グロキシニアの画像

グロキシニアの育て方

  • イワタバコ科
  • ジニンギア属

グロキシニアの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Sinningia speciosa

別名

オオイワギリソウ

原産地

ブラジル

グロキシニアの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

弱い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12

肥料

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開花

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グロキシニアの育て方の画像

グロキシニアの育て方

グロキシニアはブラジルが原産のイワタバコ科の宿根多年草です。

色鮮やかなラッパ型な花が特徴的で、鉢植えなど園芸植物として親しまれています。

こちらの記事ではそんなグロキシニアの育て方についてを紹介していきます。

グロキシニアの基礎情報

グロキシニアの日当たり

グロキシニアは暖かい国が原産の植物ということもあり、冬が苦手で寒さにはとても弱いです。

なので、一年を通して気温が安定する室内で育てるのが基本です。

ただし、グロキシニアは直射日光も苦手で、日に当たりすぎると葉焼けを起こしてしまうこともあるので、適度に日が当たる場所に置いてあげましょう。

葉や花が枯れてきたら、こまめに摘み取りをします。

グロキシニアはカラッとした暑さには強いですが、日本のような蒸し暑い夏は苦手なので、注意して育てましょう。

 

グロキシニアの置き場所

育てるのが部屋の中であれば、朝日が射し込むレースのカーテン越しの場所が育てるのにはおすすめです。

また、日が当たらない暗い場所だと、花が咲かないので注意が必要です。

グロキシニアは寒さに弱いですが、高温多湿にも弱いので、真夏は風通しの良い場所でなるべく涼しくしてあげましょう。

ベランダに置いて育てることも可能ではありますが、グロキシニアは気温が15度以下になると成長が止まり、さらに5度を下回ると休眠状態になってしまうので、ずっとベランダなどの屋外で育てるというのは難しいです。

特に気温が低くなる秋から冬にかけては、室内で育てるようにしましょう。

グロキシニアを育てるには、温度と湿度の管理がとても重要なので、置き場には十分気をつけましょう。

 

グロキシニアの水やり

グロキシニアは春から秋にかけてが生育期になるので、その期間は土の表面が乾いたら水をたっぷり与えるようにしましょう。

特に夏場は水切れに注意して、こまめに様子をみてあげましょう。

もう一つ注意が必要なのが、水やりの際に、葉や花に水がかかってしまうと、傷んだり腐ったりしてしまう場合もあるということです。

なるべく水がはねないように、そっと根本だけに水をあげるようにしてあげて下さい。

秋に入って気温が下がってきたら、水やりの頻度を減らして少し乾燥気味に育てます。

また、夏場の水やりと同じく水やりの際に水が花や葉っぱにかからないようにして下さい。

冬場は休眠に入るので、地上部分が枯れてきたら芽出し時期の春まで、一切水やりは必要ありません

休眠させる前に花がらを全て摘み取って、元から切り取っておきましょう。

休眠に入った球根は、掘り上げて乾燥させないように、おがくずなどの中で保管しても良いですし、特に何もせずそのままでも大丈夫です。

休眠期でもしっかりと球根を管理しておけば、春からもまた育てることができるので大切にしましょう。

 

グロキシニアの肥料・追肥

グロキシニアは、特に肥料がなくても育てることができますが、5〜9月の生育期に肥料を与えると花付きが良くなるのでおすすめです。

目安としては、1000倍程度に薄めた液体肥料を、月に2回ほど与えると花付きが良くなります。

また、植え替えをする際にも緩効性の化成肥料を元肥として、用土に混ぜておいても良いでしょう。

 

グロキシニアの用土

グロキシニアを育てる時は、鉢植えで室内栽培を行うのが好ましいです。

鉢植えの底まで根っこが回ると、12〜15cmほど定植するので鉢の深さにも注意してください。

用土には赤玉土をベースに腐葉土を少し混ぜると良いです。また、グロキシニアを育てるには水はけの良い用土が適しています。

そこに土に川砂を混ぜると水はけが良くなるので試してみてください。

川砂を使用する場合は赤玉土5、腐葉土3、川砂2の割合で混ぜ合わせると良いでしょう。

鉢の底に軽石を敷いて、上に少量のケイ酸塩白土を入れると、水通しが良くなり根腐れ防止にもなります。

さらに、用土には水はけだけではなく通気性と保水性も必要になるので、ピートモスやパーライト、バーミキュライトなども等量で混ぜ合わせても良いでしょう。

 

