サイネリアの画像

サイネリアの育て方

  • キク科
  • ペリカリス属

サイネリアの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Pericallis hybrida

別名

シネラリア,フウキギク,フキザクラ

原産地

カナリア諸島

サイネリアの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

種まき

1
2
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4
5
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7
8
9
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11
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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サイネリアの育て方の画像

サイネリアの育て方

サイネリアは花の色や咲き方が非常に豊富で、日本では冬の鉢植えの花として多く育てられています。

花が球状に集まって咲くのが特徴で、可愛らしさのある人気の種類です。

今回はそんなサイネリアの育て方についてご紹介します。

基礎情報

日当たり

発芽後しばらくは半日陰などで管理をし、それ以降は日当たりの良い場所に移動して育てるといいでしょう。

花つきを良くするためには十分な日照量が必要です。

 

置き場所

冬に見かけることの多い花ですが、寒さにはあまり強くないため、12月以降は室内の日当たりが良い、窓辺などの場所で育てるようにしましょう。

特に市販で売られている苗などは温室で生産されたものが多く、寒さには慣れていないため、注意が必要です。

真冬でも5℃を下回らない暖かい地域であれば、徐々に寒さに慣れさせていくことで、屋外での冬越しも可能となります。

乾燥や高い湿度にも弱いため、室内で育てる場合は暖房などの風が強く当たらないようにしましょう。

 

水やり

土の表面が乾いていたら、水を与えるようにしましょう。

サイネリアは本来多年草の植物ですが、日本の夏のような温度と湿度の高い環境には耐えることができないため、夏前には枯れてしまうことが多く、1年草として扱われています。

挿し芽などを行わずに夏越しはすることは難しいでしょう。

冬になってサイネリアが開花を始めると、土の中の水を吸い上げる力が強くなります。

水切れを起こしやすい種類でもあるため、しっかりと水を与えるようにしましょう。

葉や花びらに水が当たってしまうと湿度が高くなってしまったり、花が痛む原因になるので、水は土に注ぐようにやさしく与えるようにしてください。

また庭植えなど屋外の場合は雨が当たらないように、軒下などに植えるようにしましょう。

 

肥料・追肥

元肥にはリン酸が多く含まれた緩効性の肥料を施すといいでしょう。

地上部のボリュームがあるサイネリアは、開花が始まる頃には元肥だけでは養分が足りなくなることが多いです。

花つきの良い状態を維持するためにも、生育期や開花時期である9月〜4月のあいだは10日に1回程度の頻度で、薄めの液体肥料を用いて追肥を施すようにするといいでしょう。

 

用土

水もちが良く、有機質が多く含まれた土を使用するといいでしょう。

赤玉土5、ピートモス3、バーミキュライト2程度で混ぜ合わせたものに緩効性肥料を適量混ぜ込みましょう。

市販の草花用培養土では養分が足りなくなったり、水もちが十分でないこともあるため、堆肥やピートモスを適量混ぜ合わせておくといいでしょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

サイネリアの種まきや苗植えは、9月頃に行うのが適しています。

冬の時期などにすでに開花した状態の株を手に入れた場合は、そのまま植え付けて育てるようにしましょう。

種を発芽させるためには、15℃〜25℃ほどの温度が必要になります。

発芽には日光が必要になるため、種の上から土は被せず、土の中が乾かないように水をしっかりと与え、葉が6枚以上になってから鉢やプランターに植え付けるといいでしょう。

肥料は必要ないため、赤玉土を用いた育苗ポッドなどで発芽させることができます。

種から育てたサイネリアは市販の苗に比べて、開花時期がやや遅くなりますが、寒さに強い株を育てることができます。

鉢植えの場合、苗の植え付けは一回り大きいサイズのものを用意するようにしましょう。

市販の鉢植えのものを購入した場合、根詰まりを起こしていることもあるため、大きな鉢に移してあげた方がいいでしょう。

日本では夏前に枯れることが多く、1年草として扱われているため、それ以外での植え替えは基本的には必要ありません。

 

増やし方

挿し芽を行うことで、増やすことができます。

挿し芽は4月下旬〜5月が適した時期になります。

暑さに弱いため苗のままでは夏越しが難しいサイネリアですが、挿し芽を行うことで育て続けることができます。

花茎を一度切り落とし、株元から出てきた新しい芽を摘み取って挿し芽に使います。

土はよく湿らせた赤玉土を用意し、定期的に水やりや肥料を施しましょう。

成長して大きくなるごとに、サイズに合った鉢へ移し替えます。

夏の時期は高い温度と湿度を避けるため、風通しの良い明るい日陰や半日陰で管理をするといいでしょう。

 

