フジバカマの画像

フジバカマの育て方

  • キク科
  • ユーパトリウム属

フジバカマの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Eupatorium chinense

別名

ユーパトリウム

原産地

東アジア

フジバカマの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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フジバカマの育て方の画像

フジバカマの育て方

フジバカマは秋の七草でよく知られ、夏の終わりから秋のはじめに花を咲かせる多年草です。

自然環境が減ったために自生のフジバカマは減っています。

フジバカマを家庭ではどのように育てれば良いのかまとめてみました。

フジバカマの基礎情報

フジバカマの日当たり

フジバカマはできるだけ日当たりの良いところで育てます。

半日向でも育てることも可能ですが、花の色や数が悪くなるので、やはり日向に置くようにした方がいいでしょう。

庭植えの場合は西日が当たる場所を避けて植えるようにします。フジバカマは極端な土の乾燥を嫌うからです。

 

フジバカマの置き場所

耐寒性や耐暑性を持ち合わせているフジバカマですが、その置き場所には少しだけ気を使ったほうがいいでしょう。

茎が細く丈夫ではないので、茎をまっすぐに育てるために風が強すぎるところを避けて置きます。

乾燥を嫌う性質のため、日当たりがよい方が良いですが、かと言って西日が直接当たるところに置かないようにします。

また、植える場所は地下茎が土の中で繁殖するので、予め土の中を板などで仕切っておき、広がりすぎないようにします。

フジバカマの繁殖力が原因で他の植物の生長の邪魔になることもあるからです。

 

フジバカマの水やり

フジバカマは乾燥を嫌う植物です。

地植えの場合は水やりに気にかけることはありませんが、3日以上日照りが続くようであれば朝と夕方に水を与えます。

鉢植えの場合は、成長期の春から秋にかけてたっぷりと水を与えます。一度水切れを起こすとひどく傷みます。

そのため水を張った容器に直接鉢を置き灌水させる「腰水」という方法をとると、底穴から十分に水を吸収させることができます。

ただし、長期間この方法を行っていると根腐れの原因にもなりますから、時々水をはった容器から出すなどして様子をみましょう

夏の暑さで水が高温になったり、冬には水が凍ってしまうこともありますので注意しましょう。

フジバカマは冬に休眠期に入ると水をあまり必要としません。

冬の水やりは乾かし気味で大丈夫です。

指で土が乾いていることを確認し、5日から1週間に一回程度にします。

ただし、地中では地下茎が生きているので極端に乾かすことのないように注意しましょう。

 

フジバカマの肥料・追肥

地植えの場合は、苗の植え付け時に肥料をあらかじめ施しておきます。

長期間にわたって効果が持続するように緩効性肥料や、腐葉土を混ぜ込んでおくことが多いです。これで追肥は不要です。

鉢植えの場合は、植え付け用の土に粒状肥料を混ぜ込んでおき、春に芽が出たら初夏まで液体肥料を与えます。

土に混ぜ込む肥料はチッ素、リン酸、カリウムが等量配合の化成肥料にします。

ただし、肥料が多いと株が軟弱に育つので花つきも悪くなります。

液体肥料も、普通の草花に与える濃さの2分の1で構いません。

 

フジバカマの用土

フジバカマは元肥に水はけと水もちのバランスのよい土を混ぜ込み使います。

自作するのであれば赤玉土(小粒)6:腐葉土4か、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:川砂土2の割合で混ぜた土がおすすめです。

地植えは、植え穴を掘った土に腐葉土を2割程度混ぜたものを使います。

 

フジバカマの植え替え・植え付け・種蒔

フジバカマの苗の本葉が5、6枚になったら鉢や地面に植え替えます。

時期は3月が最適ですが丈夫なので時期がずれても気にすることはありません

鉢植えは5号サイズの鉢に1株植えるのが目安です。

地植えは日当たりの良い土地を選び地表から下に根がある位置に、植え付けます。

他の植物と同じ場所に植えるときは20〜30センチほどの板を間に入れて仕切っておきます。7月に切り戻しをします

フジバカマは草丈が1.5メートルほどまで生長するので7月に一度切り戻しをすると花が咲く秋に程々の草丈にまとまります。

切った枝はさし芽に利用できます。鉢植えは根詰まりを防ぐために、毎年3月ころになったら1回り大きな鉢に植え替えます。

最終的には大きくて2メートルくらいになるので、ある程度鉢植えを楽しんだら地植えに切り替えるのも方法です。

地植えは3年に一度株分けをすると生育が良くなります。

株を掘り上げて、古い土や根をきれいに落としたらそれぞれの株に根が均等につくよう切り分けていきます。

1株に芽が2〜3個つくように分けます。この時、長い地下茎は1/3〜1/2に切って植えます。

ほとんど手間のかからないフジバカマですが、晩秋になり茎葉が枯れてきたら見苦しいので取り除きます。

地植えの場合はどんどん根を広げて芽数を増やしていきますし、鉢植えの場合も根づまりを起こしやすいくらい繁殖力があります。

 

