アスターの画像

アスターの育て方

  • キク科
  • エゾキク属

アスターの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Callistephus chinensis

別名

エゾギク

原産地

中国

アスターの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

やや強い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

開花

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
アスターの育て方の画像

アスターの育て方

アスターは赤や青、白といった色の違いだけではなく、一重咲きや八重咲きなど品種によって様々なバリエーションがある花です。

お盆の時期などは仏花としても使われる代表的な花のひとつです。

今回はそんなアスターの育て方についてご紹介します。

アスターの基礎情報

アスターの日当たり

日なたなどの日当たりの良い場所に置き、十分な日照量を与えて育てましょう。

日照量が少ない日陰などでは、茎が間延びして花つきが悪くなったり、花数が少なくなります。

 

アスターの置き場所

日当たりと水はけの良い環境で育てるといいでしょう。

連作障害を起こしやすい植物なので、庭などで育てる場合は連作を避け、5年以上の間隔をあけるようにしましょう。

 

アスターの水やり

乾燥気味の環境を好む植物ですが、乾燥が続くと開花が早まってしまい、株が弱まりやすくなります。

つぼみがつくまではしっかりと水やりを行うようにしましょう。

水は土の表面が乾いたのを確認してから与えるようにしましょう。

過湿には弱いため、葉やつぼみには水を当てないように、水やりを行う際は土に注ぐようにして与えるようにします。

1年草の植物ですが、秋まきをした場合は苗を育てながら冬を越す必要があります。

比較的耐寒性は強い植物ですが、屋外で管理する場合は霜よけなどの対策をするようにしましょう。

 

アスターの肥料・追肥

花つきや花数を良くするためには、しっかりと肥料を施す必要があります。

元肥の場合は、緩効性肥料を土に混ぜ込んでおきましょう。追肥はつぼみがついて開花するまで続けるといいでしょう。

薄めた液体肥料を10日に1回程度、もしくは固形肥料を置き肥で月に1回程度施します。

チッ素分の多い肥料は花つきに影響を与えるため、控えるようにしましょう。

 

アスターの用土

酸性の土は避け、水はけの良い中性の土を用意しましょう。

またアスターが連作障害を起こさないために、鉢植えの場合でも一度アスターを育てた土は使わず、新しい用土を用意するようにしてください。

日本の土は酸性のものが多いため、庭植えや地植えの場合は事前に石灰を混ぜ込むなどして酸度調整を行う必要があります。

同時に腐葉土を混ぜ込むことで水はけを良くするようにしましょう。

鉢植えの場合、市販の培養土であれば中性のものがほとんどであるため、そのまま使うことができます。

ブレンドで用意する場合は、赤玉土と腐葉土を6対4の割合で混ぜ合わせておきましょう。

 

アスターの植え替え・植え付け・種蒔

苗を植え付ける際は、苗の間隔を15cm以上あけるようにしてください。

植え付けの時期としては3月〜5月頃が適しています。種まきから育てる場合、種をまく適期としては春と秋の2つがあります。

秋に種をまいた場合は、春まきよりも少し早めに開花しますが、冬越しが必要となり少し難しいため、はじめての方は春まきから育てる方がいいでしょう。

用土に水分を含ませておき、種を土にまいたあとは軽く土を上から被せ、土が乾燥しないように水を与えます。

本葉が4〜5枚程度になれば、庭や鉢に植え付けることができるでしょう。

 

アスターの増やし方

アスターは種を収穫することで、増やすことができます。

種まきは春と秋に行うことができますが、秋まきの場合、寒冷地などでは霜よけなどの対策が必要となります。

 

アスターの病気・害虫

夏に花を咲かせるアスターは、病害虫が発生しやすい植物でもあります。

特に立ち枯れ病には注意する必要があります。連作障害のほか、高温多湿の環境が続くと発生しやすくなります。

また、酸性の土壌でも発生することが多いため、しっかりと石灰を混ぜ合わせるなどして酸度調整を施しておきましょう。

症状が進むと成長が止まってしまい、周りの植物へも感染する可能性が高いので、確認した場合は早めに切り取ったり、薬剤を使用して対策をしましょう。

そのほかにもアブラムシやウリバエなど、害虫の被害を受けることもあります。

害虫によっては葉やつぼみを食べられたり、病原菌を持ってきたりするため、こちらも見つけ次第早めに捕殺や薬剤で駆除を行うようにしましょう。

 

アスターの管理温度

アスターの生育に適した温度は、15℃〜25℃となっています。

高温多湿は避け、風通しの良い場所で育ててれば、問題はないでしょう。種の発芽には15℃から20℃前後が必要となっています。

 

アスターの種類・品種

アスターは中国の北部が原産地とされていて、キク科カリステフス(エゾギク)属の植物です。

和名ではエゾギク、英名ではチャイナアスターと呼ばれています。

アスターはもともと宿根アスターなどと同じアスター属の植物でしたが、現在では違うカリステフス属の植物とされています。

一般的にアスターというと、一年草であるカリステフス属のものを指すことがほとんどです。

夏から秋にかけて、菊の形に似た小さな花を多く咲かせます。

18世紀頃に日本やヨーロッパへ伝わり、園芸用として品種改良が行われてきた植物です。

赤や青、白といった豊富な色があるだけではなく、一重や二重、ポンポン咲きなど形や大きさまで品種によって細かく異なっており、様々なバリエーションを楽しむことができます。

日本で改良された品種には、茎の先でほうきのように枝が分かれる「ほうき立ち」、欧米やヨーロッパで改良されたもので根元近くで枝が分かれる「枝打ち」など、バリエーション豊富です。

