ノリウツギの画像

ノリウツギの育て方

  • アジサイ科
  • ヒドランゲア属

ノリウツギの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Hydrangea paniculata

別名

原産地

日本

ノリウツギの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
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肥料

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開花

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剪定

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ノリウツギの育て方の画像

ノリウツギの育て方

ノリウツギは日本に広く分布するアジサイ科の植物です。

高さは3メートル程度と、それほど大きくなりません。夏頃にアジサイに似た密集した花を咲かせます。

花の美しさから庭木として古くから栽培されてきた植物です。

ノリウツギの基礎情報

ノリウツギの日当たり

ノリウツギは基本的に日当たりを好む植物です。

しかし日光不足にもある程度耐えるため、日陰であっても1日数時間日光が当たるような場所であれば育つことができます。

 

ノリウツギの置き場所

水はけが良くて、完全に乾燥しないような場所に置きます。

日当たりがいい場所が好ましいですが、日光が強すぎても葉焼けを起こす可能性があるので、西日があたるような場所は避けます。

特に夏場などの西日には弱いので、日が沈んできたら場所を移動させてあげることを心がけましょう。

 

ノリウツギの水やり

ノリウツギはアジサイに近い仲間であるため水を好みます。

特に鉢植えにした場合は夏場水不足になりがちなので、水を切らさないようにして下さい。

できれば庭植えにしたほうが水切れを起こしにくいためおすすめです。

特に若い株は水切れに弱いため、注意が必要です。

土を乾かさないためにも、上からビニールをかけてマルチングをすることをオススメします。

マルチングをしておけば、土の保水はもちろん、雑草の繁殖や害虫を侵入を防ぐ効果も期待できるので、一石二鳥です。

秋を過ぎたら、水やりは控えるようにしましょう。

冬は土が完全に乾いてから水をあげるようにしましょう。

頻繁に水をあげると、株が傷んでしまいます。

 

ノリウツギの肥料・追肥

ノリウツギの肥料は、植え替えの時期である2月か3月に1度あげます。

このとき1月に寒肥として、有機肥料をまいておきましょう。

そうすることで、寒さにより効き目が遅くなっている肥料と、春に活発になるノリウツギの活動がマッチして、肥料がスムーズに力を発揮することができるのです。

肥料は、7月にもう1度与えます。肥料の種類は化成肥料です。

開花している間は、特に追肥する必要はありません。

 

ノリウツギの用土

ノリウツギは水はけのよい土であれば、種類を問いません。

市販の培養土で十分に育ちます。

 

ノリウツギの植え替え・植え付け・種蒔

ノリウツギの植え付けに適しているのは、葉が落ち始める11月から3月にかけてです。

ノリウツギは大きく育つ植物なので、7号サイズより大きい植木鉢か花壇で育てるのがオススメです。

花壇で育てる場合は、深さ30センチほど穴を掘って、そこに種をまきます。

掘り出した土の3割から4割程度の肥料を入れてから、元の土とよく混ぜ合わせます。

 

ノリウツギの増やし方

ノリウツギは挿し木と取り木で増やします。6月頃に行うようにしましょう。

2つの増やし方はよく似ているのですが、挿し木は茎の表皮を削いでから根をつけるのに対して、取り木は根が生えてから取り除きます。

そして、挿し木はすでに剪定しおえた枝などを使いますが、取り木に用いるのは基本的に根や太い枝などです。

そのため、取り木をして生長させた方が期間は短く育ちます。

また、ノリウツギは剪定で形を整えることも必要な植物です。

剪定する時期は大方の花が散ったあとに行いますが、あまり日を置くと、しぼんだ花やつぼみ、芽なども取り除いてしまい、来年度に咲くはずの花が、咲けなくなってしまいます。

遅くても、8月末日頃までには終えるようにしておきましょう。

かといって、焦って行う必要はありません。七変化をするノリウツギの花弁を楽しんでから、切り取っても遅くはありません。

剪定する方法は、開花した枝を少し切り取り、未開花の枝はそのままにしておきます。

ただ、未開花にも関わらず生長し過ぎて枝が伸びすぎた木などがあったら、取り除いてしまいましょう。

こうして剪定を行います。剪定は毎年行うようにしましょう。

剪定したときのノリウツギの高さは、剪定してから枝が伸びて、来年もっと高く開花することを見込んで決めるようにしましょう。

 

ノリウツギの病気・害虫

ノリウツギが注意するべき病気や虫は特にいませんが、油断は禁物です。

初夏や秋頃は、アブラムシやハダニが発生しやすい時期ですので、ノリウツギも被害を受けていないか、定期的に見てあげるようにしましょう。

 

ノリウツギの管理温度

ノリウツギは日なたを好む植物です。

しかし冬に寒風に当たり続けると、株が弱ってしまい、開花しないことがあるので、寒風に当てないように注意しましょう。

また、強い日光に長時間当たっても、葉が焼けてしまうことがあるので、こちらも注意が必要です。

 

ノリウツギの種類・品種

ノリウツギは「ウツギ」とついていますが、アジサイの仲間です。

園芸用のノリウツギには「ミナヅキ」や「ライムライト」「ポポー」「ピンクダイヤモンド」「ダイヤモンドルージュ」「ダルマノリウツギ」「マジカルスターライト」などがあります。

