セアノサスの画像

セアノサスの育て方

  • クロウメモドキ科
  • ケアノサス属

セアノサスの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Ceanothus spp.

別名

カリフォルニアライラック

原産地

北米

セアノサスの性質

栽培難易度

やや難しい

耐寒性

やや強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
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3
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7
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肥料

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開花

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セアノサスの育て方の画像

セアノサスの育て方

青紫色の花が代表的なセアノサスは、綺麗な花と葉っぱを鑑賞目的として生育される、人気の高い植物です。

ですが、一方で温度管理がシビアで、間違った育て方をしていたりすると枯れてしまうことも。

今回はセアノサスの正しい育て方を紹介していきます。

セアノサスの基礎情報

セアノサスの日当たり

セアノサスは陽当たりのいい場所を好む植物です。そのため、なるべくお日さまのよくあたる場所で育ててあげるのが良いです。

ですが、一方で北アメリカが原産のため耐暑性はあまり高くなく、夏のように暑く直射日光の厳しい時期には弱いという性質があります。

そのため、夏の時期は午前中だけ日向になるような半日陰の場所で育てるか、庭植えで育てている場合には遮光ネットをかけるなどして暑さをしのいであげる必要があります。

 

セアノサスの置き場所

まず、セアノサスはジメジメと湿った環境に弱く、水はけの悪くなった粘土質の土も好ましくありません。

お日さまを好むため、陽当たりのよい場所で育てるのも重要ですが、風通しがよいことも生育するためには必要となってきます。

夏場のような熱くなって厳しい直射日光が降り注ぐ時期には、置き場所を半日向に置いてあげましょう。

鉢植えで育てている場合には、梅雨の時期はジメジメとした状態が続くことのないように、雨が直接当たることのない場所に移すようにします。

また、冬の寒くなってきた時期には、明るい室内にて管理しましょう。

耐寒性はそこそこありますが、冬の時期に霜があたるようになってくると注意が必要です。

 

セアノサスの水やり

水やりの目安ですが、鉢植えで育てている場合には、表面の土が乾いてきたと感じてきたら、たっぷりと水を与えます。

乾燥した状態を好む植物とはいえ、生育するためにはやはり水が必要となってきます。

特に、生長期には水切れを起こさないように注意が必要です。

夏場は、日中に水やりをしてしまうと水分が蒸発してしまい、株を痛めてしまう原因となります。

そのため、朝と夕方に水やりをしましょう。

一方で庭植えで育てている場合ですが、根付いている場合には晴れの日が続いて極端に土が乾燥した状態にならない限りは、水やりをする必要がありません。

 

冬場も他の時期と同様に、土が乾いてきたと感じてきたら水を与えます。

水が浸透して、表面が湿ったままで徐々に乾燥していくぐらいがベストの水やりです。

庭植えの場合ですが、同様に極端に乾燥しない限りは、降雨だけでも十分です。

 

セアノサスの肥料・追肥

植え替えた時と、花が咲いた後、9月に肥料を与えます。

植え替えたときには元肥として、緩効性のある肥料もしくは有機質のある固形肥料を与えます。

花が咲いた後には、化成肥料を置き肥するか、有機質の観光性のある肥料を与えます。

 

セアノサスの用土

先ほども触れたように、セアノサスはジメジメと湿った環境を好まない植物です。

そのため、用土はなるべく水はけがよく、肥沃なものになるようにします。

市販で売られているものを使う場合には、配合培養土を使うか、自分で配合する場合には赤玉土を川砂かパーライトを混ぜたものを7、腐葉土を3の割合で混ぜ合わせたものを使います。

 

セアノサスの植え替え・植え付け・種蒔

セアノサスを植え替える適期は、3月から4月、もしくは花が咲いたあとの6月、秋の9月から10月とされています。

あまり寒い時期に植え替えをしてしまうと、根付かなくなってしまう可能性がありますので、できるだけ適期に行います。

植え替えを行ったときは、支柱などで苗を固定して、たっぷりと水を与えてあげましょう。

植え付ける場合は、春の時期に開花株がもしくは種苗会社のカタログにて出回っていますので、これを買ってきます。

苗選びの際には、よく枝分かれをして、株元がしっかりしているものが適しています。

下の葉っぱが変色しているもの、間延びしてしまっているものは避けましょう。

適期は植え替えと同じく3月から4月、もしくは9月から10月です。

植え付けをする際に、夏の高温に弱くて季節に応じて置き場所を変えられるように、関東以西の暖かい場所では鉢植えのまま育てるのが適しています。

一方で、耐寒性はありますが、品種によっては冬越しのため霜を当たらないようにするため、東北以北の地域でも置き場所を変えれるように、鉢植えで育てます。

 

セアノサスの増やし方

増やす場合には、挿し木を行うのが適しています。7cmから8cmぐらいの枝を用意して、下の方の葉っぱを切り落とします。

その後は、バーミキュライトなどの土に挿します。土に刺した後は、陽当たりの良い場所で管理して、水を与えます。

根が出るまでの間は、用土がかわかないように注意しましょう。

強い風にあたると倒れてしまう可能性がありますので注意が必要です。時期としては夏頃に行います。

一般的には春や秋に行う植物も多いですが、セアノサスの挿し木を夏に行う理由として、6月の梅雨でジメジメした時期を迎えると、成長しきれていない状態の挿し木はすぐに弱くなって枯れてしまう可能性があるためです。

