コルチカムの画像

コルチカムの育て方

  • イヌサフラン科
  • イヌサフラン属

コルチカムの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Colchicum autumnale

別名

イヌサフラン

原産地

欧州、中東、北アフリカ、中央アジア

コルチカムの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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コルチカムの育て方の画像

コルチカムの育て方

サフランとよく似た花を咲かせることからイヌサフランと呼ばれる植物の園芸種・コルチカム

鮮やかな色味をした花と、強い毒性をもった球根が特徴の植物です。

今回はそんなコルチカムについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

コルチカムは庭植え・鉢植えの条件を問わず、葉のある時期は、日当たりでの管理が重要です。

生育期に当たる冬〜春の間は、日当たりのいい場所で育ててあげることが必要となります。

球根の養分だけで開花することも可能なので、その年にだけ花を咲かせるだけならば日差しに当てる必要はありませんが、翌年も楽しみたい場合には日に当てて球根を太らせてあげましょう。

ただ夏は休眠状態に入るので、日差しに当てる必要も直射日光の心配もいりません

 

置き場所

コルチカムは耐寒性・耐暑性ともに強いのが特徴です。

したがって特に防寒がなくても真冬でも戸外で育てることはできますが、土が凍結する場合は根が傷む可能性が高いので株元に腐葉土をかぶせることで防寒をするなど対策を取ってください。

一方6月以降は葉が枯れて休眠状態に入ります。

そのため、水はけがよければ球根を植えたままにもできますが、高温期の長雨の影響で病害虫が現れ、球根が傷むこともあります。

したがって、球根は梅雨前に掘り上げておき、風通しのいい日陰に置いて乾燥貯蔵しておくと安全です。

 

水やり

コルチカムの水やりは、生育期(冬〜春)は水をたっぷり与えるのポイントです。

特に葉が大きく茂り始める3〜5月の間は乾燥させないようにしましょう。

夏の休眠期は水やりをすると球根が腐る可能性が高まるので、与えなくても大丈夫です。

葉が枯れてきたら、水やりの頻度・量を少しだけ減らすという心持ちで取り組むといいでしょう。

球根をむき出しのまま空気栽培を行う場合には、基本水やりは不要と言われていますが、放置しておくと球根にシワより出します。

それを防ぐために霧吹きで球根を湿らせる程度に給水しましょう。

 

冬はコルチカムの成長期に当たるので、しっかりと水やりを行いましょう。

ただ若干乾燥気味な状態を好むので、土の表面が乾いているのを確認したら与えるというタイミングで行うようにしてください。

過剰に与えすぎると成長しにくくなります。

 

肥料・追肥

コルチカムの肥料は、まず第一に植え付けの時にあらかじめ用土と混ぜておきましょう。

堆肥や腐葉土などを混ぜて水はけのよい状態の土壌へと改良し、元肥と苦土石灰を少しだけ混ぜます。

追肥として、庭植えの場合には葉が出始める2月頃、気温が暖かくなる4月中旬以降に、1回ずつ粒状の肥料を施してください。

鉢植えの場合は、葉が出て枯れるまでの期間には、薄めた液体肥料を2週間に1度の割合で与えましょう。

もしくは3月〜4月と9月〜10月に化成肥料を株周辺に、液体肥料を3~4回同様に施します

 

用土

コルチカムは、水持ちがよく、水はけのいい有機質に富んだ土壌を好みます。

過湿に弱いので、ジメジメした場所ではうまく育てません。

そのため、市販されいる草花用の培養土に川砂を2割程度混ぜたのもか、配合土の場合には、赤玉土5・腐葉土3・川砂2の割合で混ぜたものを利用してください。

庭植えの場合には、土質にはうるさくはないですが、水はけのよい状態することが重要となります。

球根をさせるために玉砂利など使う場合もあるでしょうが、根を傷つける可能性は覚悟してください。

なお開花までの時期は土がなくとも育ちます。

 

植え替え・植え付け・種蒔

コルチカムの植え付けに適した期は、8月〜9月になります。

遅くとも10月下旬がリミットとなります。球根が大きい方なので、4号~5号の鉢に1球を植えるのがいい塩梅です。

深さについては、球根の先端が地表にすれすれの位置となるようにしましょう。

庭植えの場合には、深さは5~6cm、複数を植える場合には15~20cmの間隔で植え付けます。

花が咲いた後、葉っぱがかなり増えてしまうので広めの間隔を取ることが適切です。

 

