クワの画像

クワの育て方

  • クワ科
  • クワ属

クワの基本情報

ジャンル

果樹

形態

高木

学名

Morus alba

別名

マルベリー

原産地

中国〜朝鮮半島

クワの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

肥料

1
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3
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6
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開花

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収穫

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剪定

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クワの育て方の画像

クワの育て方

クワは蚕を育てる際の餌としてもよく知られている落葉樹ですが、クワの実や葉にはビタミンなど身体に良い成分が沢山含まれているため、蚕だけでなく私達にも嬉しい植物なんです。

クワの果実は、生で食べる他にもジャムやゼリーなどにも加工されていますよ。

クワの基礎情報

クワの日当たり

クワを育てるポイントの一つとして、日当たりの良い場所に植え付けましょう。

日陰でもよく育ちますが、花つきが悪くなってしまい、実の収穫量が減ってしまいます。

そのため、花芽を切り落とさないように注意しながら剪定し、日の良く当たる場所で育ててあげると実を沢山収穫することが出来ます。

 

クワの置き場所

クワを育てる際は地植えが出来る環境を用意しましょう。

ベランダでも育てることは出来ますが、株が大きく育つためずっと鉢植えをベランダに置いて育てるのにも限界があります。

そのため、最終的には地植えにしてあげるのが理想的です。

また、寒さにはとても強いため日当たりの良い場所であれば十分に育ってくれます。

 

クワの水やり

クワは水を好む植物なので、適度に湿度が無ければ枯れてしまいます。

鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いていたら鉢底から滲み出るくらいたっぷりと水をあげましょう。

地植えにしている場合は、土がよほど乾燥していない限りは自然の雨に任せて育てても大丈夫です。

水をあげすぎてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。

根腐れを起こすと、土と水の隙間が無くなり、根が呼吸できなくなり酸素不足に陥ってしまいます。

空気が入り込める適度な隙間を作るためにも、適切な水やりをします。

土の表面を触って確認し、乾燥した頃になると土の中に古い空気や水が残った状態になっています。

このタイミングで上手に水をあげることで、古い空気や水を押し出すことができ、植物に新鮮な空気と水が与えられ、元気に育ちます。

 

クワの肥料・追肥

クワは、3月と6月に速攻性の化成肥料を与えます。

3月の肥料は開花に備え、6月の肥料は花が咲き終わりエネルギーを使い果たした株に栄養分を補給させるためにあげます。

そして、12月には緩行性の有機肥料を与えます。

この、12月に与える肥料は「寒肥(かんごえ・かんぴ)」と言います。

この時期は、植物の成長がほとんど無い寒い時期ですが、土の中で肥料が植物に吸収されやすい形に変わり、成長期である春に効き目を発揮してくれます。

3月と6月の肥料は忘れてしまってもあまり問題はありませんが、12月の寒肥はとても大切なので忘れてしまわないように気をつけましょう。

 

クワの用土

マルベリーは土壌に適応する力が強いため、やせ地でもよく育ちます。

基本的には水はけと水もちのバランスが取れた土を好みます。

市販の花と野菜用の培養土などを使えば充分に育ちますが、自分で土を配合したい人は小粒の赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜ合わせます。

地植えをする際に水はけが気になる場合は株を植えるために掘った土に腐葉土を2割か3割程混ぜておきましょう。

 

クワの植え替え・植え付け・種蒔

クワの植え付けは、鉢植えの場合も地植えの場合も春先の3月から4月が適期です。

しかし、クワは寒さに強く-20度まで耐えることが出来るので10月から4月までの間で植え付けを行うことができれば、いつ植え付けても大丈夫です。

クワは樹の高さが高くなるので、鉢植えで育てたい場合は園芸用に品種改良された樹勢の弱いタイプのものを使うのがオススメです。

また、自分が育てた株から採取した実から種を取った場合はすぐにまいていくことも可能ですが、クワの種は乾きすぎると発芽しなくなり、実を収穫出来るまでには3年から4年程の時間がかかるため、一般的には種まきの作業は行われません

クワを種から育てるのは栽培に十分慣れてきた頃にチャレンジするのがオススメです。

 

クワの増やし方

2月から3月の中旬に冬越しした枝を使用して行う「古条挿し」と、

6月から7月の間に新しく伸びてきた枝を使って行う「新芽挿し」の2パターンの方法があります。

適期に枝を15cmから20cmほどの長さに切り、上の方の葉っぱ2枚程を残して他の葉は全て切り落とします。

その後、赤玉土などの挿し木用に用意してた土に枝を挿して行きましょう。

土が乾いてしまわないように、水やりをして日陰で管理しましょう。

 

クワの病気・害虫

クワの木は、日本の環境にとっても適しており、余計な手間がかからないことで有名です。

病害虫の心配も特に無く、使用する薬の種類に悩むことも、無農薬で育てる方法に悩むこともありません。

しかし、クワの実が落下してしまったものをそのまま放置していると菌が繁殖してしまい、病気になってしまいます。

綿状に白いカビが生えるこの状態の事を菌核病と言います。

菌核病にかかってしまうとやがて枯れて株が死んでしまうので、他の植物にカビが伝染らないように処分し、株の周りの土も出来るだけ取り除いて処分します。

 

