ハボタンの画像

ハボタンの育て方

  • アブラナ科
  • アブラナ属

ハボタンの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Brassica oleracea var. acephala

別名

葉牡丹

原産地

地中海沿岸

ハボタンの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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ハボタンの育て方の画像

ハボタンの育て方

ハボタンは、漢字では葉牡丹と書き、葉の形が牡丹の花に似ていることから名付けられました。

しかし、ハボタンはアブラナ科アブラナ属に属し、カリフラワーやキャベツ、ブロッコリーの仲間です。

食べられます。そんな、ハボタンの育て方などを、ご紹介します。

基礎情報

日当たり

ハボタンは、日当たりと、風通しのよい場所で育てて下さい。

苗の時期はあまり強い日差しは避けて、半分日陰になるところに置いて下さい。

葉っぱが大きくなる、生育期間中は、日光をたっぷりと与えて下さい。

 

置き場所

日当たりの良い場所を好むので、屋外が理想的です。

耐寒性は非常に高く、特に防寒作業をせずとも越冬することが可能なのですが、寒風は葉を痛めてしまうので、冬の間の、風の強い日は屋内に避難させて下さい。

 

水やり

ハボタンは、水やりはひかえめでも育ちます。水をあげるのは、土が乾いてからたっぷりと与えて下さい。

ハボタンは乾いた土を好みます。あまり濡れた土に水をあげるのは良くありません。

幼苗の状態であれば、2週間ほどは、根が出るまで、土が乾かない程度の水やりを継続させて下さい。

ただしこの幼苗の水やり方法は、鉢植えの場合ですので、地植えの場合は、土を濡らしつづける必要はありません。

乾燥した日が続くようでしたら、雨の代わりに水をたっぷりと与えましょう。

ハボタンは、一年を通してあまり水やりの必要はありません

ハボタンは耐寒性が高く、防寒対策もとくになくとも、冬を越すことができます。

ただ、霜に当たると、外側の葉が傷んでしまうことがあります。

寒冷地などで、寒さが続くようでしたら、葉の痛みの原因にもなる寒風をさけるためにも、室内へ避難させて下さい。

 

肥料・追肥

肥料はなくとも育つ種です。ホームセンターで売られている培養土で十分に育ちます。

葉の育ちや、花の色などにこだわりのある方は、植え付けする際に、土の中に元肥を与えて下さい。

緩効性の、窒素やリン素、カリウムなどが配合された化成肥料です。

ただし、窒素分が多すぎると、緑色がこくなりすぎて、ハボタン最大の特徴である、鮮やかな葉の色の発色が悪化するのでご注意下さい。

追肥に関しても特に必要はありませんが、本格的に成長する前に、液体肥料を少々追加する程度で大丈夫です。

葉がいろつきはじめる頃に肥料を与えすぎると、エネルギーが葉の成長にそそがれてしまい、花の発色が悪化するのでご注意下さい。

 

用土

水はけの良い、肥沃な土を好みます。初心者でも育てやすい種であり、ホームセンターの通常の培養土でもよく育ちます。

あまり神経質になる必要もないのですが、キレイな発色を目指すのであれば、有機質に富んだ土ならなお良いです。

配合の割合は、赤玉土6:腐葉土4がオススメですが、この配合だとリン酸が不足しがちです。

基肥として、緩行性の化成肥料(リン酸を含んでいるもの)を施して下さい。

前述の用土以外の配合ですと、赤玉土5、腐葉土3、酸度を調整してあるピートモス2の配合土がオススメです。

地植えならとくに基肥も追肥も必要ございません。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ハボタンは園芸場の分類では、便宜上、1年草のものとして扱われることが多いのですが、ハボタンは多年草です。

植え替えの必要はとくにありません。ハボタンは、夏に種をまき、寒くなることには葉に色がつきます。

7月から8月ころに、日陰を避けた場所で、根が出るまでまちます。高温では発芽不良を起こすからです。

 

増やし方

タネ蒔きによって増やすことができます。

ハボタンは園芸用の種で、神戸ハボタンや、ファルダノエルなど、様々な色、形、大きさのものが出ています。

お好きなものを選んで育てて下さい。適期は7月から8月、2日ほどたつと発芽します。

芽が出て育ってきたら、大きめの鉢に植え替えて定植させましょう。

また、さし芽といって、開花後にできた新芽を利用して増やすことができます。

さし芽とは(さし木とも言います)、株の1部を切り取って、発根させる方法です。

こちらは普通タネのない種や、種からは増やしにくい多肉植物などのものに行われる増やし方ですが、ハボタンはさし芽でも問題なく増やすことができます。

また、トウと呼ばれる箇所から花を咲かせ、それが種を作るのですが、まれにまかなくともこぼれ種から芽を出すこともよくあります。

園芸品種としては非常に生命力の高い種です。

 

病気・害虫

キャベツなどと同じように、害虫には、たいへん好まれる種です。

代表的なものですと、アブラムシです。春頃に大量に到来します。目で確認することができますので、殺虫剤を土にかけて下さい。

オルトラン粒剤などをまきましょう。ご注意いただきたい点は、春頃に増殖しますが、アブラムシは通年発生している点はご留意下さい。ハスモンヨトウというものもあり、こちらは4月から11月に発生します。

