フリージアの画像

フリージアの育て方

  • アヤメ科
  • フレージア属

フリージアの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Freesia hybrida

別名

原産地

南アフリカ

フリージアの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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開花

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フリージアの育て方の画像

フリージアの育て方

可憐な形と、黄、白、赤、紫など多様な色をした花が特徴のフリージア。

多年草なので、もしも上手に育てられれば長い間楽しめ、さらには切り花としても美しいので高い人気を誇っています。

今回はそんなフリージアについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

野生種がケープ地方を中心とした南アフリカに分布していることもあり、フリージアは温暖な気候を好みます。

日差しに関しても、適度に日当たりのいい場所が適しており、その条件を守ることができれば当年は問題なく咲いてくれます。

逆に日当たりが悪い場所で育てると、花つきが悪くなってしまうので注意しましょう。

なお葉がかれるまで十分に日に当てて育てることで、来年に備えられるようになります。

 

置き場所

風通しが適度に良い場所が適しているでしょう。

ただし、フリージアは秋植えの球根にしては珍しく、耐寒性がそれほどあるわけではなく、冬場は寒風や霜に当たってしまうと葉が真っ黒になって傷んでしまいます

したがって、鉢植えの場合には、軒下や室内など霜の当たらないで済む場所に置いてあげましょう。

庭植えに関しては、暖地ならば可能ですが、凍る可能性があるならば腐葉土などでマルチングを行い防寒してください。

連作を嫌うため、同じアヤメ科の植物とは土壌を共有しない方がいいでしょう。

休眠期間は、球根を掘り上げて乾燥させ、冷暗な場所で保管してください。

 

水やり

フリージアは他の秋植えの球根の植物と同様に、芽が出てくるまでは鉢の土が乾き次第、水を与えるようにしてください。

地上部で変化がなくとも、土の中でしっかりと根が張っている状態からです。

葉が伸びてき次第、控えめにしていくといいでしょう。

過剰に与えると軟弱に育ち、徒長しやすくなるので、適量を守ってください。

ただし夏場は休眠期間なので、水を与えると球根が腐ってしまうので控えましょう。

フリージアは冬は生長期に当たりますが、寒さには弱いので決して霜に当てないよう配慮しましょう。

そのため水やりも室内で適量を与えるように行うのがいいでしょう。

ただし冬の強い乾燥にはめっぽう弱いので、土の様子をしっかりとチェックし続けることが大切です。

 

肥料・追肥

肥料は植え付ける段階で、元肥として堆肥もしくは化成肥料を用土に混ぜ込んでおきましょう。

さらに芽が出て花が咲く3月までは、週に1度の頻度で液体肥料を追肥してください。

庭植えの場合には、元肥には1平方メートルあたりに100グラム程度の化成肥料、鉢植えの場合には1リットルあたり3グラム程度だけ混ぜるといいでしょう。

もしも球根に栄養を与えることが目的ならば、穂の曲がった部分から花だけを切り落として栄養が球根に行くようにしてください。

茎や葉が枯れるまで置いておいても問題ありません。

花柄を積み終わったら、球根が太るようにカリ分の多い化成肥料をあたえましょう。

 

用土

フリージアには、水はけがよく、保水性もある土壌が適しています。

したがって、市販の草花用の培養土が適しているでしょう。

もしも配合土を用いる場合には、赤玉土6・腐葉土3・バーミキュライト1の割合で混ぜたものを使ってください。

 

植え替え・植え付け・種蒔

球根の植え付けに適しているのは秋ですが、やや遅めに植えるときれいに育ちやすいかもしれません。

なぜなら9月頃に植えた場合、暖かい気候で育つ性質ゆえに葉が大きく伸びて寒さの被害を受けやすくなるからです。

10月〜11月頃に植え付ければ、葉があまり伸びないため、被害も受けにくくなります。

なお鉢植えならば、凍らない場所へと移動させるのも可能なため、9月下旬以降に植え付けても問題ありません。

なお複数の球根を同じスペースに植えるならば、鉢には5〜8球程度の間隔をあけて、庭植えのときは5〜10センチの間隔をあけて行いましょう。

覆う土の分量は薄くすることで、葉が数枚出た後に増し土してく形にした方が倒れにくいでしょう。

花後の管理については、花が咲き終わったら花茎だけを切り取り、球根への栄養分を行き渡らせることに専念しましょう。

残った葉が黄色くなるまで、水やりの2、3回に1回は、通常の2倍ほど薄めた液体肥料を与えてください。

栄養を消耗した球根を復活させます。

その後は、葉が黄色くなった段階で球根を掘り起こして、乾かし、冷暗な場所で保管するだけでいいでしょう。

 

増やし方

フリージアは分球で増やすことができます。

葉が黄色く変色し次第、球根を掘り上げて、親球の周囲に付いている子球を外していってください。

夏の間の管理方法としては、ネット状の袋に入れて、風通してのよい日陰で保存するのがベストです。

 

