カモミールの画像

カモミールの育て方

  • キク科
  • カマエメルム属

カモミールの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Chamaemelum nobile

別名

カモミール,ローマカミツレ

原産地

西欧

カモミールの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

やや強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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肥料

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開花

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カモミールの育て方の画像

カモミールの育て方

カモミールは多年草、または一年草で、キク科に属しています。

キク科のローマカミツレ属とシカキク属の植物が主にカモミールと称されます。

その2属の中ではローマンカモミールとジャーマンカモミールが代表的です。

基礎情報

日当たり

ローマンカモミールは日当たりのよい場所を好みますが、真夏には蒸れと暑さによって枯れてしまう場合があるので、

鉢植えにしたり、半日陰になる場所に植えるのが良いです。

ジャーマンカモミールの場合も日当たりを良い場所を好みますが、真夏が来る前に花期を終えて枯れます。

そのため、あまり気にせずに日に当たる場所に置いておくのが良いでしょう。

 

置き場所

ローマンカモミールは暑さと蒸れを嫌うので花の移動が容易な鉢植えに植えると良いでしょう。

半日陰となる場所を用意出来るならば地植えでも構いません。

ジャーマンカモミールは夏季の蒸れと暑さを経験する前に花期を終えて枯れるので、乾燥しない程度に日の当たる暖かい場所に植える、あるいは鉢植えにして置くのが良いです。

 

水やり

水は土が乾いた時にやる程度で良いです。ジャーマンカモミールは湿気た環境を好むので、乾燥させないように注意してください。

ただし、過湿も花の生育に悪く、根腐れを起こす場合があるので適度な湿気を保って下さい。

ローマンカモミールは極度な乾燥と過湿を嫌うので一般的な水やりを行ってください。

ローマンカモミールは寒さに強いですが、冬は霜が出来ると枯れる恐れがあります。

ですのでジャーマンカモミール、ローマンカモミール共に土が乾燥しないように適度に水やりを行うようにしましょう。

 

肥料・追肥

ジャーマンカモミールの場合は種を蒔く時や、植え付ける時に緩効性の肥料を土に少量与えて下さい。

それ以上与えると花の香りが鈍くなる可能性があるのでやめておいた方が良いでしょう。

ローマンカモミールの場合は生育期、開花期に与えて下さい。

なお、ジャーマンカモミール、ローマンカモミールには追肥は必要ありません

 

用土

カモミールの栽培には保水性があり、水はけのよい用土が必要となります。

鉢植えで育てる場合は赤玉土が7、腐葉土が3の割合の土を用いて下さい。

カモミールは酸性の土を嫌うので、地植えを行いたい方はあらかじめ土に腐葉土と苦土石灰を混ぜ込んで置いてください。

土壌の改良は種蒔きや地植えを行う1週間前には行っておくのが良いです。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ジャーマンカモミールは春か秋に種蒔きを行うのが一般的です。

ローマンカモミールは種蒔きを行って、種から育てるのはあまり一般的では無く、普通は苗から育てます。

また、ローマンカモミールは数年経過すると生育や花つきが悪くなるので、春に株分けをして植え替えをしましょう。

ジャーマンカモミールの場合は一度植え付けたらもう植え替える必要はありません。

 

増やし方

ジャーマンカモミールは秋に種を蒔く事で増やすことが出来ます。

ジャーマンカモミールの種は小さくて細かい点に注意が必要ですが、平皿などを使って水を吸わせて植え付ければ増やせます。

ローマンカモミールを増やしたい場合は、春に株分けを行うことで増やすことが出来ます

病気・害虫

カモミールにとっての害虫はアブラムシです。

カモミールを育てる際にチッソ分の多い肥料を使った場合や、風通しが悪いと花にアブラムシが付く可能性が高いです。

カモミールにアブラムシが付着していた時は速やかに駆除してください。

アブラムシへの対策としては、多湿となる環境を避けることや、風通しを良くするために枝葉を適度に間引くのが効果的です。

 

