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オモトの育て方

  • キジカクシ科
  • オモト属

オモトの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

多年草

学名

Rohdea japonica

別名

万年青

原産地

日本、中国

オモトの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
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11
12

肥料

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開花

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オモトの育て方の画像

オモトの育て方

オモトは日本や中国に自生する植物で、室町時代から栽培が始まったと言われています。

江戸時代から品種改良が繰り返され、多彩な形や模様は「葉芸」と呼ばれています。

葉が落ちにくく、縁起の良い植物として人気の高いオモトについてご紹介しましょう。

オモトの基礎情報

オモトの日当たり

オモトが好むのは、半日陰です。

夏の直射日光や、強い西日は苦手です。

オモトは耐陰性があります。

一日のうち半分が日陰でも育ちます。

ですが、全く日光に当てない環境では育てられません。

室内で育てる場合も、日当たりの良い場所に時々移動させましょう。

 

オモトの置き場所

オモトは過湿と乾燥が苦手な植物です。

外に置く時は風通しが良く、午前中だけ日光が当たる半日陰になる場所で育てるのが基本です。

梅雨の時期は高温多湿を避けるため特に注意して、雨の当たらない場所に置きましょう。

夏は日陰の涼しい場所か、室内の明るい場所で育てます。

-5℃までの耐寒性がありますが、寒風や凍結には弱いです。

どちらかと言えば鉢植えの方が管理しやすい植物です。

地植えなら午前中だけ日光が当たり、冬の気温ができれば10℃を下回らない環境で育てるようにしましょう。

 

オモトの水やり

オモトは乾燥を嫌いますが、同時に過湿も苦手なので水やりのバランスが難しい植物です。

基本は土が乾いたら、しっかりと与えます。

春や秋は毎日水を与えますが、夏はやや乾燥気味にして、2日に1回くらいを目安に水やりをしてください。

日中に水やりをすると高温で蒸した状態になってしまうので、早朝に行います。

 

 

冬はオモトの生長が鈍化します。

夏よりもさらに乾燥気味に育ててください。

だいたい4〜5日に1回程度、水を与えます。

土が乾いたら数日空けて水やりをするという感覚です。

凍結を防ぐため、日中の暖かい時間帯に水やりをしましょう。

 

 

オモトの肥料・追肥

オモトを育てるときは、あまり肥料が必要ありません。

与えすぎてしまうと、逆に傷んでしまいます。

春と秋、液体肥料を希釈して与えます。

 

 

オモトの用土

オモトは水はけさえ良ければ、あまり土を選びません。

川砂や軽石だけでも育ちます。

他には日向土や富士砂が向いています。川砂と混ぜて使いましょう。

 

オモトの植え替え・植え付け・種蒔

オモトは種から育てることもできますが、とても管理が難しいので苗から育てましょう。

適期は3〜4月と9〜10月です。

鉢植えに植え付けるなら、

3分の1ほど土を入れて苗を植え、ぎゅっと押しながら土を被せましょう。

乾燥対策として、土の表面に苔を敷くという方法もあります。

地植えは、半日陰になり、水はけの良い土壌の場所を選んで植え付けます。

苗よりやや大きめの穴を掘って、そこに植え付けてください。

オモトは1〜2年に一度、植え替えが必要です。適期は植付けと同じです。

根を傷付けないように、丁寧に株を取り出して、流水で土を落とします。

落ちない土やカスは、硬めの筆で払い落としましょう。傷んだ根をカットしたら、新しい鉢植えに植えます。

根が密集しないように、広げながら植え付けるのがコツです。

植付けが終わったら、底から水を吸収させます。

水を張ったバケツに鉢植えごと入れると上手くいきやすいですよ。

 

 

オモトの増やし方

オモトは株分けで増やすことができます。

植え替えと同じ時期に行うと、効率的に数を増やせます。

まず株を丁寧に取り出し、根元を水で洗い、手で株を分けます。

1つの株に白い根が残るように、分けましょう。

後は植付けの手順と同じです。

 

 

オモトの病気・害虫

オモトがかかりやすい病気は、芋腐れ病です。

主に根が傷付いたところから腐敗菌やカビが侵入し、根茎を腐らせてしまいます。

この病気にかかってしまうと、オモトの価値はがくっと下がってしまいます。

もし芋腐れ病にかかったら、元気な所以外は念入りに切り離して、

鉢植えを中性洗剤などでしっかりと洗い、土を入れ替えて下さい。

また、風通しが悪く埃っぽい環境では、カイガラムシという害虫が付きやすくなるので、そちらも注意しましょう。

硬い殻で覆われると殺虫剤で駆除できないので、綿棒や歯ブラシで慎重に擦り落とすようにして取り除きます。

カイガラムシはあらかじめ薬剤で防虫することができます。

 

