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スイセンの育て方

  • ヒガンバナ科
  • スイセン属

スイセンの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Narcissus spp.

別名

原産地

地中海沿岸

スイセンの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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スイセンの育て方

スイセンはヒガンバナ科スイセン属の仲間の草花です。

葉や球根にはアルカロイドという呼び名の毒を持っています。毒には、悪心、下痢、頭痛などの症状を引き起こします。

今回は、年を越して花を鑑賞できるスイセンの育て方をご紹介します。

基礎情報

日当たり

日当たりの加減で花が咲くかどうかが決まるので日光の当たる場所で管理するようにしましょう。

日当たりの悪いところで育てていると球根の成長を妨げることにもなりますので注意してください。

スイセンは太陽の方向に花が向く性質があります。スイセンを配置する方向を考えておきましょう。

 

置き場所

スイセンはどこからともなく吹く風に弱いです。

茎が弱いので簡単に折れてしまいますが諦めるしかありません。

折らせたくないのであれば一年を通して風の吹かない日当たりの良い場所を確保してください。

花が開いている茎ほど折れやすいですが仕方ないです。

 

水やり

一年を通して水やりは土が乾いていたら与えるようにします。

土が濡れているときは水やりは行わず、乾燥気味に管理しましょう。

夏のスイセンは休眠期の入っていますので水やりを控えましょう。

基本的には土が乾いているのを確認してから水を与えます。冬はしっかりと水やりを行いましょう。

水やりは午前中に行うようにしてください。夕方以降に与えると夜間に水が凍って球根を傷めてしまう原因になります。

また寒さで霜柱も出来やすくなるので注意してください。

 

肥料・追肥

肥料を与えると球根が太くなり花が咲きやすくなりますが、スイセンには肥料を施さなくても元気に育ってくれます。

肥料を多く恵んでしまうと病気になる可能性が高くなります。

肥料を施すタイピングは生育期に液肥を与えましょう。液肥にはリン酸が多く含まれているものを使用しましょう。

化成肥料や有機肥料を使うと良いでしょう。

 

用土

スイセンに適した用土には排水性があり、通気性が良く水持ちがある程度持っているものが条件です。

市販の草花用培養土と腐葉土と堆肥を6:3:1の割合で自作してみましょう。

市販の草花用培養土の代わりに赤玉土(小粒)を使用しても構いません。

腐葉土を多く入れることで球根も大きく生長してくれます。安い腐葉土は購入することをあまりおすすめしません。

 

植え替え・植え付け・種蒔

土が用意できれば植え付けに移りましょう。スイセンを植え付けるのであれば10月〜11月が適期です。

玉ねぎのような形をした球根に小さい球根がついていることがあると思いますが取らずにそのまま植え付けちゃいましょう。

鉢植えだと蒸れやすいので腐りやすくなり、庭植えをすると開花しても花の向きがこちらを向いてくれるか微妙です。

数個の球根を購入して鉢植えと庭植えの療法を行うと良いでしょう。

鉢には底に軽石を敷いて用土を鉢の8分目まで入れて個数分の穴を入れます。

球根は出っ張った部分を地上部から少し出して植えます。

球根が増えて多くなると太くなくなり葉が出てきても花が咲かなくなることがあります

毎年咲いていたスイセンが咲かなくなったら捨てるのではなく、夏になったら掘り起こして親の球根から子の球根を分けて植え替えしましょう。

7月に貼り起こしておいて10月に植え付けしましょう。植え付けるときに球根の葉が重なり合わないように植え付けましょう。

重なった部分が日陰となりうまく生長してくれなくなります。夏場は地上部が枯れますがそのまま植えていても問題はありません。

スイセンは結実させるためには他家受粉させる必要があります。

スイセンには、自家不稔性という特徴がある植物ですので種蒔から育てることは非常に困難です。

 

増やし方

主に分球(株分け)を行うことで増やすことができます。

7月ごろに休眠期がやってくるのでそのときに球根を掘り起こしてあげましょう。

すると子株が多数付いているので分球しておきましょう。

分球には3つのやり方があり「自然分球」と「切断分球」と「鱗片挿し」があります。

特にスイセンは自然分球という方法で行います。自然分球では子の球根を丁寧に手で割りましょう。

大きくて重みのある子球は掘り起こした年に植え付けるようにしましょう。

小さくて軽い子球は1年間保存し翌年に植え付けるようにすると増やしやすいです。

子球の保存方法は、比較的涼しい日陰で乾燥させて管理します。

球根に付いている茶色くなった皮は防腐剤としての効果がありますので取らないでおきましょう。

その後、風が通るネットなどに入れてさらに日陰で管理します。

カビが生えると使うことができない可能性があるので植え付けるまではチェックするようにしてください。

鉢植えなどで育てているスイセンは2・3年に1度行い、庭植えで育てているのであれば、2〜4年に1度を目安にしましょう。

 