増やし方

コルチカムの球根は分球によって増やせます。ただその前にまず球根の掘り上げ作業を行う必要があります。

コルチカムの球根が増えて、花壇や鉢のスペースが狭くなったら掘り上げましょう。

球根が大きくなる速度は、それほど速くはないため、鉢植えならば2年に1回、庭植えならば2~4年に1回の頻度を目安として掘り上げは行います。

特に毎年掘り上げる必要はないです。掘りあげるタイミングは、葉が萎びて垂れはじめ、全体的に黄ばんできた頃がいいでしょう。

掘りあげた球根は、貯蔵中に腐ることがあります。これを防ぐためには、表面を乾かすことが大事になってきます。

風通しのよい日陰で陰干したうえで、ネットなどの通気のいい袋に入れて冷暗所で保存します。

適期に当たる秋になったら、球根を手で分けて植え付けましょう。

 

病気・害虫

コルチカムが気をつけるべき病気は「白絹病」です。

水はけが悪いと出やすい病気なので、水はけよい用土を準備・管理することで未然に防げます。

また梅雨前に、球根を掘り上げて乾燥させるとよいでしょう。

気をつける害虫としては、「根ダニ」がいます。水はけをよくし、球根を梅雨前に掘り上げ、乾燥保存するのがベストでしょう。

 

管理温度

コルチカムの生育に適した温度は15℃〜20℃になります。

そのため、冬はできれば室内でもいいでしょうが、寒さには大変強いので防寒せずとも育つでしょう。

 

種類・品種

コルチカムは欧州・中東・北アフリカの地中海沿岸部など、幅広い地域に自生する植物であり、原種が60種ほど存在しています。

ほぼすべての種が秋咲きで、ピンクや藤色の花を咲かせるのがほとんどです。

ただ「C・ルムテウス」のように黄色い花を咲かせる春咲きの種も存在します。

現在は「C・オータムナーレ(=イヌサフラン)」や「C・スペシオサム」など園芸品種がいくつも作り出され、夏〜秋植えの球根ではありますが、数年間ほど楽しめるものもいます。

この他の種としては、白い花を咲かせる小型の「コルチカム・オータム・ナーレ・アルバ」や一重咲きの紫桃色の大輪花をもつ「ザ・ジャイアント」などもあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

品種改良によって様々な種が存在しており、花の形もさまざまになっています。

そのため、大輪咲きや小型花、一重咲き、八重咲き、など多種多様です。

 

トリビア

花言葉

コルチカムの花言葉は、「私の最良の日は過ぎた」「危険な美しさ」「悔いなき青春」「永続」「楽しい思い出」「頑固」など多様ですが、過去を思い起こさせるような時に関わるニュアンスを含む言葉が半数以上を占めています。

花言葉の内「私の最良の日々は過ぎ去った」には、秋にコルチカムが咲き、過ぎ去った夏の日々を惜しむ思いを込められたことに由来します。

一方「危険な美しさ」は、コルチカムが美しい花を咲かせるも毒を持っているという特徴に由来しているようです。

 

由来伝承

コルチカム(英語表記:Colchicum)という名前の由来は、黒海に隣接していたアルメニアの古都コルキス(Colchis)地方に多く咲いていたことにあります。

オータムリリーやイブサフランなどの別名もあります。

ギリシアのディオスコリデスは、かつてコルチカムを毒キノコと同等にあつかったけれども、17世紀からは球根が、19世紀以降からは種子が薬用として広く用いられているようになりました。

さらに1937年にアメリカの植物学者であるA・F・ブレークスリーによって発表されたコルチカムに含まれる成分コルヒチンによる倍数体の作出という問題が、植物育種の分野において新しい進展をもたらしました。

 

まとめ

今回は有毒性があって危険だけれども、美しい花を咲かせるコルチカムについて簡単にご紹介しました。

日本でも冬越えをやすやすとしてくれる品種ということで、大変育てやすいので、興味のある方は是非育ててみてください。

球根をむき出しで育ててインテリアとして楽しむのも素敵ですよ。

 

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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