薬用や用途

カモミールには平滑筋と呼ばれる筋肉を落ち着かせる効果があり、腹痛や女性の生理痛を和らげてくれます。

また、カモミールにはアズレン誘導体という物質が含まれており、胃の粘膜を強化、修復し、胃の機能を改善してくれます。

カモミールの薬効としては抗痙攣、抗炎症、鎮静効果などがあります。

カモミールの香りや薬効は入浴剤や薬、化粧品など、色々な用途に使われています。

 

管理温度

カモミールは、暑さには弱いですが寒さには強いという特性があります。

そのため、15〜20度くらいの環境に置いておくのが良いでしょう。

室内で育てるのも構いませんが、風通しが良く、直射日光が当たらないようにするといった配慮をする必要があります。

 

種類・品種

カモミールには花のみに香りがあるジャーマンカモミールと、花だけでなく茎や葉にも香りがあるローマンカモミール、

そして香りはありませんが鮮やかな色が特徴のダイヤーズカモミールがあります。

ジャーマンカモミールはハーブティーにしても苦味がなく、飲みやすいのでよくハーブティーの材料に使われます。

ローマンカモミールは他のカモミールと比べて薬効が高く、ジャーマンカモミールと同様にハーブティーに使われますが、

こちらにはジャーマンカモミールと違い苦味があります。

また、持ち前の香りの強さで入浴剤やオイルの材料としても使われます。

ダイヤーズカモミールはカモミールならではの香りがありませんが、花の色がとても鮮やかであるので、もっぱら染色材料として利用されます。

また、ダイヤーズカモミールは他のカモミールと比べて薬効成分にも注目されないので、

ダイヤーズカモミールは薬効やカモミール特有の芳香を活かしたハーブティーや入浴剤としてではなく、

むしろその見た目を活かしてドライフラワーや切り花として利用されます。

 

収穫

カモミールの収穫時期は品種によって異なります。

ジャーマンカモミールは3〜5月頃が収穫時期で、ローマンカモミールは6〜7月頃、

ダイヤーズカモミールは5〜10月頃が収穫時期となっています。

カモミールは花びらが反った頃や、花の真ん中の花芯と呼ばれる部分が盛り上がってきた時が収穫に適した頃合いです。

ダイヤーズカモミールは花が十分に開いた頃に収穫してください。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ジャーマンカモミールは開花の際、他のカモミールと異なり、花の中央の部分が大きく膨らんでいるのが特徴です。

ローマンカモミールは花びらが上へと反っているのが特徴です。

ダイヤーズカモミールは同じカモミールとは思えない位鮮やかな黄色の花を咲かせます。

 

トリビア

風水

風水では玄関は気の入り口とされ、花を置くことで気の動きが活発になるとされています。

方角によって置くべき花は異なりますが、玄関の西側は金の方位であり、フローラル系の花を置くのが良く、

カモミールをお家に置く際には玄関の西側に置くことをおすすめします。

 

花言葉

カモミールは寒さにも耐えることが出来る一年草で、古来より薬草として使われてきた歴史があります。

そんなカモミールの花言葉は「清楚」、「あなたを癒やす」、「逆境に耐える」、「苦難の中の力」で、「逆境に耐える」という花言葉は、

寒さの厳しい環境に置かれてもなんとか耐えて生き抜き、たとえ踏まれても枯れること無くたくましく育つカモミールが持っている力強さが由来となっています。

「清楚」は昔から神様への奉納品として使われてきたこともあり、カモミールに一種の神聖さが付いたことが由来です。

「あなたを癒やす」という花言葉は現在に至るまで薬草として使われ、また、薬効が高いことに由来しています。

 

由来伝承

「カモミール」という花の名前は、カモミールがリンゴに似た香りを放つことからギリシア語で「大地の林檎」を意味する「カマイメーロン」から来ています。

また、カモミールの和名である「カミツレ」はカモミールのオランダ語名である「カーミレ」が変化したものであるとされています。

 

まとめ

今回はカモミールについてご紹介させて頂きました。

カモミールには香りが華やかなもの、効能に優れたもの、色が鮮やかなものなどがあり、カモミールを育てたいと考えている方は用途に応じてお好きなカモミールを選ばれたら良いでしょう。

また、カモミールは踏まれても育ち、寒さにも強いので、植物をあまり育てたことがないから不安に思っている方でも栽培し易い花です。

これを機会に、カモミールをご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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