クワの薬用や用途

クワの葉や実には、ビタミンやカリウムなど沢山の栄養素が含まれています。

そのため、ダイエットへの効果が期待されたり、シミの原因となるメラニンの生成を抑えて美肌にしてくれる作用、体内にある余計な塩分を排出させてむくみの改善や高血圧の予防に導いてくれる作用があります。

この他にも、アントシアニンやフラボノイドが、ガンや老化の原因となる活性酸素を体の中から取り除いてくれるなど、身体に嬉しい効能が沢山期待されています。

 

クワの利用部分

主にダイエットに効果があるとされている葉は、乾燥させてお茶などにして飲まれています。

食物繊維を豊富に含んでいるため、人によって効き方に差があります。

妊婦さんや授乳中の女性は注意したほうが良いかも知れません。

お茶にして飲む時は、葉が黄色いものではなく、鮮やかな緑色のものを使用しましょう。

また、様々なものに加工して楽しまれているクワの実は、生のまま食べるとブルーベリーよりも酸味が少なく食べやすいです。

クワの実は、赤から黒に変わったら食べ頃で、よく熟れて甘みを感じることができます。

 

クワの管理温度

クワは暑さにも寒さにも強い植物なので、日本全国で栽培することが可能です。

寒さには特に強く、-20度まで耐えることが出来ます。

そのため、寒冷地でも収穫ができてしまいます。ただし、日当たりが悪いと収穫量が落ちるので注意しましょう。

 

クワの種類・品種

クワにも沢山の品種がありますが、果樹として実が多く収穫出来るものや甘みが強いものなど品種改良されたものが多く出回っています。

その中でもオススメなのが、ララベリーとポップベリーです。

ララベリーは少し小さめの実をつけますが、とても多く収穫出来ます。

ポップベリーは、ララベリーの倍ほどの大きさの実をつけます。

ポップベリーは濃厚なトロっとした甘みが特徴的です。また、この2種は1本の木でも結実します。

 

クワの収穫

ララベリーやポップベリーなど、1本で結実する品種もありますが雌雄異株のため、別個の品種を2本以上、距離を近づけて植えた方が確実に実を収穫することが出来ます。

また、収穫の時期は6月ですが、株に沢山実がつけばつくほど株の栄養は奪われてしまいます。

沢山実がつきすぎたな、という時は1ヶ所に実が2つから3つだけつくように摘果をして調節をしてください。

収穫してからすぐに、収穫した枝を2芽程残して切り戻しを行います。

そうすることで、その芽から新しい枝が伸びます。

7月から花芽の分化が始まります。それまでに剪定を行い、6月に剪定が出来なかった場合は次の冬まで剪定は行いません。

さらに、クワは生育がとても早いため、多少収穫し切れなかった分があったとしても剪定を優先して行わないと、ぐんぐん株が成長してしまい、大変なことになります。

 

クワの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

クワは一見花が咲かない様にも見えますが、葉腋といって葉の付け根のすぐ上の部分から花柄を伸ばします。

1cmほどの緑色の実から白い花を沢山咲かせます。

細くて短い花弁がふわふわと集まり、人々にどこか可愛らしい印象を与えます。

花が咲き始めたら実がなるのを楽しみに待ちましょう。

 

クワのトリビア

クワの花言葉

クワの花言葉は「彼女の全てが好き」「ともに死のう」です。

また、白い実と黒い実で花言葉が異なり、白い実は「知恵」黒い実は「私はあなたを助けません」「あなたより生き延びる」という花言葉になっています。

「彼女の全てが好き」や「ともに死のう」の少し切ない花言葉は、ギリシャ神話の「ピュラモスとティスベ」の、愛し合う若い2人が両親に結婚を反対され駆け落ちし、お互いの勘違いにより命を落としてしまうという悲しいエピソードから来ていると言われています。

元々白いクワの実は赤くなり、黒に色づきますが、この花言葉は若者の血で染まっていく様子を表しているとも言えます。

 

クワの由来伝承

花言葉に由来するギリシャ神話を聞くと少し怖いイメージを持つかもしれませんが、実はクワは昔から人々にとって身近な植物だったことが分かっています。

古来の中国では、太陽に関わる聖なる樹として扱われていました。また、日本でも同じです。

雷などの災害を恐れ、避けるために「クワバラクワバラ(桑原桑原)」というおまじないを唱えるなどの風習があります

畑に雷が落ちないようにクワの木を植えるなど、防災を祈る象徴として使われてきました。

また、このように縁起の良い樹木であるため、人々から沢山の願いや祈りを託されたりしています。

これが、古くからの悲恋の物語の題材にされてきた理由かもしれません。

 

まとめ

今回は、食用としても楽しめるクワの木の育て方についてご紹介してきました。

害虫もつきにくく、暑さ寒さにも強い植物なのでとても育てやすい植物です。

日当たりのいい場所で育てれば沢山の実をつけてくれます。

6月には甘い実を収穫できるため、家族で楽しんで育てることが出来るのではないでしょうか。

また、ギリシャ神話に由来する花言葉でがありますから、一緒に物語も楽しんでみてもいいかもしれませんね。

ぜひ挑戦してみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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