グロキシニアの植え替え・植え付け・種蒔

植え替えは4月になってから行います。

植え替え時は根っこを傷めないように、やさしく掘り上げていきます。

古い土を落としたら、新しい鉢植えと土に球根が軽く隠れるくらいに、浅く植えればOKです。

ちなみにこの際使用する植え替えの土は、育てる時と同じく、水はけが良く保水性の高い培養土がおすすめです。

 

グロキシニアの増やし方

グロキシニアは、葉挿し・分球・種まきの3つの方法で増やすことが可能です。

葉挿しは一番簡単な方法で、6〜7月頃に行うのが適しています。

方法は、株の中から全体で平均的な大きさの葉っぱを選んで、葉柄を付けたまま切り取ります。

その切り取った葉を土を入れた鉢に寝かせるように挿します。

そのまま乾かないように1ヶ月ほど管理すると、切り口の近くから初根して、小さな球根が育ちます。

葉が枯れてくる秋頃から徐々に水やりの回数を減らしていき、完全に葉が枯れたら水やりを止め、球根が乾燥しないように掘り下げて保管します。

春になってから新しい土に植え付けをすれば、そのまま通常通りに育てることができます。

次に紹介する分球のやり方は、大きくなった球根の芽の位置を確認して、何個かに切り分けて植え付ける方法です。

切り分けた際に切り口から雑菌が入らないように、殺菌剤や草木灰をまぶしておくと、元気に育つ可能性を上げられます。

最後に紹介する種まきは、事前にグロキシニアの種を採取しておく必要があります。

グロキシニアの種は、とても細かく扱いづらいので少し難易度は高めです。

発芽温度は25度程度なので、8~9月頃に行うのが適しています。

グロキシニアは好光性種子と言い、発芽するのに陽の光が必要なので、種には土をかぶせずに、そのままの状態で置いておきます。

 

グロキシニアの病気・害虫

グロキシニアは害虫の対策や心配はほとんどありませんが、多湿に弱いため灰色カビ病を発生させてしまうことがあります。

特に花びらと新芽に被害がでやすく、発生すると花や葉っぱに斑点が現れ、それが徐々に広がっていきます。

そこから灰色のカビが発生し、そのまま放置するとカビが株全体に広がって腐敗してしまいます。

カビを発生させないためには、なるべく風通しを良くして多湿にならない環境を作りましょう。

もしも、灰色カビ病になってしまった場合は、枯れた葉をこまめに取り除き、ベンレートを散布して処置を行います。

花が完全に枯れていなくても、カビの原因になることもあるので、花がしおれてきたら早めに付け根から花がらを摘み取ったほうが良いです。

特に梅雨の時期に発生しやすいので、高温多湿に注意しながら管理しましょう。

 

グロキシニアの管理温度

グロキシニアの生育適温は20〜25度とされています。

15度以下の気温になると成長が止まり、さらに気温が5度を下回ると休眠状態に入ります。

冬越をさせる場合は、最低5度から10度ほど必要です。

なので、冬場でもなるべく5度以上の気温をキープするようにしましょう。

グロキシニアは温度の管理が難しいと言われている植物ですが、冬場でも室温を15度以上に保っていれば生育可能で、花も楽しむことが可能なので挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

グロキシニアの種類・品種

一般的にグロキシニアは、「シンニンギア・スペシオサ」と呼ばれる種類のものを指しています。

そのシンニギア・スペシオを元に改良された園芸品種が多く出回っています。

シンニギア属に分類されている植物ですが、発見当初はグロキシニア属に分類されていたことから現在でもその名前が使われています。

グロキシニアの原種は熱帯雨林の崖や岩の上に生息しています。

草丈は10〜40cmほどで、赤や白、紫など色鮮やかな花が咲きます。

品種には赤地に白覆輪で大輪の八重咲きの花が咲く「エンペラー・フレデリック」、紫地に白覆輪で大輪の八重咲きの「エンペラー・ウィリアム」、ピンク色で花びらがほぼ真横に咲くのが特徴の「トランペット・フラワード」、大輪八重咲きの赤地に白覆輪の花が咲く「グレゴール・メンデル」など、多様な種類が存在します。

その見た目の美しさからガーデニングや寄せ植え、花束などでも人気があります。

 

