デルフィニウムの画像

デルフィニウムの育て方

  • キンポウゲ科
  • デルフィニウム属

デルフィニウムの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Delphinium

別名

原産地

ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、熱帯アフリカの山地

デルフィニウムの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

強い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
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肥料

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開花

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デルフィニウムの育て方の画像

デルフィニウムの育て方

デルフィニウムはキンポウゲ科に属する植物であり、デルフィニウムのなかまは世界中に分布しています。

デルフィニウムは可憐な花を咲かせるため園芸種として人気の高い植物です。

今回はそんなデルフィニウムの育て方を紹介します。

基礎情報

日当たり

季節によって管理法が異なりますが、基本的にデルフィニウムは光が好きな植物なため、しっかり日に当てます。

特に成長期にあたる冬場に日光不足になると、日光を求めて茎を長く伸ばしてしまいます。

これを徒長といいます。徒長してしまうと一部の茎だけが異様に伸びてしまう訳なので、

植物全体としての見た目やバランスが悪くなってしまい、鑑賞価値が損なわれてしまうため、気をつける必要があります。

デルフィニウムは暑さに弱い植物であり、夏場は休眠して成長しません。

そのため、夏場は光合成をほとんど行わないため日光をほとんど必要としません。

このため夏場は日当たりよりも温度管理を優先して涼しい風通しのいい場所に移動して構いません。

 

置き場所

日光がよく当たり、温度変化がなるべく少ない場所に置きます。

デルフィニウムは温度の急激な変化に弱く、

あまり周辺の温度差が激しい環境下に置くと、弱って最悪の場合枯れてしまいます。

昼間と夜間の温度変化などにも気をつけます。

温度変化が激しいエアコンの室外機の近くなどは温度変化が激しくなることが多く危険です。

当然、室内の冷暖房にあてる行為も良くありません。

また、デルフィニウムは乾いた場所に分布している植物であるため、湿度が高すぎると調子が悪くなってしまします。

根腐れを起こす原因にもなりうるので、

排水口の近くなどのあまりジメジメした場所には置かず、風通しのいい場所に置くのがベストでしょう。

 

水やり

デルフィニウムに暑さに弱い植物です。

そのため、日本の環境下では枯れてしまうことが多く、1年で枯れてしまう一年生植物として販売されることが多いです。

しかし自然環境下でデルフィニウムは、夏場活動を休止して夏越しすることによって何年も生きる多年生植物です。

乾いた日陰などに移動させて水やりを控えて管理することにより、日本の環境下でも夏越しができる場合があります。

この方法を用いれば、特に北海道や東北地方、

山間部などの気温の低い地域であれば、かなり高確率で夏越しが成功します。

それ以外の地域においても、成功率が高いとは言えませんが、成功例もあるので挑戦する価値はあります。

放っておいても枯れてしまうので、皆さんもデルフィニウムの夏越しに一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ヨーロッパのアルプス山脈やピレネー山脈、

中央アジアから中国にかけての山岳部、

シベリア等の寒い地域に自生しているデルフィニウムにとって、気温の下がる冬場は成長期です。

しっかり日光に当てて、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。

ただし、葉に水を直接かけると葉が傷んで枯れてしまう原因になります。

また、夕方に水を与えると土が氷り、植物を傷めてします原因となるので、水やりは午前中に行います。

水やりのポイントとしては、完全に土が乾いたら、

午前中にたっぷり水をやり、再び完全に土が乾くまでは水をやらないことです。

 

肥料・追肥

デルフィニウムは養分を好む植物であるため、秋から春の成長期にかけて肥料を与えると、より一段と成長が早くなります。

成長期にかけては用土に腐葉土を混ぜ込むのがオススメです。

また、肥料の種類に関しては園芸店で販売されている一般的なものであれば何でも構わないので、

月に1度ほど、定期的に肥料を与えます。

特に与えやすくてオススメなのが液体タイプの肥料です。

液体タイプの肥料は個体のタイプの肥料に比べて、植物に吸収されるまでの時間が短いという特徴があります。

ただし、吸収が早い分、すぐに土の中から肥料の成分が使い果たされて無くなってしまうため、

肥料切れを起こさないように定期的に継続して肥料を与える必要があります。

しかし肥料を与えすぎても植物の吸収量に限度があることから意味がなく、

逆に雑草や害虫を集めてしまう原因になりかねないため、肥料の分量は説明書に書かれている通りに与えてください。

 

 

用土

デルフィニウムは乾いた場所を好むため、用土に関しても水はけの良いものを選びます。

水を蓄えるような用土を用いると、最悪の場合根腐れを起こして枯れてしまいます。

このため、用土は水はけを第一に考えて選んでください。

一方でデルフィニウムは栄養分を多く欲する植物でもあるため、腐葉土を混ぜ込むことにより、成長が良くなります。

具体的な割合としては、

水はけのいい用土:腐葉土が8:2もしくは9:1ぐらいになるように加えてまんべんなく混ぜて用いるのがベストです。

 

 