フジバカマの増やし方

フジバカマの増やし方は種まきや株分け、挿し木から増やすことができます。

種まきは9月〜10月に行います。育苗箱に赤玉土など種まき用の土を入れたものに種をまき薄く土をかぶせます。

土が乾かないように水やりをして管理します。発芽して本葉が2、3枚になったら育苗ポットに移します。

本葉が5、6枚になったら鉢や地面に植え替えます。この時期としては3月くらいです。

株分けは植え替えをかねて3月頃に行います。

掘り上げた(鉢から抜いた)株は古い土をすべて落とし、地下茎2-3本で一株になるように切り分け、根を1/3ほどに切り詰めてから植え付けます。

挿し木は5月から6月、茎を先端から2から3節のあたりで切ったものを使用します。

下の方の葉は取り除いておきます。切り口を30分ほど水につけておいたものを、赤玉土など挿し木用の土に挿し木します。

根が出始めるまで明るい日陰で管理します。

 

フジバカマの病気・害虫

フジバカマの病気として挙げられるのは「うどんこ病」です。

うどんの粉をふいたような症状が葉に出て、光合成ができず枯れてしまうという病気です。

病気にかかった部分は切り捨て、薬剤を散布して拡大を防ぎます。

また、フジバカマはアブラムシやハダニがつきやすい植物です。

見つけたらすぐに薬剤を散布して駆除していきましょう。ハダニは乾燥した環境が続いたときに、葉っぱの裏に寄生する害虫です。

水が苦手なので、水やりのときに葉っぱにも霧吹きで水を吹きかけると予防につながります。

 

フジバカマの薬用や用途

乾燥させたフジバカマの茎や葉っぱは、お茶や漢方薬、入浴剤に利用されるとされていますが、フジバカマ本種は園芸店で入手できないので、自作して摂取することはやめておきましょう。

 

フジバカマの利用部分

乾燥させたフジバカマの茎や葉っぱには桜の葉のような香りを放ちます。

中国では「香水蘭」「蘭草」と呼ばれ、ポプリとして扱われてきました。

この香りは現代でもアロマに使用されています。

フジバカマの精油は珍しいですが、日本古来の奥ゆかしい春の風のように、桜もちの葉の香りと杏仁に似た香りがします。

防虫効果もあります。

 

フジバカマの管理温度

暑さや寒さに強く丈夫な草花なのでこれと言った対策は必要ありません。

根本が乾燥したら痛みますので、西日が当たりすぎないところで管理します。

 

フジバカマの種類・品種

フジバカマ、別名蘭草(ランソウ)、香草(コウソウ)、沢蘭(サワラン)です。

キク科・ヒヨドリバナ属に分類される多年草です。

秋に鑑賞して楽しむ「秋の七草」の1つとして、奈良時代より前から親しまれています。

葉に乳白色の斑が入るフジバカマ斑入りもあります。花は基本形と変わりません。

フジバカマとサワヒヨドリの雑種がサワフジバカマで、フジバカマの名で市販されている多くはこれにあたります。

栽培種は、原種のフジバカマを小型にしたような姿で花茎の色が全体的に紫色が濃いのが特徴です。

現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっています。

京都では、原種のフジバカマを保護する活動が盛んに行われています。

 

フジバカマの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

毎年8月から9月に、10月まで残る場合もあるが、直径5mmほどの小さな花を茎の先端につけます

赤や紫色をしており、糸のように突き出した雄しべが特徴です。

花の集まりは長さ10cm前後の房状になります。

秋の七草の一つで、万葉集で詠まれていたり源氏物語には「藤袴の巻」があるなど日本人に親しまれてきた草花です。

フジバカマ同様に絶滅危惧種の長距離移動で有名な蝶、アサギマダラがこの花を好んで蜜を吸います。

この花の蜜には有毒成分ピロリジジンアルカイドが含まれています。

 

フジバカマのトリビア

フジバカマの風水

季節ごとの花を楽しむことは邪気封じになると言われていて、秋の花としてフジバカマを使うことがあります。

 

フジバカマの花言葉

フジバカマの花言葉は「ためらい」です。フジバカマの小花が少しずつ咲いていくことにちなんでいます。

その他に「遅れ」「あの日を思い出す」があります。いずれにしても華奢な見た目から想像して情緒的な花言葉になっています。

 

フジバカマの由来伝承

フジバカマは秋に鑑賞して楽しむ「秋の七草」の1つとして、奈良時代より前から親しまれています。

奈良時代に中国から日本に渡来して野生化したと言われています。

河原や池のほとりなど水辺を好んで自生します。

しかし、、現在では国のレッドデータブックで準絶滅危惧種(NT)、京都では絶滅寸前種に指定されています。

市販されているものの多くは「サワフジバカマ」です。

茎と葉にクマリン系の香りがあり、中国では芳香剤として利用されてきました。

 

まとめ

フジバカマは暑さ寒さにも耐える丈夫さと、大きくなると1.5メートルにもなる草丈が珍しく、ガーデニングに取り入れられています。

もともと川沿いの湿った土地で自生していました。

水場の近くでの環境を好むため、水切れに気をつけることが重要です。

もともと日本に自生してきた野草であるがゆえに、肥料を控えめにします。

肥料が多くなると葉が増え花数が減ります。

地植えの場合は追肥も特に必要なく、地下茎を横にぐんぐん伸ばして毎年芽の数を増やして茂っていきます。

他の植物の邪魔をしてはびこってしまうので、他のものを植えないか、地下茎が伸びていかないように仕切りを埋めるなどの工夫が必要です。

強い野草であるフジバカマは手間のかからないガーデニング材料として最適です。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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