病気・害虫

スイレンにはウイルス病を引き起こしやすいとされています。

ウイルス病には、葉が奇形したり斑点のようなものが葉につく病気です。

主な原因はアブラムシの媒介によって引き起こされるのでアブラムシの駆除と防除の療法に取り組んでおきましょう。

ウイルス病にかかってしまうと治すことができない厄介な病気です。

 

管理温度

鉢植えなど庭植え以外で育てていく場合、立派な花を咲かせるには最低でも3度以下の気温の日を45日間以上晒してあげなければいけません。

寒さに合わせなければ綺麗な花を見ることができませんよ。

 

種類・品種

スイセンは、イベリア半島を中心としたイギリスや北アフリカなどにも自生し約30種類が存在しています。

ヨーロッパ中部でも見かけることができ、日本でも野生化しているスイセンには、原種、花と草の形、花の色などから12系統に区分されています

主な種類には、ラッパスイセンや八重咲きスイセン、房咲きスイセンなど様々です。

ラッパスイセンには、キングアルフレッド・ピンクパラソルと呼ばれていることもあります。

スイセンの球根には「ヒガンバナアルカロイド」という有毒な成分が含まれています。

有毒成分にはリコリン・ガランタミン・シュウ酸カルシウム・などが含有しています。

食べてしまうと嘔吐や下痢、昏睡などに苛まれるので絶対に食べてはいけません。姿形が玉ねぎとよく似ていますので誤って食べないようにしてください。

犬や猫にも効いてしまうので注意しましょう。

さらにスイセンの葉にも中毒成分があり、見た目が「ニラ」と瓜二つと言っていいほど似ています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

スイセンの花は冒頭でも書いていたように年を越して鑑賞できます。

開花期は11月〜4月の間ですがこれは系統によって開花時期が異なるから長く見ることができるのです。

ラッパスイセンは、3月〜4月に花が開きます。八重咲きするリプリートも同じ時期です。

ラッパスイセンでもナルキッスス・バルボコディウムという名前のスイレンは1月〜2月に花が満開になります。

房咲きスイセンで昔から日本で育てられてきたニホンスイセンは、12月〜2月に開花します。

花には芳香があり甘い香りがします。香水の原料にも利用されています。

 

トリビア

風水

風水においてスイセンは幸運を招き入れてくれる力が宿っているとされています。

小さい花は効果があまり感じられませんので大きい花を飾るようにしましょう。

花が枯れてしまったときは効果が現れませんので捨てましょう。

最近注目を集めているドラフラワーで飾っていても陰の気を発してしまうので生き生きとしたスイセンを置くようにしましょう。

スイセンの花を新年に人に贈ることで縁起が良いと考えられています。

家族や親戚に大きな花を咲かせたスイセンを渡してあげましょう。

 

花言葉

スイセンの花言葉で主流な意味にはうぬぼれ・自己愛があります。その他にも、神秘や尊重と言った花言葉にもなります。

花の色によっても意味が異なりますので同時にご紹介します。白色の花には尊敬や神秘と表されています。

黄色の花には、私のもとへ帰って、もう一度愛してほしいと未練が残っていることが分かる花言葉になっています。

この意味が付けられた理由には由来伝承の部分に記述します。ま

た「ナルシスト」という言葉もここから付けられたとされています。

ナルシサスのモデルになったナルキッソスは多くの女性から言い寄られていました。

その美しさに惚れ込んでおり他の者を愛しませんでした。エーコーという森の妖精がナルキッソスに恋をしてしまいます。

そのとき呪いによって言葉を繰り返すことしかできなくなったエーコーを見て、ナルキッソスは見捨ててしまいます。

エーコーは見捨てられた悲しみから姿を失ってしまいます。

その流れを見ていた侮辱を罰する神のネメシスがナルキッソスを山に泉に呼びます。

山の泉に映った自分に自惚れてそのまま動けなくなってしまいます。

その場でやせ細り死んでしまいます。死後、その場にスイセンが咲いたそうです。

 

由来伝承

花の名には英名でNarcissus(ナルシサス)とDaffodil(ダフォディル)という綴りになっています。

このNarcissusにはギリシャ神話に登場する美少年のナルキッソスという人物から名付けられたとされています。

このナルキッソスは黄色のスイセンの花言葉にも由来しています。

この意味が用いられた理由には、冥界の王ハーデスが豊穣の女神デメテルの子どもであるペルセポネに一目ぼれして、黄泉の国に連れ去られてしまうことになります。

誘拐されたペルセポネの手からスイセンが落ちて黄色の花を咲かせたとされています。

母親のデメテルは怒り悲しんだことがきっかけで「私のもとへ帰って」などの意味が付けられるようになりました。

黄色のスイセンには、愛に応えてという意味もあります。

これは先程のギリシャ神話でハーデスが連れ去ったペルセポネの愛をつかむことができなかった思いから名付けられています。

また、国が変わって中国ではスイセンが水辺にいる仙人に例えられています。

 

まとめ

中国で仙人と例えられ幸運を象徴するスイセンの育て方についてご紹介しました。

初心者でも簡単に育てることができ冬から春頃まで花を咲かせる芸術家です。是非スイセンを育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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