 

オモトの薬用や用途

オモトは根茎にステロイド強心配糖体を含有しています。

中国の医学では、茎を強心剤や利尿剤として利用していますが、

とても毒性の強い植物で、一般的には薬用として扱いません。

食べると嘔吐や頭痛といった症状が出て心肺停止に至ることもあり、死亡例も確認されています。

また、葉や実にも毒性があります。

特に小さな子供が実などを口にしないよう、注意してください。

服用後1時間以内なら胃洗浄や下剤の使用、人工呼吸、抗痙攣剤の投与、強制利尿による処置が有効とされています。

もし誤って口にしてしまったら「公益財団法人 日本中毒情報センター」の中毒110番に連絡し、

処置方法を確認してください。

www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

 

オモトの管理温度

オモトは暑さにあまり強くありません。

暖かい季節は西日が当たらない半日陰か明るい日陰、風通しが良くて涼しい場所で管理するのが基本です。

冬は-5℃まで耐えるので凍結さえしなければ外で育てられますが、そうでなければ室内で冬越しさせた方が良いでしょう。

室内に取り入れるタイミングは、15℃を下回るくらいを目安にしてください。

 

オモトの種類・品種

オモトはユリ科の多年草です。

日本が原産の植物で、品種は1000種類を超えます。

葉の長さや葉姿によって分類されていて、希少価値の高い品種も多くあります。

ざっくりと分けると葉が30cm以上になる大葉系、20cm程度の中型種の薄葉系(中葉系)、

5〜10cmで葉にしわなどがある小型の羅紗系(小葉系)に分類されます。

薄葉系(中葉系)は葉の形状で更に細かく分類されていて、

小さめで葉が薄い薄葉系と葉が細長くて厚みもある縞甲系、

そして葉先がカールしている個性的な獅子系があります。

品種も豊富で大葉系は「大観」や「」。

薄葉系(中葉系)は「富士の雪(薄葉系)」や「錦麒麟(縞甲系)」や「玉獅子(獅子系)」。

羅紗系(小葉系)は「瑞泉」といった品種がそれぞれあります。

 

 

オモトの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

オモトの花は少し変わった形をしています。

茎の先に柄のない花をつける穂状花序で、色は黄緑色です。

花被片は6枚で、小さな花がたくさんつけます。トウモロコシに似ています。

花後には赤い実を付けますが、毒性のある植物なので子供がうっかりと食べないように、注意しましょう。

 

 

オモトのトリビア

オモトの風水

オモトは昔からとても縁起の良い植物だと言われていて、鬼門に置くと邪気を払ってくれます。

よって鬼門である北東方向に置くのが望ましいでしょう。

オモトを庭に植えるとその家はずっと栄えるとも言われているので、

地植えで育てられる環境ならそちらにも注目してみてください。

また、江戸時代に徳川家康が江戸に移る際にまずオモトを持ち込んだことから、

他の荷物より先にオモトを新居に持ち込むと、運気が開けるとされています。

玄関に飾る新居祝いの植物としても、オモトはおすすめです。

 

オモトの花言葉

オモトの花言葉は複数ありますが、この植物を代表する花言葉は「長寿」や「長命」です。

1年中葉が緑色で何十年も育つのでこの花言葉が付きました。

敬老の日の贈り物としても喜ばれる植物です。

 

 

オモトの由来伝承

オモトは漢字で「万年青」と書きます。

これは、オモトが1年を通して青々とした葉を何十年も保つ、常緑多年草であることが由来だと言われています。

中国では「マンネンチン」と呼び、オモトという呼び方については、由来が諸説あり、はっきりとはしません。

例えばオモトの太い根や茎を指して「大元(オオモト)」から「オモト」に変化したという説もあります。

他には、江戸時代の呼び名が由来だという説もあります。

1年中緑色の葉を老母に、赤い実を子供に見立てて、

老母が子供を抱いている姿に見えることから「老母草(オモトグサ)」や「母子(オモト)」と呼んだという記録が残っています。

 

まとめ

とても縁起の良い植物として親しまれているオモトをご紹介しました。

乾燥も過湿も苦手なので水やりが少々難しいですが、1年を通して葉姿を楽しめる観葉植物として人気があります。

鉢植えなら場所を移動させやすくお世話しやすいので、ぜひ育ててみてください。

 

 

※トップ画像はPhoto by 101匹鉢ちゃんさん@GreenSnap

松本光男

松本光男

旅行と食べることが好きです。カフェめぐりや雑貨屋巡りも趣味です。 勉強しながら執筆させていただきます。幅広い内容を発信していきまたいと思います。

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