アスパラガスの画像

アスパラガスの育て方

  • キジカクシ科
  • アスパラガス属

アスパラガスの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

多年草

学名

Asparagus

別名

原産地

欧州

アスパラガスの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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アスパラガスの育て方の画像

アスパラガスの育て方

アスパラガスは、キジカクシ科のクサスギカズラ属に分類される野菜です。

葉酸やビタミンP (ルチン)、アミノ酸の一つのアスパラギン酸が含まれています。

このアスパラガスは、買うだけでなく家庭でも育てられますので解説していきます。

基礎情報

日当たり

アスパラガスは、日当たりが良い場所を好む性質を持っています。

ですので一年を通じて日当たりの確保できる場所で育てる必要があります。

日光は好きですが、真夏の直射日光が当たる日が続いてしまうと、葉の部分が傷んでしまう原因となります。

真夏の時期には、庭に地植えの場合には無理ですが、プランターなどで育てる場合には、明るい日陰の場所へと移動させるようにして下さい。

そして冬場の寒い時期には霜が当たらないように室内に移動させるようにします。

冬場は地上部は枯れますが、根っこが生きてさえいれば、春になると芽を出してくれるので大丈夫です。

 

置き場所

アスパラガスの原産地は、地中海沿岸などの南ヨーロッパやロシア南部です。

そこは冷涼な気候となっています。暑さや寒さにもある程度は耐える事ができ乾燥にも強いです。

その為、日本での主要な産地は北海道となっています。

またアスパラガスを育てるには、広いスペースがある程度必要となってきます。

その理由ですが、アスパラガスというのは、根の部分の深さは1~2mほどまで成長して、生育期に入ると地上に出ている茎部分の高さが1~1.5mにまで成長してしまうからです。

ですので理想としては庭などに地植えする方が良いのですが、スペースや日当たりの関係でそれが無理な場合には、大きめのプランターなどを用意する必要があります。

 

水やり

アスパラガスは、乾燥には強い植物です。というのも、アスパラガスの根っこは水分を溜め込む機能を持っているからです。

しかしその一方で、多湿には弱いという特徴を持っています。

その為、アスパラガスへの水のやり過ぎは注意をしなくてはなりませんが、水分不足の状態であるのも良くはありません。

特に暑い夏場の時期には、地上に出ている葉状茎の部分が乾燥しやすくなりがちです。

黄色くなってくるのがサインです。ですので夏場は、土の表面が乾燥していたら水分を十分に与えるようにしましょう。

アスパラガスは、本来の葉は退化してしまっており目立ちません。

一見葉のように勘違いしてしまう部分は、実は茎が平らになって変化したものなのです。

 

アスパラガスは、活動が鈍ってしまう冬場の時期には植え付けた場所に関係なく水やりは控えめを心がけるようにして下さい。

枯れてしまわないか心配して水をやり過ぎると弱ってしまいますので注意が必要です。

冬場にもし地上に出ている部分が枯れてしまっていたら、まずは茎の部分を軽めに引っ張ってみて下さい。

それが簡単に抜けてこないようならば、まだ根っこが生きている可能性が高い為、諦めずに引き続き管理を行うようにしましょう。

 

肥料・追肥

アスパラガスは、肥料を好む性質がある植物となっています。

というのも根の成長が旺盛だからです。その為、肥えた土が必要となります。

植え付けをする際には、堆肥や鶏糞などの有機質が豊富に含まれた肥料を沢山与えるようにします。

また植え付けを行った年の1~2月頃と3年目以降の収穫時期の後にも同じ肥料を土に混ぜます

とにかく肥えた土作りをするには、堆肥と元肥を多めに入れて、さらに地植えの場合には、深めに耕す事が重要です。

肥料としては、「マイガーデンベジフル」や「ボカシ肥」などのようにバランスに優れている配合肥料が良いでしょう。

また追肥ですが、芽が出始めた頃に2週間に1回を目安として、化成肥料を10g程度、土の上に撒いてから土と混ぜるようにし馴染ませます。

 

用土

アスパラガスというのは、中性~弱アルカリ性である土を好む性質を持っています。

プランターなどで育てる場合には、「赤玉土の小粒7:腐葉土2:バーミキュライト1」の割合で配合した土もしくは、市販で売られている野菜用の培養土を使うようにします。

庭に地植えする場合には、植え付けを行う最低でも2週間前には、苦土石灰を施します。

一週間前には2~3割程度の完熟堆肥を、事前に耕した土の中に混ぜてから寝かせるようにします。

 

植え替え・植え付け・種蒔

アスパラガスは根の部分の生育が非常に旺盛な植物です。

その為、プランターなどで育てる場合には、段々と窮屈になってしまい根詰まりを起こしやすく生育にも影響をしてきます。

ですので毎年1回は、植え替えをしてあげる必要があります。

鉢などの場合には、抜いた株に付いている古い土は1/3程度落とします。

そして古い根を切り詰めて整えてから、今よりも一回りは大きな鉢の中へ植え替えを行います。

その際には、ついでに伸びすぎてしまった茎葉も綺麗に整えておくようにするといいでしょう。

しかし鉢を大きくしたくないというような場合には、植え替えをする際に、株分けをします。

植え替えに最適な時期としては5月~6月頃となります。

植え付けですが、アスパラガスは生育するのに2年かかり実際に収穫ができるのは3年目からという特殊な植物です。

ですので植え付ける場合には、種子からでも育てる事はできるのですが、苗から育てるのが一般的であり無難であると言えます。

苗はホームセンターやネットなどでも売っています。もし種から育てたい場合には、3月~5月頃に種蒔を行います。

というのも発芽に適する温度が25~30℃は必要となるからです。まず30℃程度の水の中に一晩浸けておき発芽させます。

発芽した後は、育苗ポットの中に赤玉土の小粒サイズなどの清潔な土を入れ、乾燥に注意して水やりを行って管理をします。

草丈が10cm以上まで生長した後、地植えが鉢などに植え替えを行います。

 