品種改良したノリウツギは、別名・ピラミッドアジサイと呼ばれています。

これは装飾花と呼ばれる花が集まって、三角錐に近い形で咲くことに由来しています。

ミナヅキもライムライトも、ピラミッドアジサイの名の通り、三角形に咲くことは変わりません

大きな違いは、ミナヅキは、白い花を咲かせるのに対して、ライムライトは黄緑色のきれいな花を咲かせます。

ライムライトは開花してから時間が経つと、黄緑色だった花弁がクリーム色に変化し、その後ピンクや赤に変わるするので、色とりどりの姿を楽しむことができます。

ポポー」はミナツキやライムライトに比べて、装飾花は小さいものの、他の品種に負けない多くの花をまとまりで咲かせます。

ハイドランジア(ピンクダイヤモンド)」や「ダイヤモンドルージュ」はその名の通り、ピンクや赤色の花を咲かせます。

三角形に咲いた品種を「赤い(ピンク色の)ダイヤモンド」と名付けるところは、すごくオシャレですよね。

ダルマノリウツギ」は装飾花の中に両性花と呼ばれる、装飾花よりも更に小さい花が、他の品種に比べて多いのが特徴です。

この両性花が丸い形を作って咲くことから、「ダルマノリウツギ」と呼ばれています。

マジカルスターライト」は、他の品種よりも白く少し平たい花を咲かせるのが特徴です。

 

ノリウツギの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ノリウツギはアジサイの仲間ですが、アジサイの開花期が5月から6月なのに対して、ノリウツギの開花期は7月から9月と、アジサイよりも少し遅咲きです。

芽を出した頃は、一般的なアジサイより少し葉っぱが小さくなります。

しかしこの葉っぱも生長するに連れて、大きくなることが多いです。

葉っぱには、艶や光沢などはありませんが、側面に細かな切れ込みが入っています。

品種改良したノリウツギは通称・ピラミッドアジサイとも呼ばれるように、三角形に咲きますが、山地などに自生しているノリウツギは、両性花と呼ばれる普通のノリウツギより小さな花が咲き、その周辺に装飾花と呼ばれる、普通の大きさのノリウツギの花が咲きます。

この両性花は園芸用の品種にも咲くのですが、園芸用のものは、周りの装飾花の方が数が多く、メインに見られがちなのであまり目立ちません。

自生しているものは、ミナヅキやライムライトに比べて、華やかさや派手さはありませんが、清楚で可愛らしいと好む方も多く、登山客のなどの目を楽しませてくれます。

 

ノリウツギのトリビア

ノリウツギの風水

ノリウツギは白くきれいな花を咲かせ、いい匂いを放つので、風水的にも良好なように見られがちですが、アジサイの仲間なので風水的にはあまりよくありません

特に未婚の女性がいる家庭では、結婚運や女性の水気を吸い取られてしまうといわれているので、気になる方は避けるようにしましょう。

あまり気にならず、純粋にインテリアとして楽しみたい方は、大きく香りのいい植物ですので、玄関先や廊下の観葉植物として飾られることをオススメします。

ただし、ここで注意しなければならないのが、枯れたままにしておかないということです。

枯れた植物は、アジサイ属に限らず陰気なものです。

ノリウツギそのものにもあまりよくないので、夏頃になれば剪定をするようにしましょう。

 

ノリウツギの花言葉

ノリウツギの花言葉は「臨機応変」です。

これはノリウツギの一種である、「ライムライト」などが、時間が経つにつれ黄緑からクリーム色、クリーム色からピンクや赤へと七変化する様子からきています。

 

ノリウツギの由来伝承

ノリウツギが出てくるお話で、かつて長崎に鳴滝塾を作ったシーボルトの逸話があります。

シーボルトはオランダ商館長とともに江戸幕府に向かう途中で、日本の豊かな自然に興味を持ち、熱心に研究をしていました。

その際に、祖国オランダに日本の固有品種として伝えたのが、ノリウツギであるというお話が残っています。

ノリウツギはシーボルトにとって、日本を象徴する植物の一つだったのです。

そんなノリウツギを漢字で書くと、「糊空木」と表記されます。普通のウツギとよく似ていますが、大きな違いがあります。

ウツギの枝の中は空洞になっていますが、ノリウツギの枝はそうではありません。

中は、スポンジ状の柔らかい髄が詰まっています。

なぜ「ノリウツギ」というのかというと、その昔、和紙をすくときに、ノリウツギの樹液を繊維同士を繋ぐ糊として使ったことから、「糊空木(ノリウツギ)」と呼ばれるようになりました。

その他にも、ノリウツギの根は、パイプやキセルの材料としてもかつて使われていて、独特の香りがあり、人気があったそうです。

 

まとめ

今回は三角系の花序からなる、ノリウツギの育て方をご紹介しました。

「臨機応変」という花言葉の通り、ノリウツギは黄緑からクリーム色、クリーム色からピンクへ…と、多種多様な変化を見せます。

そんなライムライトを長く保つ秘訣は、やはり水やりと日光です。

夏は水をたくさんあげて日に当てすぎないように、冬は水やりを控えて寒波に当てないように、と、気温などのまわりの環境をよく見て育ててあげるようにしましょう。

その昔、シーボルトが日本を紹介する架け橋としてノリウツギを選んだように、あなたが大切に育てたノリウツギがあなたと誰かを繋いでくれる架け橋になるといいですね。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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