皇帝ダリアの画像

皇帝ダリアの育て方

  • キク科
  • ダーリア属

皇帝ダリアの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Dahlia imperialis

別名

コダチダリア

原産地

メキシコ~中米

皇帝ダリアの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
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7
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肥料

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開花

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皇帝ダリアの育て方の画像

皇帝ダリアの育て方

高くそびえ立つ草丈に大きく花を咲かせる皇帝ダリアと呼ばれる植物があります。短日植物でキダチダリアという名でも有名です。

「ダリア界の王様」にもなっている皇帝ダリアの育て方についてご紹介していきます。鑑賞として用いられやすい植物です。

基礎情報

日当たり

皇帝ダリアは基本、日当たりの良い場所でも管理が良いでしょう。生育期は特に日当たり良くして当てます。

鉢植えでも地植えでも育てる環境として「日光」は重要です。

さらに、短日植物ですので花芽を付けさせるためにも日のある場所と暗い場所があるようにしておきましょう。

 

置き場所

鉢植えで育てている場合、冬場には、凍らないように室内に取り込みましょう。

暖房の効いた部屋には移動させないようにしましょう。暖房の風は乾燥しやすいので直接当たらないようにします。

置く場所がないという場合は、鉢ごと地中に埋めてしまうというのも一つの手です。

地植えで育てえいるのであれば、街灯などがあり昼夜明るさが変わらないとなると花芽がつきにくくなります。

夜の間は暗い場所に移しかえましょう。皇帝ダリアは寒さに弱いです

「霜」に当たるようなことがあれば即枯れて死んでしまいます。

 

水やり

鉢植えで育てている皇帝ダリアでは、春〜夏の間は土の表面が乾いてから十分に水を与えましょう。

特に夏場は朝1回と夕方に1回水やりをするように心がけましょう。

水が好きだからと言ってやりすぎると土の中が蒸れてしまい根腐れを起こすこともあります。

加減して水分を与えましょう。地植えでは、雨が土にかかれば水やり作業をしなくても育ちます。

あまりにも日照りが続いているようでしたら水やりを行いましょう。

冬場は乾燥気味に管理してあげると皇帝ダリアは喜びます。

越冬させるときも控えるようにしてください。冬でも地植えでは水やりの必要はないと考えておきましょう。

 

 

肥料・追肥

鉢植えの皇帝ダリアでは、生育期の5月〜10月を目安に緩効性で等量配合した化成肥料を施しましょう。

1ヶ月に1回のペースがいいでしょう。液体肥料を施すのであれば、1ヶ月に3回にしましょう。

植え付けのときに油かすや骨粉などの有機肥料を混ぜておくと育ちやすくなりでしょう。

庭植えでは、施肥しなくても育ちますので必要ではありません。

もし自作の土で赤玉土を利用したのであればリン酸が減ることがあるので元肥にはリン酸分が多めの肥料を施しましょう。

 

用土

まずは鉢植えで育てる場合の用土についてご説明します。

赤玉土と花と野菜の培養土を5:2の配合土にしましょう。赤玉土の代わりにバーミキュライトやパーライトを用いても良いです。

バーミキュライトは培養土の代わりにも使えるので便利です。

地植えでの用土では、中粒赤玉土と腐葉土を7:3の割合で作ります。

また、赤玉土を5割にしてピートモスを最大2割入れたものを使用しても構いません。

2週間寝かせておいた後、苔土石灰を1平方メートル当たり100gとして混ぜます。

また2週間程度寝かせましょう。皇帝ダリアには、「水はけ」と「水持ち」の良い土を選ぶようにしましょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

球根を植え付けるときは、新芽が出てくる前から新芽が小さい時期です。

3月〜5月が適期で、苗を植え付けるときも同じ時期です。

鉢植えの行う手順は、まず10号鉢〜それよりも大きいサイズの鉢を用意します。

用意できたら鉢の底に鉢底ネットと鉢底石を敷いていきます。鉢の半分のところまで用土を注ぎ入れていきましょう。

中心に球根(根塊)か苗を植えていきます。土を追加させる前に支柱を挿して固定しておきましょう。

1,5mの長さの支柱が丁度です。支柱を立てることによって芽が出てきたときに傷つけずに生育することができます。

庭に直接植えるのであれば、高さが3m以上で5m以下の支柱を購入しておきましょう。

何個も株を植えようものなら間隔を50cmよりも大きく空けて定植しましょう。

地植えの場合1ヶ月も前から土を耕して穴を掘ります。穴に苗を植えてつければ完了です。

苗は一回り大きい穴を掘り、球根では10〜15cm程度の穴を空け得ると植え付けやすいです。

植え替えも植え付けと同じ時期に行うと良いでしょう。

鉢の場合、3年連続で同じ鉢で育てていると「根詰まり」を起こしている可能性が大いにあります。

2年以降は植え替えるようにしてください。植え替えの際に、傷ついている葉を退かすと生育も順調になります。

皇帝ダリアは、日本では余り見かけることが出来ない種子を採取することもあります。

種子を使って発芽させるには、水はけのよい土で18度〜24度をキープしたまま1か月半〜3か月様子を見てみましょう。

発芽するまでは土を乾かさないように水やりを忘れないで下さい。育苗ポットは10cmの大きさのものを使用します。

ポットに種を撒いたら土を軽く被せて明るい場所で管理します。

 