病気・害虫

サイネリアで気をつけるべき病気としては、灰色カビ病やうどんこ病があります。

灰色カビ病は細菌によって発症する病気です。

9月〜12月頃の温度が低く、湿度が高い環境で発生しやすく、サイネリアのような冬に花を咲かせる植物では感染することが多くあります。

症状としては、溶けるように葉や茎が腐らせたり、花に白い斑点をつくり、やがて灰色のカビが全体に広がっていきます。

一度発症すると治療することはできないため、発症部分は切り取って感染を防ぎましょう。

うどんこ病は9月〜10月頃、湿度の高い環境で多く発生します。

カビが原因となる病気で、葉の表面や株全体を粉のように白っぽく染めていき、光合成や生育を阻害します。

症状を確認した場合は薬剤などを使用して、カビが繁殖しないようにしましょう。

灰色カビ病もうどんこ病も高い湿度を好むため、風通しの良い環境を維持するなどして予防することが大事です。

害虫ではアブラムシやコナジラミに注意が必要です。

アブラムシや葉や茎、コナジラミは葉の裏など風通しの悪い環境が続くと発生しやすくなります。

栄養が吸われることで生育が悪くなるだけではなく、アブラムシやコナジラミの排泄物からすす病などが引き起こされる危険もあります。

見つけ次第、テープで引き剥がしたり、数が多い場合は薬剤を用いて駆除するようにしましょう。

 

管理温度

スペインのカナリア諸島が原産地であるサイネリアは安定した気温を好むため、厳しい寒さや暑さには弱い種類の植物です。

生育の適温は10℃〜20℃ほどとなっており、発芽には15℃〜25℃が必要となります。

日本では夏の暑さに耐えることができないため、1年草として扱われることが多いです。

冬も0℃を下回る環境では枯れてしまうため、室内に取り込むようにしましょう。

 

種類・品種

サイネリアはキク科のペリカルリス属の植物になります。

本来は多年草の植物ですが暑さに弱いため、日本では1年草として扱われることが多く、冬から春の間の鑑賞用の花として栽培されています。

原産地はカナリア諸島で、野生では約14種類ほどありますが、品種改良によって豊富な花の色や形を持つようになり、園芸品種では約2000種類ほどあるとされています。

人気がある品種としては、北アメリカで品種改良された「サイネリア・ケイカ(桂花)」や、大輪で豊富な花色がある「サイネリア・ティア」、小輪品種では「アーリー・パーフェクション」などがあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

12月〜4月に花を咲かせるサイネリアは、冬の鉢花として知られています。

キク科の植物であり、放射状の花をこんもりと集めるようにして咲くのが特徴です。

花色は非常に豊富で、青や紫、白やピンク、複数の色が混ざったものなど様々な品種があります。

花の大きさも花径3cmほどの小さなものから、花径8cmを超える大輪のもので幅広く栽培されています。

 

トリビア

花言葉

快活」や「愉快」、「喜び」がサイネリアの花言葉にはあります。

これらは、サイネリアが冬の時期に明るく元気な花を咲かせることが由来となっています。

イギリスなどでは花束のプレゼントとして、「すぐに快復して、元気になって」という意味を込めて、サイネリアが病人に贈られることもあります。

 

由来伝承

サイネリアはカナリア諸島が原産の植物です。

サイネリアという名前は旧属名が由来となっており、現在ではキク科のペリカルリス属に分類されています。

もともとはカナリア諸島などに14種類ほどが自生していましたが、18世紀頃にイギリスへ渡り、品種改良が加えられました。

現在、園芸品種として栽培されているものの多くは、ペリカルリスのクルエンツス、エリティエリ、ポピュリフォリウス、トゥシラギニスの4種が交配されたものとなっています。

そのため、学名ではラテン語で「ペリカルリスの交配種」という意味を持つ「Pericallis hybrida」という名前がつけられています。

園芸品種の多くは草丈が低く、花が球状に集まって咲くのが特徴ですが、「サイネリア・ケイカ」や「セネッティ」のように草丈が自然種に近い園芸品種もつくられるようになっており、背が60cmを超えるものは「木立ち性サイネリア」や「セネシオ」と分けられて呼ばれることもあります。

日本へは明治初期にヨーロッパから伝わり、昭和頃には鑑賞用の鉢花として定着しました。

もともとは英名と同じ「シネラリア」という名前で国内でも呼ばれていましたが、「死」をイメージさせるような響きであったため、現在では「サイネリア」という呼び方で一般的に流通しています。

また、和名では縁起の悪いイメージを払拭するため、「富貴菊(ふうきぎく)」、「富貴桜(ふきざくら)」といったサイネリアのボリューム感のある華やかさをイメージする名前がつけられました。

このような経緯から、日本では御見舞や祝い事などの贈り物としては相応しくないとされているため、プレゼントとしてサイネリアを贈る際には注意が必要です。

イギリスでは日本とは逆に、病気の快復や健康というメッセージを込めて、病人などにプレゼントで贈られることが多く、国によっても用いられ方が大きく変わる花です。

 

まとめ

今回は冬の鑑賞用としても人気が高いサイネリアの育て方についてご紹介しました。

高い温度には弱いため、日本では1年草として扱われているサイネリアですが、冬の室内を彩るには最適な花です。

地上部のボリュームがあり、小さな花がドーム状に集まって咲いてくれるため、ひとつの鉢を置くだけでも華やかな雰囲気にしてくれるでしょう。

豊富な花色と種類があるため、フラワーアレンジメントなどにも使うことができます。ぜひ一度、育ててみてはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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