マンリョウの画像

マンリョウの育て方

  • サクラソウ科
  • ヤブコウジ属

マンリョウの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Ardisia crenata

別名

万両

原産地

日本〜インド

マンリョウの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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開花

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剪定

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マンリョウの育て方

マンリョウは、漢字で万両と書き、お金にまつわる縁起の良い木です。

歴史のある園芸品種で、濃い緑の葉と果実を付ける花木です。

この葉と果実が鑑賞物として名高く、今でも栽培されています。

今回は、マンリョウの育て方についてご紹介します。

マンリョウの基礎情報

マンリョウの日当たり

マンリョウは強い日差しを嫌う低木です。

西日などの直射日光を避けて、明るい日陰か薄く日が当たる場所で育てるようにしてください。

強めの直射日光に当たってしまうと葉が黒くなってしまいます。

その影響で実も付きにくくなってしまいます。

春と秋では明るい日陰で、夏は直射日光の掛からない日陰で管理することを心得ておいてください。

 

マンリョウの置き場所

マンリョウは乾燥した環境を苦手としますので、土を乾燥させないように育ててください。

土を乾燥させてしまうと実の付きが悪くなってしまいます。

風通しの良い場所で育てるのが良いですが、強風が吹くところでは育てないようにしてください。

風通しが悪いと害虫が寄り付いてきます。また、冬の冷たい風には晒さないように注意しましょう。

マンリョウの自生地は暖地なので寒冷地などは栽培には向いていません。

 

マンリョウの水やり

まず、地植えで育てる場合は、環境に合っている場所で育てているのであれば水やりを行う必要はありません。

ただし、植え付けを行ったときはしばらくは土が乾いていたら水を与えるようにしてください。

鉢植えで育てるときは、土の表面が乾いたら水をたくさん与えます。

鉢植えで土を乾燥させてしまうと葉の先端から枯れていって生育も衰えてしまいます。

反対に土中をじめじめとした湿気の多い状態にしてしまうと、根腐れの原因となり枯れてしまいます。

鉢植えでの水やりには強弱をつけて行うようにしてください。鉢植えでは、水が切れないように注意しておいてください。

冬でも同じく土の表面が乾いてから水をたっぷりやりましょう。この時期でも水やりのタイミングには気を付けておいてください。

 

マンリョウの肥料・追肥

庭植えにしていても鉢植えでもそれほど肥料を与える必要はないです。

マンリョウの苗を購入した直後に、緩効性化成肥料か油かすを施すと良いでしょう。

肥料を与えることで株が大きく生長します。肥料を与える時期は、2月〜3月です。

肥料が特には必要でない植物ですので、与える際は少量にしておいてください。

鉢植えは、化成肥料でも良いですが、固形の有機質肥料を使用すると良いでしょう。

 

マンリョウの用土

水はけに優れた土を用意してください。

腐葉土などの落ち葉や木の破片などを完全に枯れさせて、土壌の微生物により分解された物質が多く含まれている用土を使います。

保水力があり、排水性にも特化するような土を使用します。

鉢植えであれば、赤玉土を8割、腐葉土を2割にして土作りを行いましょう。

 

マンリョウの植え替え・植え付け・種蒔

庭植えの場合、植え替えはありません。鉢植えでは、2年〜3年に1度、一回り大きいサイズの鉢に植え替えを行ってください。

適期は4月〜5月です。マンリョウの細い根は少ないため、根を傷つけたり切ったりしないように気をつけて作業してください。

斑入りの品種で根が回っていないものがあれば、大きさが同じの鉢に植え替えても問題ありません。

植え付けについて書いていきます。庭で植え付ける場合は、直射日光のかからない日陰を選んでください。

水はけに富んだ極度に乾燥をしない場所を選びましょう。

植え付けでも4月〜5月が適した時期ですので、同時に行うことができます。

植え付けに関しては9月〜10月にかけてでも可能です。

植え付けるときに支柱を立てて倒れないようにしておくのがポイントです。

マンリョウには種蒔からでも育てることが出来ます。

種子は4月・5月に実を収穫し、採り蒔きします。

実は果肉を取り除いて乾かないうちにすぐ蒔くことがポイントです。

発芽までには、3ヶ月から4か月かかります。果実が成る木にするには4〜5年はかかると考えておいてください。

 

マンリョウの増やし方

マンリョウは種蒔も増やす方法の一つですが、挿し木や取り木でも増殖可能です。

挿し木を行うのであれば5月〜7月が目安です。

3cm〜5cmの長さに切断した枝を、挿し木用の土に挿して風の通らない日陰に移動させます。

水も切らさないように育てていきましょう。

大体3ヶ月を経過すると根が出てきます。取り木では、幹の2cm〜3cmほどの皮を剥ぎます。

剥ぎ取った部分を湿らせて水苔で覆います。剥ぎ取った部分にビニールをかけて上と下をゴムなどできっちり縛ってください。

早くて2か月、遅くて3か月経てば発根します。

発根を確認できたら、親株から切断して新しい土に挿して半日陰で管理して育てます。

新しい土には、赤玉土を7割と腐葉土を3割にした配合土を用意してください。

マンリョウは剪定を行ってから挿し木にしたり、取り木を行います。

剪定では、間延びして樹形が悪くなっている部分を切り詰めて、新芽を出すために執行することが基本です。

挿し木のために採った木は、幹をバッサリ切り落とすのでバランスが悪くなってしまいます。

しかし、バッサリ切ってしまうのは抵抗があるという人は、「取り木」という方法を用いると良いでしょう。

 