グロキシニアの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

グロキシニアは、ビロードやベルベットのようなつやつやした光沢のある花びらが特徴的です。

花は4月の下旬から7月の上旬にかけてと、9月から11月の下旬にかけての2回咲きます

花の色は赤や紫、ピンクなど品種によって様々な色があり、見た目も美しく、寄せ植えやガーデニングなどでとても人気が高いです。

また、赤と白、紫と白などといった2色咲きのものも多く存在しており、種類も豊富です。

花の形は品種によって様々ですが、一重咲きと八重咲きのものが多く、八重咲きはボリューム感があり見応えがあります。

ちなみに、野生種のものは花が下向きに咲きますが、現在園芸用で普及されている品種のものは、ヨーロッパで品種改良がされており花が上向きに咲くものが多く見られます。

葉っぱは幅の広い円形で、葉の縁はゆるくギザギザになっています。

葉はとても肉厚で落ち着いた深い緑色をしており、色鮮やかに咲く花との絶妙なコントラストで、妖艶で上品な雰囲気を醸し出しています。

その美しさと華やかさから「冬の女王」と呼ばれているシクラメンに対して、「夏の鉢花の女王」とも呼ばれています。

 

グロキシニアのトリビア

グロキシニアの風水

グロキシニアに限らず花は風水において良い気を呼び込んだり、陰の気を吸収したりと重要な役割を果たします。

また、飾る花の色とその色の花を飾る方角で効果や運気が変わってくるとも言われています。

グロキシニアの花の色でポピュラーなのが赤・ピンク・紫の3色です。

赤い花は活気と元気に効果があり、北と西に飾るのが相性が良いと言われています。

次にピンクの花は恋愛と人間関係に効果があります。

東南方向に飾ると恋に効き、北方向に飾ると子宝に効果あるそうです。

紫の花は自分の気持ちを高めるのに効果的です。

東や南、南西方向と相性が良く、特に南西方向は責任感からくるストレスの緩和に効き目があります。

このように花の色と飾る方角によって効果が変わってくるので、意識して飾ってみてはいかがでしょうか。

ただし、グロキシニアは温度と湿度の管理がデリケートな植物なので、花に負担がかからない範囲で試しましょう。

 

グロキシニアの花言葉

グロキシニアは7月10日と7月25日の誕生花で、花言葉は「華やかな日々・艶麗」などがあります。

この2つの花言葉は、グロキシニアの美しく艶やかな花姿にちなんでいると言われています。

また、他にも「媚びた態度・媚態・欲望」といった意味の花言葉もあるので、贈り物にする場合は気をつけたほうが良いかもしれません。

 

グロキシニアの由来伝承

グロキシニアは1700年代に発見された植物です。

花の中には紀元前から知られていたものも多くあり、そのような点からみるとグロキシニアの歴史はそれほど古くありません。

発見された当時は新種の植物として独立したグロキシニア属という分類がされていましたが、現代ではブラジルの中央アメリカを中心に分布しているシンニンギア属に分類されています。

グロキシニアが日本に入ってきたのは、海外との貿易が盛んになりはじめた、明治の初頭頃とされています。

原種が岩の上に生息していたことから日本では「大岩桐草(オオイワギリソウ)」という名前が付けられました。

作家の高村光太郎がアトリエが完成した際に、記念として妻である智恵子にグロキシニアを送ったというエピソードもあり、高村光太郎の代表作のひとつの「智恵子抄」にもグロキシニアの花が登場します。

かつての園芸界は温室栽培が主流でしたが、グロキシニアの華やかな美しさから人気が高まって現代では一般の家庭でも広く栽培されるようになりました。

 

まとめ

気品あふれるベルベットのような、光沢のある花を咲かせるグロキシニアは、「夏の鉢花の女王」「室内園芸植物の女王」とも呼ばれています。

色鮮やかなラッパ型の花びらは存在感があり、観葉植物として部屋に飾ると、空間がより華やかになります。

グロキシニアはブラジルが原産の植物で、カラッとした暑い環境で育つ植物です。

日本のような、寒暖差があり多湿になりやすい場所では、少し育てるのは難しいかもしれませんが、温度と湿度の管理をきちんとしていれば、長い期間、美しい花を楽しむこともできます。

様々な園芸品種が存在しており、花の色も形も豊富にあるので、色んな種類のグロキシニアを寄せ植えにしてみてもきれいですよ。

葉挿しや分球で増やすことも可能なので、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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