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クルミの育て方

  • クルミ科
  • クルミ属

クルミの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

高木

学名

Juglans spp.

別名

原産地

中東

クルミの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

肥料

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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開花

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2
3
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5
6
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8
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収穫

1
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5
6
7
8
9
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11
12

剪定

1
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11
12
クルミの育て方の画像

クルミの育て方

クルミは、クルミ科のクルミ属に分類されるヨーロッパやアジア西部を原産地とする落葉樹です。

スーパーフードとしても人気があり、オメガ3脂肪酸など豊富な栄養素が含まれています。

そんなクルミの育て方について次から見ていくことにしましょう。

クルミの基礎情報

クルミの日当たり

クルミは、基本的にはお日様の光を好みます。

ですので鉢植えにして育てる場合でも、庭に地植えして育てる場合であっても、日当たりが十分に確保できるような場所を選んで育ててあげる事が大切です。

しかしクルミは本来、暖地よりも、雨が少なく夏場は冷涼な地域、昼夜の気温差が大きくなる場所での栽培が向いているため、日本国内では東北地方や長野県などでの生産が主流となっています。

これらの事からもわかるように、クルミを育てるには日当たりは必要ですが、暑さを嫌がる性質を持っています。

日当たりを好む=暑さに強い、という訳ではありませんのでぜひ覚えておくようにしましょう。

また雨が当たるのもクルミの生育には良くありません。

 

クルミの置き場所

クルミは、鉢植えで育てる場合には、雨が当たらない&日当たりが良い場所を選んで置いて育てるようにしましょう。

日当たりは好みますが、夏の暑さは嫌がり苦手としますので、暑さを避けてあげるために夏の時期は、風通しが良くかつ日陰になるような場所に置いてあげるのが適しています。

暑さには弱い性質を持っていますが、耐寒性はとても高いため、休眠期では-15℃くらいまで耐える事が可能となっています。

春先に芽が出てきた後に、霜に当たってしまうととたんに芽が傷んでしまいますので、遅霜があるような地域で育てる場合には特に気をつける必要があります。

クルミは芽が綺麗に出揃うためには、低温期間が一定期間必要です。

冬場でも気温が高くなるような地域で育てる場合には、十分な低温期間が得られずに、芽が不揃いな状態になりやすいです。

晴れた日が多い(雨の少ない)、夏場に涼しい環境で育てるのが最も適しています。

しかしクルミは高木になります。ですので庭に地植えして放置したままでは生長し過ぎてしまいますので注意が必要です。

庭に地植えの場合には、予め広いスペースを確保しておく必要も出てきます。

凍害や霜害がある寒い北海道では育てる事はまず無理です。

 

クルミの水やり

クルミを鉢植えで育てる時には、夏の水やりは、鉢の土の表面が乾いていたら十分に与えてあげるようにしましょう。

庭に地植えする場合には、一旦きちんと根づいたら、特に水やりをする必要というのはありません

鉢植えのクルミに水やりをする時は、鉢底部分から水が少し流れ出てくる程度までたっぷりとあげるようにして下さい。

庭植えは基本的には水やりは必要ないとは言っても、それは土質にもよりけりです。

あまりにも乾燥し過ぎるような場合には、水やりは様子をみて行う方が良いと思います。

特に植え付けを行った直後や苗木の時の水やりというのは必要となってきます。

クルミは、鉢植えの場合には、基本的には夏の水やりと同様ですが、冬は気温が低く、根っこからの水分の吸水量や蒸発量も少なくなりますので、夏場に比べると控えめでOKです。

休眠期にあたりますので水のやり過ぎには注意をする必要があります。

根腐れを起こして弱って枯れてしまう原因となるからです。

庭に地植えの場合には特に必要はありませんが、乾燥し過ぎていたら少なめに水やりを行うようにします。

 

クルミの肥料・追肥

クルミは肥料を殆ど必要とはしません。庭に地植えする場合に、そこが肥沃な土壌ならば無肥料であっても十分に育ってくれます。

もし肥料を与える場合には、年に2回、2月と10月に、有機質の肥料もしくは速効性化成肥料を与えるようにして下さい。

鉢植えで育てている場合には、年3回、2月と7月、10月にこれらの肥料を与えるようにしましょう。

それ以上の肥料は必要ありませんので、くれぐれも多肥にしないように気をつけましょう。

 

クルミの用土

クルミを育てるには、水はけと水もちの両方が良いことが重要となってきます。

難しいように思えるかもしれませんが、この条件さえ満たす事ができれば用土はあまり選ばないのが特徴となっています。

水はけが良いけれど適度に湿っている土で育てるのが向いているのです。

鉢植えの中で育てるケースなら、「赤玉土6:腐葉土3:川砂1」の割合で配合して作った土がオススメです。

このようにクルミは土作りというのが非常に重要なポイントとなっています。

 