増やし方

アスパラガスというのは他の野菜とは違って、上手く育てる事さえできれば、一度植えるのみでその後の10年くらいは収穫する事ができると言われています。

アスパラガスを増やし方ですが、種蒔か株分けをして増やす事が可能です。

種蒔で増やす場合には、赤く熟している果実から種を採り出します。

そこに川砂を撒いて発芽までは絶対に乾燥させないようにして管理を行います。

発芽する適温は15℃前後くらいです。株分けして増やす場合には、5月~6月もしくは9月下旬頃が適しています。

鉢などから抜いた株を根っこ部分を傷めないように注意して、古い土をできるだけ落とします。

その後、株を2~3つ程度に丁寧に分けて鉢の中にそれぞれを植え付けます。

細かく分け過ぎるのは生育に影響する事がある為、ざっくり大きく分けて下さい。

株分け後は、乾燥しないように日陰で注意して管理します。そして日光に徐々に慣らしていって通常の管理方法に戻します。

 

病気・害虫

アスパラガスによく発生しやすい病気にはいくつかあります。

その中でも一番被害の多いのは、「茎枯病(くきかれびょう)」です。

茎部分に褐色の斑点が出来てしまい、徐々に茎全体へと広がって最後には枯れてしまいます。原因は土の中のカビです。

これを防止するには、敷きワラやマルチなどで泥跳ねが起こるのを防いであげるだけでなく、風通しを良くする為に、茎同士が混み入らないように管理を行います。

また雨よけ屋根などを取り付けるのも有効な手段です。その他には、「紫紋羽病(むらさきもんぱびょう)」があります。

これは地上に出ている葉の部分が黄色くなり、生育不良を起こして枯れてしまいます。

同時に地下部の根も腐敗が進み、内部が空洞状態となってしまいます。

害虫には、テントウムシに似た色を持つ「ジュウシホシクビナガハムシ」が茎葉の表面を食べてしまいます。

ネギアザミウマ」という体長2㎜程度の小さな幼虫や成虫は、葉を食べてしまい白斑にしてしまいます。

また「ヨモギエダシャク」というシャクトリムシのような動きをする幼虫は、新葉を好んで食べてしまいます。

いずれも幼虫は発見次第、薬剤で駆除します。成虫は薬剤が効きにくい場合も多い為、歯ブラシなどを使って物理的にこすり落として下さい。

 

管理温度

アスパラガスの管理温度ですが、性質的には強くて、乾燥やある程度までの低温にも耐える事ができます。

ですのでそれほど神経質になる必要はありませんが、生育に最適な温度としては15℃~25℃くらいです。

 

種類・品種

アスバラスの主な品種は沢山ありますが、「ウェルカム・グリーンタワー・シャワー・バイトル・UC157・HLA-7(ガインリム)」などが代表的な品種となっています。

レアな品種には、日本の香川県で育成された品種である、さぬきのめざめがあります。

またアスパラガスの種類としては、日本で一番多く流通しているグリーンアスパラがあります。

グリーンアスパラガスを土などで日光を遮断して育成して作ったホワイトアスパラガスや、日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパでは普通に流通している紫アスパラガスもあります。

その他にも、茎が細い種のアスパラガスをまだ小さなうちに収穫したミニアスパラガスなどもあります。

 

収穫

アスパラガスの収穫は3年目の春からとなります。

1年目というのはアスパラガスが発芽した年にあたり芽もまだまだ細いので、収穫ができません。

ですので肥料や追肥を行って株を太らせる必要が出てくるのです。

2年目は春の暖かい時期になると萌芽をするのですが、この年は収穫はせずにまだ株を育てるようにします。

この時期が大切で、根や茎を充分に太くさせる為に、栄養分となる追肥を、5月~6月頃に一回と12月頃に1回行います

また茎葉が茂ってくるとかなり高くなります。倒れてしまわないように四隅には支柱を立てるようにして、そこに紐を張ります。

晩秋から冬場には地上に出ている部分は枯れてしまいますが、12月頃に必ず枯れてしまった茎葉は切り取るようにします。

そして3年目の春以降になると収穫できるようになります。

収穫の目安は、茎葉の高さが20~25cmくらいになっていて、穂先の部分が硬く引き締まっているものを選んで根本部分から切り取って収穫をします。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

アスパラガスの花は、細長い花枝と呼ばれる部分の先端に、

花径が1cmにも満たない釣鐘形をした黄緑色の可愛らしい花をつけます。

アスパラガスは雄雌異株となっており、別々の株にそれぞれ花が咲きます。

雄花は雄しべが目立っていて、雌花は子房と雌しべが目立ちます。

 

トリビア

花言葉

アスパラガスの花言葉は、「無変化」「敵を除く」「私が勝つ」「何も変わらない」です。

 

由来伝承

アスパラガスの名前は、ギリシャ語の「新芽」を指す「asparagos」や、ラテン語の「asparagus」に由来していると言われています。

日本にはオランダ人により江戸時代に伝えられましたがその当時は食用ではなく観賞用でした。

食用としての栽培は、大正時代に入って北海道で栽培されたのが始まりです。

私達が食べているのは若い茎の部分です。

まとめ

今回はオシャレな野菜であるアスパラガスの育て方について解説してみました。

収穫までには数年かかりますが、ぜひ自分で育てたものをベーコン巻きにして食べたり、ディップにしたりして楽しんで下さい。

スーパーなどでは結構お値段の高いアスパラガスですが、家庭菜園で育てると新鮮なアスパラガスを収穫できるので経済的です。

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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