代表的な園芸品種としては「セレネ」や「あずみ」、「シャギーディープローズ」や「ステラ」などがあります。

花径は3cm程度と、小さな花が集まるようにして咲くのがアスターの特徴ですが、「シャギーディープローズ」や「マッシュラベンダー」など、花径が8cmほどある大輪の品種もあります。

お盆の時期のお供え用や切り花用のアスターとしては、八重咲きや半八重咲きの品種のものが人気で多く使用されています。

 

アスターの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

開花時期は夏の7月頃から秋の9月頃までとなっています。

花の大きさは直径3cm前後の小さいものが多く、枝分かれしながらたくさんの花を咲かせます。

また品種によっては直径8cmを超える大輪のものなどもあります。

品種改良が行われ、品種は非常に豊富で、花の色は赤や紫、ピンクなどがあり、中でも青い色の花を咲かせる品種は貴重で人気も高いです。

花の咲き方も品種によって幅広く、一重咲きから八重咲き、丸く膨らむように咲くポンポン咲きなどがあります。

 

アスターのトリビア

アスターの花言葉

アスターの花言葉は花の色によっても異なりますが、アスター全体に共通した意味としては「変化」や「同感」「追憶」といったものがあります。

「変化」はアスターが品種改良によって花の形態が増えていったことや、豊富な色の花を咲かせることが由来となっています。

仏花や切り花としても使われることが多いことから、「同感」や「追憶」といった過去を思い出したり、他人と気持ちを共感させるといった意味も生まれたとされています。

アスターの花は、マーガレットと似ています。

花占いに使われることもあるためか、花の色別では恋愛や信じる心に関する意味を持つ花言葉が多くあります

白い色のアスターには「私を信じてください」、ピンク色には「甘い夢」、紫色には「恋の勝利」、青色には「信頼」や「信じているけど少し心配」といった意味があります。

花言葉の意味を込めてプレゼントとして渡す際は、贈る相手や関係性によって色を選ぶといいでしょう。

 

アスターの由来伝承

もともとは原産地である中国で自生している花でしたが、その後品種改良が行われ、多くの品種が生まれました。

18世紀にはカトリック神父がパリの植物園にアスターを送られたことで、ヨーロッパでの品種改良が始まりました。

アスターは人気の花となり、マーガレットなどと同じように、花占いで使われることもありました。

ドイツのゲーテによる有名な戯曲『ファウスト』の作中でも、少女マルガレーテがアスターの花を用いて花占いをする描写があり、当時の人々のあいだでも身近な花であったことがわかります。

日本へは江戸時代中期頃に伝えられたとされており、ヨーロッパや他の国々と同じように、品種改良が加えられるようになりました。

日本で生まれた園芸品種には「ほうき立ち」と呼ばれる、茎の上部で枝が分かれボリュームのある花を咲かせることが特徴の花があります。

夏の時期に見頃を迎え、花の形が菊に似ていることや、枯れた後も散らばらず辺りを汚さないといった理由から、日本ではお盆の時期などにお供え用の花として広く使われています。

もとはアスター属の植物でしたが、その後宿根アスターなどとは違う種類と分類され、1年草のアスターは、現在ではキク科のカリステフス(エゾギク)属となっています。

「カリステフス」という属名は「美しい冠」という意味の言葉で、原産地が中国であることから、英名では宿根アスターと区別するため「チャイナアスター」とも呼ばれています。

「アスター」はギリシア語が由来となっており、「星の形」という意味があり、これは花の形が星に似ていることからつけられたとされています

一般的にアスターというと、宿根草のものではなく1年草の種類のものを指します。

日本では「蝦夷菊(エゾギク)」とも呼ばれています。

これは花が菊の形に似ており、北の地方や北海道の古称である「蝦夷」のような寒冷地域でよく育つことからつけられたという説と、「江戸菊(エドギク)」という言葉が変化したものという2つの説があります。

 

まとめ

豊富な品種を持つアスターについて、今回はご紹介しました。

花の色が赤や白、紫やピンクと非常に豊富にある種類で、咲き方や大きさにも様々なものがあるため、自分の好みに合わせて選ぶことができる花です。

花の数が多く、ひとつの株だけでもボリュームのある花なので、いくつか種をまくだけでも夏の花壇や庭を綺麗に彩ってくれるでしょう。

園芸用や観賞用としてだけではなく、お供えものや切り花など、様々な使い方ができるのもアスターの魅力のひとつです。

連作を嫌う植物なので、毎年続けて育てる際は植える場所を変えたり、土を入れ替えるなどして対策するようにしましょう。

ぜひ一度育ててみてはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

『アスターの育て方』の記事をみんなに紹介してみましょう

花の新着コラム

花の新着投稿画像

花の種類

クリスマスローズ

庭植えの場合は、水はけのよい明るい日陰で育てます。鉢植えの場合は、生育期(秋〜春)は日当たりのよい場... クリスマスローズの育て方へ

ハナミズキ

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。地植えの場合は、よほど乾燥しない限り水やりの必要は... ハナミズキの育て方へ

ムシトリスミレ

広げた葉の表面から消化酵素を含む粘液を出して獲物を捕らえる食虫植物です。 ムシトリスミレの育て方へ

トキワマンサク

明るい日陰でも育ちますが、できるだけ日当たりの良い場所で育ててください。 トキワマンサクの育て方へ

サザンカ

サザンカはツバキと似ていますが、ツバキは早春から春にかけて咲く花で、サザンカの野生種は10月から12... サザンカの育て方へ

シラン

一年を通して日当たりの良い場所で育てます。 シランの育て方へ

GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料