病気・害虫

フリージアが発症する可能性のある病気には、菌核病が挙げられます。

地面近くの葉に褐色のまだら模様が現れてくるもので、発症してしまうと腐っていき、茎葉が萎れていきます。

連作をすると起きやすい病気なので、その点に注意し、風通しのよい場所で育ててください。

発病を発見したら、葉は抜き取るようにしてください。

またモザイク病など、アブラムシを媒介とするウイルス性の病気にかかりやすい傾向にあります。

そのため、アブラムシを見つけ次第潰すか、牛乳をかけて駆除するのもありでしょう。

 

管理温度

フリージアの管理温度は、生長期でもある冬の間は、3℃以下にならない環境で育てるようにしましょう。

そのため室内や軒下など霜に当たる可能性の低い場所に設置するのがおすすめです。

また休眠期間にあたる夏は、球根を適度に乾燥する風通しの良い日陰などで保管するといいでしょう。

 

種類・品種

よく栽培されているフリージアは、オランダで改良された「リキトリニー種」、「コリンボーザ種」、「スパルマンニー種」、赤や紫の花を咲かせる「アームストロンギー種」などの園芸品種です。

小さなユリ状の花の種類で、可憐な姿をしているのが特徴です。

中でも「アームストロンギー種」は、花が白で中心部分がオレンジ色、縁の部分が紫を帯びたピンクなる複色の美しい花を咲かせます。

原種では「レフラクタ」種が最も有名な黄色い花を咲かせ、変種として白い花の咲く「アルバ」や、一部がオレンジ色になる黄色い花をもつ「ライヒトリニー」も存在します。

原種以外の種は、比較的病気に弱く、切り花生産も難しいこともあり、栽培用以外には流通していないようです。

幻の品種と呼ばれている「ファンタジー」という種もあります。

最初の八重咲き品種であり、ミュージシャンのジョン・レノンが手がけたアルバム「ダブル・ファンタジー」はこの花に由来しているのではないかと言われています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

フリージアは、多種多様な姿をした可憐な花を咲かせます。

花形は一重、八重、半八重の3種類があり、花の色は黄、白、赤、桃、紫、淡紫など幅広く揃っています。

花茎は30〜50センチほどで、細長い弓形をした花茎の上部には総状花序が形成され、穂のように6〜10個の6枚の花弁をもつ花が咲きます。

休眠期の球根はらっきょうによく似た姿かたちをしています。

 

トリビア

風水

フリージアには、転職や引っ越し、進学などの環境の変化をよりいい方向へ導く効果があるとされています。

特に発色のいいオレンジや黄色が効果的とされています。

また色別の効果を考えると、黄色いフリージアならば自宅の西側に置くと金運アップ、地位/品格向上を目指すならば北西に紫・白・黄を設置、北の方角に紫や白の種類をおけば恋愛運アップが期待できるかもしれません。

香りも楽しめるので、インテリアとしても有能です。

 

花言葉

フリージアの花言葉は「期待」「親愛の情」です。

色ごとにも異なった意味を持っており、白色は「あどけなさ」、黄色は「無邪気」、赤色は「純潔」、紫色は「あこがれ」、淡紫色は「感受性」を意味しています。

どれもフリージアの明るく、可憐な姿と甘く爽やかな香りを併せ持っている、純粋無垢な乙女のようなあり方に由来していると考えられます。

そのため、大好きな女性へのプレゼントにぴったりといえるでしょう。

またまだ幼いお子さんと一緒に育ててみるのもいいかもしれません。

 

由来伝承

フリージアは、18世紀の中頃に原産地である南アフリカで、デンマークの植物学者エクロンによって発見されました。

エクロンは大変仲の良かったドイツ人医師のフレーゼへの感謝と友好の気持ちを込めて、彼の名に因んだフリージアという名を付けたそうです。

そしてヨーロッパで紹介されました。日本へと持ち込まれたのは、明治後半期にオランダから球根を輸入したことが始まりであると言われています。

当初は花の色や葉の形が水仙に似ていることから、浅葱水仙、甘い香りから香雪蘭、アヤメと水仙の両方に似通っていることから菖蒲水仙と名づけられたそうです。

ただ本格的に国内で栽培されるようになったのは、昭和に入ってからになります。

当時は黄色い花を咲かせる園芸品種「バター・カップ」が主流だったようです。

比較的最近発見された植物ではありますが、北アフリカにはフリージアという名の仙女に関する伝承が残されています。

まとめ

今回は可憐な姿が魅力的な花・フリージアについて、育て方を中心に簡単にご紹介しました。

フリージアは色とりどりの花以外にも、特徴的な甘い香りを有しています。

この香りには、神経の高ぶりを抑える効果があるとされる成分である、リナロールやα-ターピネオールと呼ばれるものが含まれているようです。

なお甘い香り自体はβ-ヨノンという成分によるそうです。

見た目だけでなく、香りでも癒やしてくれるフリージアは、育てがいのある植物といえるでしょう。

興味のある方は是非挑戦してみてください。

ちなみに日本で流通している品種は小さな花のタイプがほとんどですが、品種改良を多く進めているオランダでは大輪のものもあります。

ただウイルスに弱い特性ゆえに、新しい品種は数年のうちに消えてしまうことがほとんどなので、気に入った品種を見つけたら、すぐさま購入することをおすすめします。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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