シュウメイギクの画像

シュウメイギクの育て方

  • キンポウゲ科
  • アネモネ属

シュウメイギクの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Anemone hupehensis var.japonica

別名

秋明菊,キブネギク

原産地

日本、中国

シュウメイギクの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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シュウメイギクの育て方の画像

シュウメイギクの育て方

八重咲きの花が菊に似ていることからその名前がついたシュウメイギクは、秋真っ只中の時期に咲き誇るのが特徴です。

園芸種として様々な種類があり、観賞用としても楽しめます。

そんなシュウメイギクの育て方について見ていきます。

シュウメイギクの基本情報

シュウメイギクの日当たり

シュウメイギクは日向から明るい日陰まで様々な環境に順応できる植物ですが、

理想的なのは葉っぱにお日さまが当たり、株元が日陰で隠れている場所、もしくは半日向の場所です。

日差しの強い場所では草丈があまり伸びません。

株元が直射日光に当たらないようにすることと、

陽当たりの悪い場所で育てると花つきが少なくなってしまうことに注意が必要です。

 

シュウメイギクの置き場所

夏の暑さ、厳しい直射日光を嫌う植物であるため、夏の直射日光の厳しい時期には、半日向に置いてあげるか、

木漏れ日の当たるような木の下などで育ててあげるのが理想です。

それ以外の季節は、花つきをよくするために戸外でよく日の当たる、風通しの良い場所で育ててあげましょう。

その際も、葉っぱだけがお日さまに当たり、株元は日陰になっているのが理想的です。

乾燥するようであれば、腐葉土を根本にかぶせてあげて乾燥を防ぐ方法もあります。

 

シュウメイギクの水やり

シュウメイギクはやや湿り気のあるような土壌を好みます。

そのため、鉢植えで育てている場合には、土の表面が乾いてきたと感じたら、たっぷりと水を与えてあげます。

地植えの場合、半日向で湿り気のある土壌で植えている場合、

極端に乾燥しない限りはとくに水を与えてあげる必要はありません。

ですが、植え付け直後から苗が土に根付くまでの間は、水を与えてあげたほうがよいです。

一度根付いてしまえば、乾燥にも耐えるようになります。

また、シュウメイギクは夏の暑さと水切れの状態には非常に弱いです。

乾燥すると葉が縮こまってしまい、枯れてしまうことがあるので注意が必要です。

朝と夕方にしっかりと水を与えてください。

 

 

地植えで育てている場合には、極端な乾燥をしない限りは雨水だけでも育っていきます。

鉢植えで育てている場合には、冬は休眠状態に入りますが、シュウメイギクは宿根草であるため、

冬場でも土が乾燥することのないように、適宜水を与える必要があります。

 

 

シュウメイギクの肥料・追肥

肥料をまく適期は春と秋です。

高温期に肥料を与えすぎてしまうと、根っこを痛める原因となってしまいます。

鉢植えで育てている場合には、肥料が不足してしまうと花つきが悪くなる原因となります。

3月から5月の生長期の間には、月に1回程度の置き肥、もしくは月3回ほどの液体肥料を施します。

秋には、花が咲いた後にお礼肥として同様に肥料を与えます。

お礼肥は、来年もきちんと花をつけるために大事な肥料です。

なくても枯れるという訳ではありませんが、与えるように心がけてください。

肥料を与えるときのポイントですが、株から少し離れた場所に置いてあげるのが重要です。

シュウメイギクが肥料分を吸収するのは、根の先端部分です。

そのため、株元に肥料を置いてもあまり効果が期待できません。

 

 

シュウメイギクの用土

シュウメイギクは、湿潤な土を好むため、水はけがよく、肥沃で保水性に優れた用土です。

配合例としては、赤玉土を4、鹿沼土を3、腐葉土を3の割合で混ぜ合わせたものなどが理想的です。

庭植えの場合は、保水力を高めるために腐葉土を混ぜ合わせて30cmの深さまでよく耕すのがポイントです。

落葉樹が周りにあると、落ち葉が冬場にマルチングの役割を果たして、湿り気のある土になります。

また、シュウメイギクは弱酸性の土壌が生育に適しています。

日本の庭土は酸性雨が降る影響もあって、どちらかといえば酸性に傾きがちですが、

稀にコンクリート塀の近くなど、コンクリートの成分が土に流れ出てしまうことでアルカリ性に寄った土質になることがあります。

こうした環境だとシュウメイギクの育ちはよろしくありませんので、

コンクリートの近くや消石灰を撒くような場所へは植えないようにしてください。

 

 