そのため、日が当たる場所といっても直射日光の厳しい時期です。

なるべく直射日光の当たらないような場所で挿し木を育てていくことが必要です。

挿し木が順調に育っていけば、セアノサス自体は強い植物ですので、元気に育っていきます。

 

セアノサスの病気・害虫

セアノサスは比較的、病害虫に強い植物とされています。理由の一つに、生育環境の良い場所で育てるためでもあるようです。

セアノサスを生育するのは風通しの良い場所のため、基本的に病害虫は寄り付きにくいです。

ですが、テッポウムシはかかりやすい害虫として挙げられます。

テッポウムシとはカミキリムシの幼虫で、幹の内部から食い荒らします。

急に元気がなくなってきたり、おかくずのような粉が株元に落ちている場合には、テッポウムシの仕業である可能性が高いです。

4月から9月の間に殺虫剤や殺菌剤を散布して、害虫を予防することがおすすめです。

 

セアノサスの管理温度

夏の高温・多湿に弱いため、温暖な地方よりは涼しめの環境のほうが育てやすい植物です。

庭植えで育てる場合には遮光するなど直射日光を避けるようにし、鉢植えで育てている場合には、半日向の場所もしくは明るめの日陰など高温にならない場所に置いてあげましょう。

また、日中の水やりは厳禁です。

一方で耐寒性についてはそこそこありますが、霜の当たる場所では鉢を室内に移すなどといった冬越しの対策をする必要があります。

関東以南の地域が冬越しをしなくてもいい地域とされています。

 

セアノサスの種類・品種

クロウメモドキ科のケアノサス属に属しているセアノサスは、カナダ南部やメキシコ北部といった北アメリカが原産の常緑低木で、別名カリフォリニアライラックとも呼ばれています。

品種によって背丈や花の色が異なります。広く出回っているパシフィックブルーと呼ばれる品種は、葉っぱが濃く照りがあり狭く、花の大きさは小さめで青紫が鮮やかです。

花つきがよく、落葉する種に比べてやや寒さに弱いことが特徴として挙げられます。

葉っぱが広くなる種類の代表はマリーサイモンと呼ばれており、花の色は桃紫、丈夫で寒さにもある程度強く、花つきがよいのが特徴です。

ヘンリーデスフォッセと呼ばれている種は、広葉で青紫の花をつけます。

パシフィックブルーに比べるとやや紫色が濃いのが印象的でしょうか。

エルドラドは淡い青紫色の花をつける広葉の種ですが、こちらはまだら模様の葉っぱで、まだらの入り方がそれぞれ違うため、変化を味わうこともできます。

いずれの種も、花だけではなく葉っぱを楽しむことができること、北アメリカが原産のためあまり暑さには強くないことが共通して言えます。

暑さに比較的強い、新しい品種も出てきているので、育てる環境や鑑賞の用途にあった品種を選ぶのが重要です。

 

セアノサスの収穫

花が咲き終わった後は、枝を切り落としてしまいます。

剪定を行うのは、陽当たりをよくするため、湿潤に弱いセアノサスが蒸れないようにするため、また害虫がつかないようにするための予防でもあります。

剪定を行う時期は秋から春にかけてです。ただし厳寒期に行うのだけは避けましょう

剪定をする際には、花芽がつくられる時期、位置を注意する必要があります。

 

セアノサスの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

花の色は品種によって違います。

代表的なパシフィック・ブルーをはじめとして、青紫色である印象が強いですが、その中でも青みがつよいものであったり、より紫に近いものなど様々です。

一方で、マリーサイモンは桃紫色をしている種もあります。花は総状に分岐して無数に集まっています。

芳香をもち、石けんのような匂いをすると言われています。花を咲かせるのは4月から6月中旬です。

 

セアノサスのトリビア

セアノサスの花言葉

セアノサスの花言葉には、「温厚」・「初恋の思い出」・「純朴」・「淡い恋心」などがあります。

 

セアノサスの由来伝承

流通名となっているセアノサスですが、英語表記ではCeanothusで、音読みしたものです。

このセアノサスですが、セイヨウトゲアザミ(英語表記:cirisium arvense)のギリシャ語の古名Keanothosから来ています

また、セアノサスは別名、カリフォルニアライラックとも呼ばれていますが、カリフォリニアを中心に分布しており、ライラックという花に似た、小さく青・紫の花が扇状に付けることに由来しています。

ライラック自体はモクセイ科のハシドイ属に属しているため、あくまでも別種です。

 

まとめ

今回は、石けんのような香りがする花を持つ、セアノサスについて紹介しました。

パシフィックブルーの、青紫色の花が印象に強いですが、品種によってマリーサイモンのように桃紫色をしているものもあります。

また、花ばかりに注目が集まりますが、輝いて光沢のある葉っぱは、花と同様に観賞価値があります。

害虫などにも強くて元気に育っていく一方で、生育条件は難しいことでも有名です。

じめじめと湿った環境で育てていたため突然枯れ始めた、という例も少なくありません。

この記事を参考に、育て方に注意しながら美しい花や葉っぱを楽しめるように育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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