植え替え・植え付け・種蒔

秋に差し掛かり、気温が下がってきた10月頃を目安に種蒔きを行います。

この時、気温が高すぎると発芽しないので気をつけてください。

そしてある程度成長したら植え替えや植え付けを行います。

植え替えや植え付けに関しては季節を問いませんが、根がしっかりと隠れるように深く植え付けるのがポイントになります。

 

 

増やし方

デルフィニウムの増やし方としては、種から育てる方法の他、

新芽を切り取って新たな用土に植え付ける株分けによっても増やすことができます。

ただし芽や種に関しても高温に弱いので注意してください。

特に種に関しては高温の環境下に置くことで発芽しなくなります。

そのため、デルフィニウムの種は冷蔵庫に入れて乾燥剤とともに保管するのが良いでしょう。

デルフィニウムの種は寿命が短く、あまり古い種は発芽しない可能性があります。

したがってデルフィニウムの種の購入は植える直前の方が良く、買い置きはしない方が無難です。

 

 

病気・害虫

病気としては、立ち枯れ病やうどんこ病が発生する場合があります。

これらの原因はウイルスによるものであり、ウイルスは土に含まれています。

このため、古い土を使い続けることによってこれらの病気が発生します。

古い土を使い続けないようにしましょう。

害虫に関しては、デルフィニウムは植物全体に毒を含んでいるため、害虫は他の植物に比べて付きにくいです。

しかし時にナメクジやヨトウムシなどの食害を受ける場合があります。

 

 

管理温度

温度管理としては急激な温度変化を与えないように気をつけます。

また、温度が高くなりすぎないように気をつけます。

具体的には25度を超えると弱って枯れてしまうので、25度以上にならないように気をつけてください。

一方で低温に関してはめっぽう強ため、日本の環境下において低温で枯れてしまうことはほとんど無いでしょう。

 

 

種類・品種

デルフィニウムの品種は、

花茎が長く伸びて迫力があるエラータム系、

茎が細く、まばらに花をつけるシネンセ系、

エラータム系とシネンセ系の中間の特徴をもつベラドンナ系の3種の系統に大分されます。

さらにその中で代表的な品種としては、

エラータム系に属して1m以上に成長する大型の品種であり、

花穂が長く伸びて八重の花をびっしりと咲かせるという特徴があるオーロラ、

オーロラと同様にエラータム系に属し、1m以上に成長して八重咲きの花を咲かせるが、

オーロラよりもまばらに花をつけるキャンドル、

細長い体ながらよく枝分かれして、

一重の花を点在して咲かせるベラドンナ、

シネンセ系に属し、花が枝分かれして咲くのが特徴的な、50〜80cmとやや小ぶりなミストラル、

エラータム系に属し、全長70〜80cmながら、花茎だけで50cm近くあり、密集した花が圧巻のマジック・フォンテンズ、

エラータム系で花茎だけで50cmを越え、全体では1mをゆうに超える大型種で、

八重の花を咲かせる迫力のある品種であるパシフィック・ジャイアントなどが有名です。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

デルフィニウムは多くの品種が存在しています。

デルフィニウムの品種は花の色によって大分され、大きく分けて青色系統、白色系統、紫色系統の3種類が存在しています。

デルフィニウムという植物名はイルカを意味するドルフィンが由来であることからわかるように、

海外ではデルフィニウムの花はイルカに例えられます。

 

トリビア

風水

青色の花は風水において仕事運に関係するため、仕事に関する運気を上げたい時にデルフィニウムは最適といえます。

また、背丈の高い植物は健康と金運に関係するため、そのような運気の上昇を狙う際にデルフィニウムが活用できます。

 

 

花言葉

デルフィニウムの花言葉は清明です。

名前の由来であるドルフィン(イルカ)に関連しています。

海外においても、寛大、楽しみ、愛着などを意味する花言葉が付けられています。

 

由来伝承

デルフィニウムの和名はオオヒエンソウといい、ヒエンとは飛燕、ツバメを表します。

大空を羽ばたくツバメの姿に花が似ていることからオオヒエンソウと名付けられました。

デルフィニウムがドルフィンに由来していることからも分かるように、

花の形が動物に例えられることが多い植物ですが、植物全体に毒を含んでいます。

実は毒草として有名なトリカブトとも近縁種であり、大量に食べると命に関わることから、

ペットや子供が間違って食べないように注意する必要があります。

 

 

まとめ

デルフィニウムの育て方のポイントとしては、温度です。

高温に弱く、低温に強いため、特に北海道や東北地方などでは特に育てやすい植物です。

花が独創的で迫力があり、観賞用としても重宝される植物であるため、園芸店などでも手軽に入手することができます。

またデルフィニウムはドライフラワーとして加工しやすい植物でもあります。

花茎を切り取ったあとに逆さに吊るして乾燥させるか、急ぐ場合は容器にシリカゲルなどを敷き詰めて電子レンジで加熱することでも作ることができます。

デルフィニウムは花茎が大きいため、リース等に加工がしやすく、ドライフラワーにしても迫力を失いません。

温度管理さえ気をつけておけば育てるのが難しい植物ではないので、

皆さんも一度デルフィニウムを育ててみてはいかがでしょうか。

 

 

※トップ画像はPhoto by コロスケさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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