ズッキーニの画像

ズッキーニの育て方

  • ウリ科
  • カボチャ属

ズッキーニの基本情報

ジャンル

野菜

形態

一年草

学名

Cucurbita pepo

別名

ペポカボチャ,オモチャカボチャ,つるなしカボチャ

原産地

アメリカ南部,メキシコ

ズッキーニの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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収穫

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ズッキーニの育て方の画像

ズッキーニの育て方

ズッキーニは、アメリカ南部、またはメキシコ原産のペポカボチャの一種で、つるが伸びないカボチャです。

収穫期は7月から8月の夏野菜です。

近年、日本でも一般家庭で料理に広く利用されるにつれて家庭菜園でも栽培されるようになりました。

基礎情報

日当たり

ズッキーニは、南米原産ということで適度な日当たりの良さを好みます。午前中だけ日が当たる半日陰でも栽培可能です。

ただし、西日しか当たらないところでは光合成が少なく水の蒸発が進むのでおすすめできません。

ズッキーニは根を土浅くはるという特性から乾燥に弱いです。

日光が強すぎる場合は、マルチングや敷藁をおすすめします。

マルチングをすることで、土が乾き過ぎないようにするほか、泥はねも防ぐことができます。

 

置き場所

ズッキーニは連作障害もあまり無いことから土壌を選ばないと言われています。南米原産のズッキーニは温暖な気候を好みます。

生育温度が18℃から23℃です。日当たりの良い所を選びましょう。また蔓なしのカボチャ属であるため広い土地は必要ありません。

しかし、茎が長くなり最終的には人の身長くらいに育つこともあります。最低でも1平方メートルの栽培スペースを確保したいです。

畝を作る場合は、根が浅くはるので畝の高さ15センチ程あれば十分です。

畝にマルチングや藁を敷くと地熱が上がり生育がよくなります。

低温、短日条件で雌花が多くなり、高温、長日条件で雄花が多くなることも念頭に入れて置き場を考えるのも良いでしょう。

 

水やり

ズッキーニは根を浅いところにはります。そのため乾燥しやすい野菜です。乾燥すると枯れるほか、うどんこ病にかかりやくなります。

植え付けの際は、苗ポットをあらかじめ水につけておいて植え付けに入るなどの工夫が必要です。

植え付け直後はたっぷり水を与えてください。植え付けから二週間は土が乾かないように水やりをします。

その後は土の表面が乾いてきたら水をやるようにします。

特に真夏は乾燥しやすいので、朝と夕方2回水を与えた方がいいでしょう。

マルチングや敷藁をすると乾燥を防ぐのに効果があります。

霜がかかるとズッキーニは腐り始めます。

温暖な土地では植え付けを遅らせて秋収穫をすることもできます。

しかし、基本は春植え、夏収穫の植物です。寒くなったら育ちません。

 

肥料・追肥

植え付ける前にしっかり用土作りをしておきましょう。土に十分な栄養がある状態で植え付けします。

ズッキーニは収穫期間が約二ヶ月続きます。そのため、肥料を絶やさないことが重要です。

もし肥料が足りなくなると収穫量も減ってしまいます。

植え付けのひと月後に1回と、収穫が始まってからは20日ごとを目安に粒状肥料を株元に追肥します。

 

用土

ズッキーニは弱酸性から中性で水はけの良い土を好みます。

購入した土以外は1平方メートルあたり100グラムの石灰を混ぜます。

よって、地植えする場合は、石灰を植え付けの二週間前に混ぜておきます。

さらに、一週間後に堆肥や肥料を土に混ぜておきます。肥料は野菜用肥料で構いません。

有機石灰や有機肥料を使用するのであれば、植え付け当日に混ぜ込んでも問題ありません。

その場合は有機石灰をまいてから有機肥料を投入しましょう。

プランター植えは、赤玉土7に対し、腐葉土2、バーミキュライト1の土にしておくと良いでしょう。

この場合も植え付けの二週間前に、石灰を混ぜて寝かせておきます。

連作障害が起きにくいと言われているズッキーニですが、念のため1年は栽培しない方が無難です。

 