マンリョウの病気・害虫

環境が整っていれば病害虫を気にかける心配はありません。

ただ、風の通りが悪い環境で生育しているとカイガラムシの被害に遭う可能性があります。

見つけたときは、殻にこもっているのでブラシやヘラなどでこそ落とすことができます。

大量発生してしまった場合は、カイガラムシに効く薬剤を撒いて退治してください。

春に発生するので防除するためにも先に薬剤を散布しておくことをおすすめします。

 

マンリョウの管理温度

マンリョウは、0度前後であれば耐えることができる低樹木です。

霜や寒風に当たると負けてしまいますので注意してください。

場合によっては-5度でも育てることが出来ます。寒冷地であれば鉢植えにして室内で管理するのが良いでしょう。

 

マンリョウの種類・品種

マンリョウとは、サクラソウ科ヤブコウジ属に分類され、大きな果実をつける正月によく見かけられる縁起物の植物です。

原産地には日本があり、関東地方よりも南側に自生しています。

日本以外では朝鮮半島や中国、インドなどに分布し常緑低樹木とされています。

低木ということもあり、育っても1mになるかならないかという高さですが、暖かい気候の地域では2mにも生長することもあります。

基本的には、赤い実がなるものが多いのですが、白い実を付けるマンリョウもあります。

白い実では「シロミノマンリョウ」という品種があります。

さらに黄色の実を付けるマンリョウもありそれには「キミノマンリョウ」と呼ばれる品種となります。

マンリョウは江戸時代から実の色が異なったマンリョウがあったり、班入りの品種があったりと古くから親しまれてきた園芸植物となっています。

マンリョウの他にもセンリョウ(千両)もありますが、センリョウはセンリョウ科となり異なった種属になります。

マンリョウには、「宝船」「白鵬」「白大実」などの品種があります。

宝船は、大きな実がなり鉢植えに利用しやすいということで流通も拡大しよく見かけるようになりました。

白鵬は、白実になる品種で葉っぱがよじれています。

秋から冬には赤い実がなります。赤い実は千両よりも多くの果実を付けるということが特徴です。

 

マンリョウの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

マンリョウの花は7月に開花時期を迎えます。長く咲けば8月にも花が見られます。

1cmにもならない白色の小さい花を咲かせます。白い花には紅色が点々と付きます。

花が咲いた後は実をつけて秋の終わりごろから冬にかけて赤く染まっていきます。

花には、香りがあり5枚の花びらが開きます。

 

マンリョウのトリビア

マンリョウの風水

マンリョウは万両と書くことから、古くからお金に良い縁起をもたらす木として栽培されていました。

その名の通り金運を上昇させる効果や、商売繁盛の効果が期待できます。

また、花後に実をつけ夏頃まで落ちないほど長くぶら下がっていることから、「家が長く栄える」ということと繋がりのある縁起木とされています。

赤い実のなる樹木は「東」「南」「南東」の方角に飾ると運気が上がります。幸運にも恵まれることでしょう。

 

マンリョウの花言葉

縁起のいいマンリョウの花言葉には、寿ぎ(ことほぎ)・財産・徳のある人・金満家・慶祝などがあります。

寿ぎはお正月によく飾られる縁起物である赤実から由来しています。

さらに、マンリョウは実が熟してもなお落下することがないことから「金満家」となっています。

お金にちなんだ名前がついていることから「財産」という花言葉が付いています。

慶祝は「歓び祝うこと」の意ですので、合格祝いや結婚祝いにも最適です。

 

マンリョウの由来伝承

マンリョウは、「万両」と漢字で書き、お金にまつわる樹木として有名です

「両」は日本の近世に使われていた金貨の通貨単位として使われていました。

縁起木としてよく飾られており、日本ではお正月に果実を付けたマンリョウが売られています。

マンリョウの他にもセンリョウ(千両)、百両、十両、一両と種類があります。

さらに、マンリョウを学名で表すとArdisia crenataとなります。

ardisiaはギリシャ語で「鎗(やり)先」という意味になるardisから由来しています。

マンリョウの雄しべが尖っている様子から名付けられました。

crenataはラテン語の「円鋸歯状の」という意味の語が使われています。

英名には、Coral bush(コーラルブッシュ)と言われています。

マンリョウという名前は、実が葉っぱの下側につけて食べられにくく果実がしっかりしていることから名付けられました。

マンリョウの別名には、コウジ・橘(タチバナ)などと呼ばれることもあります。

 

まとめ

商売繁盛に良い縁起をもたらしてくれるとされるマンリョウという植物の育て方についてご紹介しました。

日本でも広範囲で自生している植物なので、親しみを持てます。

赤い実が小さく可愛らしいので、鑑賞も十分楽しめますよ。

比較的栽培度も簡単ですので、金運アップのために是非育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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