孵化した直後は、葉にまとまって群生しているので、面倒ではありますが、こまめに手や割り箸で取り除いて下さい。

ハボタンに限らず、アブラナ科の植物は害虫がつきやすく、植え付ける前から殺虫剤をふりかけたりして、害虫駆除対策をしてください。

あまりにやりすぐると花に影響が出てしまうのでご注意下さい。

ハスモンヨトウはヨトウムシの一種なのですが、こちらは孵化した時期を過ぎると、昼間は土の中に隠れ、夜になってから一斉に出て活動し、葉や茎を食害します。

ほかには、コナガなども要注意です。4月から11月ころに発生します。

新芽のなかに入り込んでしまうので、害虫対策がしづらいです。物理的に取り除くことをおすすめします。

ほかにはアオムシです。こちらは見つけやすくサイズも大きいので、つまんで駆除して下さい。

ハボタンがかかる病気としては、黒腐病などがあります。

この黒腐病とは、湿度が高く、高温のなかずっといて、なおかつ多肥の状態だと非常によく発生する病気です。

風通しの良い環境作りを徹底すること、肥料を与えすぎないことが病気対策に大切です。

ほかには立ち枯れ病もあります。

葉枯れ病とにていますが葉に円形や楕円形の赤いぶつぶつができて、斑点を中心として淡い褐色となり、くぼんでいくカビ由来の病気です。

この病は根本近くまで侵食・進行していくと、株全体がダメになってしまいます。

病斑が増え、花を咲かせることも葉を大きく広げることもなく枯れてしまいます。

水はけの悪い、粘土質の土で育て、湿度が高い日が続くと発生しやすい環境です。

対策としては種を深くに植えすぎないこと、水はけのいい土で育てること、地植えなら株を蔓延する前にぬきとってください。

蔓延してしまったのなら、専用の薬剤を撒いて下さい。また、うどんこ病にも気をつけてください。

対策としては乾燥をさけることです。乾燥した日が続くようでしたら、水を吹きかけてください。

 

管理温度

ハボタンは、管理温度に関して神経質になる必要はありません。

寒さには大変強く、霜や雪にも、多少、葉にダメージはありますが、耐えられます。

耐寒性が高く、防寒せずとも越冬が可能です。多湿と、強すぎる日差しにのみ注意してくれたら大丈夫です。

 

種類・品種

ハボタンは、江戸時代から品種改良が続けられ、明治には冬の園芸植物として広まりました。

現在においても品種改良は続けられ、様々なものがあります。大別すると、次のようなものがあります。

まず、丸葉系です。東京丸葉系と大阪丸葉系のふたつの種類があります。その名の通り、葉が丸いのが特徴です。

大阪系と東京系は少し違っていて、大阪系は葉の縁がすこい波打つようになっています。

それも、名古屋発であるちりめん形とかけあわせたためです。葉の縁が細かく、レタスのようにフリル状になっています。

こちらは根がすこし弱いので、地植えには適していません。切れ葉系(珊瑚系)というものもあります。

ロシアの切れ葉ケールを組み合わせ、葉に深い切り込みが入っています。

観賞用の園芸品として格調が高く、「紅孔雀」や「白さんご」などが代表的な系統です。

また、多くの植物と同じように、矮化種であるミニハボタンも存在します。

今現在人気があるのは、葉の縁が波打つようになっている大阪系のハボタンです。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ハボタンは、伸びていった芽から、主に黄色の小さなサクラ型の花を咲かせるものが多いです。

ボタンの葉の色とは、違う色の花が咲き、その小ささも相まって大変コントラストがかわいらしいです。

形態としては、菜の花に似ています。

 

トリビア

花言葉

ハボタンの花言葉は「利益」「祝福」「愛を包む」などがあります。

「利益」は、中国で諸葛孔明が、キャベツを栽培して兵士の食料にした故事に由来します。

キャベツの花言葉と同じです。「祝福」は、紅白のめでたいカラーと正月の飾りとして使われることが由来しています。

「愛を包む」は、葉の外側の内側の違いから、赤子を母親がてでつつむように見えたことに由来しています。

 

由来伝承

ハボタンは、葉が牡丹の花のようになっているため、ハボタンと名付けられました。

牡丹は中国から古来に渡来した花ですが、とは「牡」は「オス」を意味し、「丹」は赤色を意味します。

 

まとめ

ハボタンは観賞用の植物として大変人気のある種で、葉が丸いもの、波打つもの、サンゴのようなもの、色も形も様々です。

耐寒性もあり、管理温度にも気を使う必要はあまりなく、初心者でも育てやすい種です。

葉も美しく、花もキレイで、葉と花のコントラストもキレイなハボタン。

江戸時代オランダから日本に伝わり、キャベツから品種改良されて成立しました。

正月の飾りとしても用いられ、縁起の良い植物としても知られているハボタン。

園芸植物としては珍しく、花や実ではなく、葉の色を主に楽しむ品種です。

花は主に黄色で、丸っこい、頭頂部が紫色や白色で、下の部分が緑色のグラデーションを成し、見た目には自然のクリスマスツリーにようになります。そんなハボタンを、ぜひ育ててみて下さい。

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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