょう。

紫は直感やひらめきなどの色になるので、ワンランク上を目指すときや芸術センスを開花させたいときなどに、育ててみるとよいでしょう。

黄色い花と組み合わせて家のちょうど中央に飾ると、上昇志向で取り組めます。

 

花言葉

カンパヌラの花言葉には「感謝」「誠実」「節操」があります。カンパヌラはヨーロッパで古くから栽培されてきました。

キリスト教が主体となる地域なので、鐘といえば教会の鐘を指します。

なので、教会の教えに由来してこの3つの花言葉がつけられたと言われています。

また「思いを告げる」といったものもあるそうなので、プレゼントにピッタリな花言葉になります。

 

由来伝承

ラテン語で小さな鐘を意味する「campana」を語源としています。

文化と時代が違えど、人間はこの花姿を見ると誰もが鐘のようだと思ってしまうのが面白いですね。

またカンパヌラの伝承に、ギリシャ神話にまつわるものがあります。

カンパニューラと呼ばれた美しい精霊は、オリンポスの果樹園にある黄金のりんごを守っていました。

ある日、一人の兵士が果樹園に侵入して黄金のりんごを盗もうとします。銀の鈴を鳴らしてカンパニュールは助けを呼びますが、助けは来ずに兵士によって命を奪われました。

慈悲深い花の女神であるフローラは、カンパニュールの死を悼み、鐘の形をした花のカンパヌラにその姿を変えたそうです。

そこから神話になぞらえ、カンパヌラには「守れなかった命」という意味もこめられいるそうです。涙ぐましい悲話になりますね。

余談になりますが、カンパヌラにちなんでつけられた小惑星もあるそうで、カンパヌラが世界中で愛されていることがわかります。

 

まとめ

カンパヌラには隠された悲話もあり、ファンタジーにぴったりな花になりますね。

比較的初心者でも育てやすいので、種を買っても苗を買ってきても、栽培が楽な花になります。

暑さ対策をしっかりすれば、花期を楽しむことができます。

下から花を覗き込めるように、ハンギングバスケットで栽培しても楽しいでしょう。

グランドカバーとしても人気なので、庭いっぱいに植えてみても楽しいこと間違いなしです。

一面カンパヌラで覆いつくすと、もしかしたら妖精が遊びにくるお庭だ、なんてことになるかもしれませんね。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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