植え替え・植え付け・種蒔

地植えの場合は、最低でも1平方メートルの土壌があった方が好ましいです。

種まきも可能ですが、購入苗を植え付ける方が失敗がありません。

良い苗の選び方としては、子葉がしっかりついていること、本葉が3〜4枚ついた大きさで、茎の節間が短く茎がしっかりしているものを選びます。

古い苗は色が薄くなっています。ハダニがついていることがあるので良い苗を選びましょう。

ズッキーニの植え付けは関東地方であれば5月の連休が好ましいです。

温暖地では4月下旬から5月上旬、冷涼地では5月下旬から6月下旬に植え付けましょう。

植え付けのポイントですが、株元が地表ぎりぎりのラインになるように浅植えにします。

あらかじめ苗ポットごと水につけて吸水させておくとよいでしょう。地植えでは株間は70センチ程開けましょう。

鉢植えの場合は10号以上の植木鉢か、幅60センチほどのプランターに1苗植えつけると育てやすいです。

また、2株以上育てた方が受粉しやすくなります

種をまいて苗から育てる方法をご紹介します。

ズッキーニはの種の発芽適温は25〜30度です。

10度を下回ると発芽しません。そのため、苗の植え付け同様、暖かくなってから始めます。

3月中旬から5月中旬が適期です。12センチポットに1粒ずつ、指で1センチの深さに押し込んで種をまきます。

軽く土をかけ、たっぷりと水をやります。風が強く吹いたり、寒さを感じる様であればホットキャップも効果的です。

本葉が4〜5枚出たら苗の出来上がり。苗の植え付けします。

 

増やし方

ズッキーニの株元の節ごとに雌花が咲きます。

雄花から離れて咲くため、昆虫や風などの自然の力によって受粉することは難しいです。

受粉がうまく行われないと均一に肥大せずに先細りした果実になってしまいます。

良い実を多く取るためにもどんどん人工授粉にチャレンジしましょう。

ズッキーニの雌花が咲く時間は早朝になるため、遅くても9時までに作業を終わらせるようにします。

晴れた日を選びましょう。

やり方は簡単です。まず雄花から花粉をとります。筆や綿棒を使ってするとやりやすいです。

雄花をとって直接雌花につける方法もあります。雄花の花粉を雌花の柱頭にこすりつけて受粉させます。これで完了です。

 

病気・害虫

ズッキーニの栽培で特に注意する病気は、うどんこ病です。

葉や茎にうどん粉を振りかけたような見た目から「うどんこ病」と呼ばれます。涼しく湿度が低いと繁殖しやすくなります。

春から秋にかけて発生しやすく、風通しが悪いところでは多発します。雨が続くようなときには発生が少なくなります。

予防としては、適宜水をやること、日当たりを良くすることです。

風通しよくするために、収穫する実の下3節より下にある葉をすべて摘み取ります

これを「整枝」と言います。発生してしまった時は、病気にかかった部分を切り取って、薬剤を散布します。

株全体に広がった時は土から引き抜き焼却処分します。

ズッキーニの葉の葉脈に沿って規則的に白い模様があるのは、ズッキーニ特有の葉の模様ですので、病気等ではありません。

もうひとつの注意すべきはアブラムシです。アブラムシは新芽や葉裏に寄生して栄養分を吸い取ります。

春と秋に目立ち、夏の暑さには弱いです。

過剰な肥料投入や窒素成分を野菜に与えることで、葉で合成されたアミノ酸に集まります

正しい量の肥料を心がけましょう。もし発生した場合は、多くの薬剤が効きます。

収穫間際の時は、食品成分を使用した薬剤をスプレーして防除します。その他、なんぷ病やウリハムシにも注意が必要です。

 

薬用や用途

ズッキーニの栄養素にはカリウムやビタミンC、βカロチン、ビタミンAがあります。

カリウムは心臓機能を調整し、ナトリウムを排出する働きをするため高血圧に効果があります。

ビタミンCは風邪予防や疲労回復効果が期待できます。

βカロチンは代謝を促すのでアンチエイジング効果があります。ビタミンAは視力維持、乾燥肌の予防、免疫力アップに役立ちます。

ビタミンAはβカロチンと一緒に摂取するほうが好ましいと考えられています。

また油を加えることで吸収率が上がります

例えばズッキーニをオリーブオイルで炒めるといった調理法でビタミンAの吸収率が上がります

 

利用部分

ズッキーニは花の部分と実の部分を食べることができます。

 

管理温度

ズッキーニは南米原産で温暖な気候を好みます。発芽適温は日中25度、夜間20度です。

発芽後も寒さに弱い傾向があるので最低でも18度を保ちましょう。

遅霜の心配がなくなった4月中旬〜下旬に行います。寒いと発芽できないため、育苗箱で苗を育ててみても良いでしょう。

植え付け後も寒さの心配があるようなら、テント状のホットキャップやあんどん式の被覆法をして寒さ対策をします。

5月になったら乾燥に気をつければ、温度を気にすることなく栽培できます。

 