クルミの植え替え・植え付け・種蒔

クルミの植え替えに適するのは、12〜2月の落葉期となっています。

鉢植えで育てているものを植え替えしたい場合には、根詰まりを防止して通気性を良くしてあげる事がその目的となります。

鉢のサイズや生育の状態などにもよるのですが、植え替えについては一般的には、2年に1回は必要となってきます。

苗木を植え付ける場合には、植え替えと同様で12月〜2月が適期です。

クルミは生長すると大木になりますので、植え付ける場所はよくよく考える必要があります。

クルミを植えつける土が用意できましたら、鉢植え、地植えその両方に対応可能です。

しかし果実を結実させたいならば、鉢植えではなく、広さのある庭に地植えする必要があります。

植え付ける前には、必ず苗木の仕立てが必要です。植え付ける際に、太い根っこや折れてしまった根っこは切ってから根を十分に広げてから植え付けます。

その後で、70〜80cm程度の高さになるように剪定し、支柱を立ててあげます。

毎年、メインとなる枝は半分程度まで切り詰めるようにします。

この仕立て作業は5年程度繰り返し行い、根もとから不要な枝は切り落としておくようにします。

大木になるクルミというのは、適当な高さにまで生長した時点で「芯抜き」を行う事によってその高さをコントロールする事ができるのです。

クルミを育てる際に覚えておいてほしいのは、クルミは自家結実性なのですが、雌花と雄花の開花時期にズレがある「雌雄異熟花」であるため、品種の違うもの(雌花先熟品種と雄花先熟品種)を組み合わせるようにして植え付ける事が重要となります。

しかし鉢植えでは、果樹としての栽培はほぼ無理ですので、観葉植物として楽しむのが適しています。

またクルミは種蒔からでも育てる事はできるようですが、あまり一般的ではないようです。

 

クルミの増やし方

クルミは、接ぎ木という方法で増やしていくのが一般的となっています。

4月上旬〜下旬頃が適期となっていますので、この時期に行うようにしましょう。

ただしクルミの接ぎ木はかなり難しいと言われています。

接ぎ木のやり方は色々あるようですが、切り接ぎという方法では、台木の切り込みは、木部の中心に対して少し斜めになるように切り込みます。

そして接ぎ芽に二芽を付けるようにします。

その後、接木部には、一般的な接木テープを使って結束させます。

しかし穂木はラップテープやメネデールを使って全体を包むようにします。

台木となる木部(枝部)は、かなり硬いため、穂木の削ぎ角(クサビ角度)は20℃までとして下さい。

そして極力高い場所の直立した枝部分に接木を行います。

横枝は活着率が悪いと言われていて良くありません。また形成層同士はしっかりと合わせるようにするのがコツです。

 

クルミの病気・害虫

クルミには、コウモリガの幼虫が付きやすいです。それがクルミの樹木の内部を食い荒らしてしまいます。

侵入口を確認できれば、針金などをその穴に突っ込み、引きずり出して下さい。

樹木の内部まで侵入されてしまうと薬剤を使ってもあまり効果がないため、早めの対処が必要です。

 

クルミの管理温度

耐寒性はとても高いので-15℃までなら耐える事ができます。

しかし夏場は暑さを避けてあげた方がいいので、風通しが良くてかつ明るい日陰に置いて管理するようにしましょう。

また雨が当たらないようにする事も大切です。

それ以外の季節は、日当たりが良い場所でOKです。

 

クルミの種類・品種

クルミは、世界中で約20種ほどが自生していると言われています。ただしその全てが食用という訳ではありません。

食用できるクルミの代表としては「ペルシャグルミ」です。

日本国内で自生しているものでは、「オニグルミ」や「ヒメグルミ」と呼ばれる品種が特に知られています。

しかし商業目的で栽培がされているものとしては、韓国・中国由来の「カシクルミ」を親として作出された「シナノグルミ」という品種が主流となっているようです。

ですので自宅で育てる時には、食用として実を取りたいのか、観賞用として楽しみたいのか、それによって種類や品種をよく選ぶようにする必要があります。

 

クルミの収穫

クルミは実が熟しますと自然落下する性質があります。ですのでそれらを拾い集めて簡単に収穫する事ができます。

時期的には、9月下旬〜10月上旬頃となっています。

クルミの木の先端部分や日当たりが特に良い場所から順番に成熟していきますので、収穫する時の参考にして下さい。

またクルミは収穫した後は、水洗いを行います。

そしてよく乾燥させてから外皮を取るか、もしくは数日ほど水の中に浸けて中にある核を取り除いてから中身を食べるようにします。

 

クルミの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

クルミの花は、雌雄同株となっています。5月頃になると雌花と雄花を咲かせます。

雌花は赤い花ですが、雄花は垂れたように咲き、緑色の房状となっています。

一見すると花のようには見えないのが雄花の特徴となっています。秋頃になると雌花にクルミの実が成ります。

 

クルミのトリビア

クルミの風水

クルミは風水では、恋愛運を上げてくる効果があるようです。

食べてもOKですし、雑貨や小物類などにクルミのモチーフを取り入れるなどしても効果が期待できるようです。

 

クルミの花言葉

クルミの花言葉には、「知性」があります。クルミの成分には脳を活性化させる働きがある事がわかっています。

こういった効能からこの花言葉が付けられたようです。

 

クルミの由来伝承

クルミは、漢字で書くと「胡桃」と表記されます。

「胡」という漢字は、中国の北方にあったえびすの国である「故国(ここく)」を意味しています。

クルミは、「故国」から「中国」へと伝わったそうです。

クルミの形は、「桃の種」によく似ているという理由で「故国の桃→胡桃」と表記がされるようになり、クルミの名前の由来となったようです。

 

まとめ

今回は、日本でも馴染みのあるクルミの育て方についてご紹介してきました。

栄養価も高く「ミラクルフード」としても人気があります。

雌雄同株のため、結実させるのは難しいので、違う品種を組み合わせて植えるようにするなどの工夫が必要です。

庭に地植えすると大きくなり過ぎるので、鉢植えにして育てるのが管理もしやすいのでおすすめです。

実を収穫できるかどうかは確実ではないので、観賞用として気軽に育ててみるのも良いかもしれません。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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