シュウメイギクの増やし方

シュウメイギクを増やす場合、挿し木・葉挿し・株分け・根伏せといった方法で増やすことができます。

鉢植えで育てている場合は、すぐにいっぱいになるほど増えていきますので、

葉っぱが伸びてくる前に株分けをしてあげてあげるのがよいです。

春先には、地下の茎からランナーと呼ばれる茎が伸びて、その先に子株がでてきます。

子株を掘り上げて、別の場所にや鉢植えで簡単に増やすことができます。

根伏せで増やす場合には、根っこを5cmほどの長さに切り取った後、きれいな用土に寝かせて土を被せます。

種からも増やすことができますが、品種によっては種を実らせないものもあるので、事前に確認が必要です。

 

シュウメイギクの病気・害虫

シュウメイギクを育てるときに気をつけなければいけない害虫や病気がいくつかあります。

害虫の場合、新芽やつぼみの部分にアブラムシシンクイムシが付着しやすいです。

日の当たりやすい場所で育てていると、夏場にハダニが発生することもあります。

花茎の地表に近い部分では、メイガの幼虫が入り込むことがあります。

食い荒らされてしまうとその後の生育に影響が出ますので、

できるだけ早めに殺虫剤を散布して駆除、防除します。

病気として現れやすいのは、白絹病およびうどんこ病です。

白絹病が発生しやすいのは、水はけが悪かったり、梅雨や長雨で用土が湿った状態が続いた環境です。

風通しがよく、排水性のよい環境を作ってあげましょう。

うどんこ病は、空気が乾燥し始める秋の開花する時期に発生しやすくなる病気です。

株が混み合ってきて風通しの悪い状態は病気の元ですので、

株分けなどをしてできるだけ風通しの良い状態を作り上げます。

 

 

シュウメイギクの薬用や用途

中国においては根の部分を解毒、解熱としても使われるようですが、毒を持っていますのでおすすめしません。

主な用途は花を楽しむため鑑賞・切り花・華道となります。

 

 

シュウメイギクの管理温度

耐寒性があり、耐暑性もそこそこあります。

ですが、夏の時期が冷涼な地域での育成のほうが成長が活発で、株も増えやすいという特徴があります。

根っこの部分は高温および乾燥に弱いため、管理するときは地温の上昇を防ぐようにし、

株元が直射日光に当たらないように心がける必要があります。種類・品種

京都の貴船地方で野生化し、見られるものがシュウメイギクの元となっているものですが、

最近では品種改良や交配種が活発となり数多くの種類があります。

ヨーロッパで交配されたのがチャボシュウメイギクと呼ばれる品種で、

草丈が20cmから40cmと小さく矮性されたものです。

花色は白・桃・紅などといった複数の花色を持ちます。

ダイアナと呼ばれる品種は元のシュウメイギクよりも花色が濃いのが特徴です。

がく片は濃い桃色で、中心部分には黄色のコントラストが映えます。

開花時期が8月から9月とやや早めなのも特徴です。

その他、園芸種として独自に開発されたものなど様々存在します。

 

 

シュウメイギクの収穫

花が咲いた後は、花菊を切り戻します。

冬場になると地上部分は枯れてしまいますが、

春になると新しく芽吹きます。

必要なもの以外は地表から刈り込んでおくことで綺麗に成長します。

また、花が咲いたあとの綿毛から種を採種できる種類もありますので、

収穫する場合には袋をかぶせて風で飛ばないようにします。

 

 

シュウメイギクの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

がく片が5枚で一重咲きしている品種が最近では一般的です。

花びらは退化してしまっています。

花の色は品種によって異なりますが、

元々は紫色だったのもが、白やピンク色のものが増えています。

開花時期は8月から10月です。

 

シュウメイギクのトリビア

シュウメイギクの花言葉

シュウメイギクの持つ花言葉には、「薄れゆく愛情」、「あせていく愛」、「淡い思い」、「忍耐」、「多感なとき」というものがあります。

移ろいゆく恋心を象徴し、パートナーへの愛情がだんだんとなくなっている状態を意味します。

アネモネと同属の仲間ということもあって、儚げな雰囲気は似ています。

プレゼントにする際には、花言葉で誤解されないように気をつけてください。

 

 

シュウメイギクの由来伝承

キクという名前を持ちますが、キンポウゲ科に属しています。

学名は「Anemone hupehensis var. japonica」とあり、アネモネの仲間です。

ジャポニカと名前にありますが、原産国は中国でそこから帰化した品種です。

日本で繁殖したものがヨーロッパに渡り、

そこでタイワンシュウメイギクとの交配で生まれた品種のため、このような学名がつきました。

日本では京都の貴船地方で野生化しており、キブネギクとも呼ばれています。

このキブネギクが本来のシュウメイギクの種類です。

 

 

まとめ

秋に咲き誇るのが特徴のシュウメイギクについて紹介しました。

暑さや直射日光に弱いため、その分手間がかかりますが、

秋の訪れとともに、庭に四季の節目を感じさせる情緒があります。

この記事を参考に是非シュウメイギクを育ててみてください。

 

 

※トップ画像はPhoto by Yuckeyさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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