種類・品種

見た目はきゅうりに似ていますが、味はなすに似ています。定番のキュウリ型をした品種が「グリーントスカ」です。

斑入りのものが「ダイナー」、未熟なときから黄色い「オーラム」です。

その他にも「丸型ズッキーニ」と「花ズッキーニ」呼ばれるものがあります。

丸型ズッキーニは直径5〜10センチほどのまん丸としたズッキーニです。

光沢のある黄色の「ゴールディー」や、薄緑色の「グリーンエッグ」がこの品種です。

花ズッキーニは主に花を食べるために栽培された品種で、「ステラ」や「ダ・フィオーレ」などがこれにあたります。

 

収穫

収穫時期は夏です。5月上旬頃に植え付けすると、7月から8月頃収穫時期に入ります。

収穫するまでにはいくつかの工程があります。まず支柱を立てましょう

ズッキーニはつるなしカボチャですが、代わりに茎が長く育ちます。

放っておくと生育途中から倒れて地面を這って育ってしまいます。そこで、支柱を立てて、茎を横向きに誘引します。

こうすることで日光が葉に当たりやすくなり成長を促すことができます。

必要に応じて古い葉を除去する「整枝」を行います。6月頃に雌花が咲いたら人工授粉させます。

花のガクの下を見て、膨らみがあるものが雌花、無いものが雄花です。

ズッキーニは雌花と雄花が離れて咲くため、人工授粉を行った方が確実に収穫につながります。

開花後、4〜5日ほどで収穫です。実の長さが20センチほどになったら、清潔なハサミを使って切り取って収穫します。

先細りした実は未受粉の実ですから、病気が蔓延する前にハサミで切って処分しておきましょう。

また、実ができた状態で収穫せずに放っておくと、他の実が育たなかったり、株に負担がかかったりします。

特にズッキーニの果実の肥大が早いので、収穫時期には十分注意し収穫の大きさに育ったら早めに収穫しましょう。

収穫したズッキーニは乾燥や低温に弱いので、そのまま冷蔵保存をすると鮮度が落ちやすくなります。

新聞紙で包んでから冷蔵庫の野菜室で保存します。スライスして冷凍保存も可能ですが、食感が柔らかくなります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ズッキーニの花は濃い黄色い5枚の花びらで、サイズは6〜8センチ程度です。

瓜系の花の形でカボチャの花によく似ています。

このズッキーニの花は「花ズッキーニ」という名で初夏に市場に出回ることがあります。

通常のズッキーニよりさらに未熟で花のついた状態で収穫をしたものです(雌花)。

黄色い花の内部にチーズなど具材を詰めて揚げたり炒めたりして特有の風味を楽しめる食用花です。

雄花も雌花同様、美味しく食べられます。

 

トリビア

花言葉

ズッキーニの花言葉は「ほのかな恋」です。

 

由来伝承

ズッキーニはウリ科・カボチャ属に分類される野菜で、「ペポカボチャ」の変種です。

アメリカ南部からメキシコが原産とされています。植民活動をしていた16世紀頃、ヨーロッパに持ち込まれました。

細長い形状は19世紀後半イタリアで改良されました。ズッキーニの名前はイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味です。

食用にしているのは未成熟の果実であり、成熟すると黄色くなり1メートルまで成長します。

日本では歴史が浅く、1980年代から栽培された新しい野菜です。

この10年で生産量を伸ばしています。主な生産地は宮崎県や長野県、千葉県です。

 

まとめ

ズッキーニは近年、家庭菜園に取り入れられた夏野菜です。

温暖な気候を好みますが、適宜水やりをし、日当たり、風通しに気をつければ家庭菜園でも難しくありません。

暖かくなったら種まきをし、苗なら5月連休頃に植え付けます。収穫までに支柱をたてたり、整枝をしたりします。

肥料は植え付け後30日を目安に1回肥料をやります。収穫時期に入ったら1回追肥します。

人工授粉をすることで確実な着果を促します。

特にズッキーニの果実は肥大が早いので20センチくらいになったら急いで収穫します。ま

た、ズッキーニの花も実が小さい内に収穫し、天ぷらなどして食べられます。

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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