増やし方

増やし方には、分球(株分け)と挿し木という2つの方法があります。植え替えを行うと同時に分球を行います。

1つの株に付き1つ以上の芽を付けたものを4・5個になるように分けます。

皇帝ダリアの場合、茎と塊根の間から新しい芽を出します。芽と茎(つなぎ目)を折らないよう慎重に切り分けましょう。

切り分けにはハサミを使うことが多いですが塊根が堅いこともあるのでノコギリを用いる場合もあります。

挿し木では、前年の茎か新芽が出ている株を使うかのどちらかになります。

前年の茎を利用する場合挿し穂を作っておく必要があります。花が咲いていて蕾がたくさんあるうちに確保しておきます。

寒波などの影響で枯れてしまい挿し穂が取られなくなったら元も子もありません。

まずは根本から2・3節を残して切り取ります。確保した茎に枝葉がついているのであれば全部切り取って茎だけにします。

根本に2・3節残した株は年を越して春にまた芽が生えてくるので捨てずに継続して育てましょう。

分断した茎は節ごとにカットしていきます。

節の切り方として1つの節の上を短くし、下を長めに切っておくことで上下が見分けやすくなります。節の保存します。

ポリバケツ(35L)に気泡緩衝材などの包装用のシートを内側に貼り付けて防寒対策します。

湿り気のある赤玉土を用意します。ポリバケツに赤玉土を5cmほどの高さになるように注ぎ込んで平にします。

上に挿し穂を乗せてまた5cm程度土を被せていきます。これを交互に行います。

いっぱいになったらポリバケツに蓋をして来春まで保管します。保管場所は軒下に配置しましょう。

3月になったら挿し木の準備に取り掛かりましょう。挿し穂を保存したポリバケツと赤玉土とパーライトを使います。

赤玉土とパーライトを7:3の割合で混ぜ合わせ挿し床を作ります。

出来たらポリバケツから挿し穂を取り出して用意した土の中に挿します。

40日程度すると発芽または発根し始めます。上手く育った苗は10cm〜12cmの育苗ポットに植え替えしましょう。

ポットには市販の花と野菜の培養土を入れます。ポットで14日間程育てられたら鉢植えか地植えに定植させてください。

 

病気・害虫

特に気を付ける病害虫はありません。比較的強い種類になります。

ただ、まれにアブラムシが発生することがあるので、見つけ次第駆除しましょう。

数の少ないうちならば、テープなどでペタペタひっつけると薬剤を使わずに駆除することができます。

手っ取り早く済ませたいならば、「粘着くん」という住友化学株式会社が開発した天然由来の薬剤散布がおすすめです。

デンプン質なので、環境に優しい薬剤となります。

自宅で簡単に作成できる駆除方法として、牛乳をつかったものがあります。

霧吹きに牛乳をいれ、直接アブラムシに噴き付けます。しばらく乾燥させた後に、今度は水を噴きかけて洗い流します。

牛乳により、アブラムシが窒息するのです。

この方法だと安心して利用できますが、噴きかけた牛乳が残っていると、衛生状態が悪くなるのできれいに洗い流しましょう。

 

管理温度

皇帝ダリアを種から育てて発芽させることができます。発芽温度には、18〜24度を保って育ててください。

さらに寒さには弱く気温が5度以下になると塊根が腐敗してしまいますので環境には注意しましょう。

 

種類・品種

皇帝ダリアはダリア属に分類されている27種類の一つです。

原産地をメキシコから中央アメリカなどに分布し皇帝ダリアはツリーダリアとしても有名で最も高いダリアになります。

ツリーダリアとは、茎が樹木のように木質に変化するためです。生長がうまくいくと最大でも6mにも大きくなります。

そこに花を咲かせるのですから豪勢ですね。

品種には、皇帝ダリアの他に木立ダリアとも呼ばれている品種の「ダリア・エクセルサ」、草丈が2mで色鮮やかな花を咲かせる「ピンナタ」、淡い紫色の花が咲きシングルカクタス咲きの根源種とされている品種の「メルキー」があります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ダリアは赤色やピンク色の花を咲かせることが多いです。その他には紫色の花を咲かせる品種も存在します。

しかし開花期は11月〜12月上旬までと短命です。

さらに皇帝ダリアは光周性ですので、明るい時間を短時間にしなければ蕾をつけません。

街灯や部屋の明かりなどでも蕾がつかない原因になってしまいますのでダンボールなどで光を遮って日照時間を減らしましょう。

花芽形成を始めると蕾がついて花が咲きます。

 

トリビア

風水

皇帝ダリアには「免疫力」を高めてくれる効果があるとされています。

女性に対しては交感神経と副交感神経のバランスが調和され安定感が出来ます。

門の側や玄関に飾ることで健康的になり美しくいられるでしょう。一家団欒の効果も期待できます。

 

花言葉

皇帝ダリアの花言葉には、乙女の真心や乙女の純潔という意味が込められています。

晴天の日にピンクの花を咲かせた皇帝ダリアが映える様子から由来しています。

さらに品格のある花を咲かせるところから「優雅」「華麗」という意味も持ち合わせています。

その他には、「感謝」「移り気」「不安定」と言う花言葉もあります。

 

由来伝承

皇帝ダリアには、木立ダリアとインペリアルダリアという別名があります。

「ダリア」とは、植物学者のダールから名付けられました。

「皇帝」には、花の気品さと天に向かって伸びていく姿をかけ合わせています。

この皇帝という名前には革命を起こしたナポレオンの妻、ジョセフィーヌの話が由来しています。

皇帝ダリアは、「ダリア界の王様」という呼称もあるほど気高く優雅な植物です。

 

まとめ

ダリア界では王様扱いになっている皇帝ダリアは秋の空にとっても似合います。

特徴や花の咲く時期などしっかり把握していれば難しくはないです。

免疫力も高めてくれる皇帝ダリアを是非ご自宅で飾った見てはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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