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ナスの育て方

  • ナス科
  • ナス属

ナスの基本情報

ジャンル

野菜

形態

低木

学名

Solanum melongena

別名

原産地

インド

ナスの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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収穫

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ナスの育て方の画像

ナスの育て方

ナスは、焼いたり、煮たり、炒めたり、蒸したりと、幅広い調理方法で美味しく食べる事ができる野菜です。

旬は夏ですが、今では一年中スーパーで気軽に手に入れる事ができます。

しかし自分で作ったナスで、色々な料理を作ってみるのもきっと楽しいと思います。

基礎情報

日当たり

ナスは日光を好む性質を持っていてお日様が大好きです。その為、日当たりが良い場所で育てます。

十分な日光に当ててあげないと、色付きが悪くなってしまいます。

ですので、重なり合ってしまっているような葉がある場合には、こまめに取り除くようにして、ナスによく日光が当たるようにしてあげます。

 

置き場所

ナスを育てる場合には、ナス科の植物を連作していない場所を選ぶ必要があります。

というのも連作障害を起こしやすい野菜であるからです。

特に庭に畑を作って露地栽培するような場合には、ピーマンやトマトなどの野菜を植えたような場所に、

必ず4年~5年程度経過してからナスを植え付けるようにしましょう。

ナスの生育の良し悪しというのは、花の形態に顕著に現れるので一つの目安にもなります。

ナスの花の雌しべと雄しべの長さにより、「長花柱花(雌しべ>雄しべ)・中花柱花(雌しべ=雄しべ)・短花柱花(雌しべ<雄しべ)」というように3タイプがあって、自分が育てているナスの花が、それのどれになっているのかを調べます。

生育状態が良い順に、「長花柱花→中花柱花→短花柱花」となっています。

特に短花柱花がある株では、日照不足や栄養場が悪い事が原因となっていますので、実の付き方も良くありません。

ナスは花の部分をよく観察する事が育てるポイントにもなりますので、ぜひ栽培管理をする際の参考にしてみて下さい。

露地栽培やプランターなどで育てる場合のいずれであっても、日当たりの良い場所である事が絶対条件となります。

またナスは高温を好みますが、乾燥には弱い性質を持っていますのでその点も注意が必要です。

 

水やり

ナスは乾燥にはとても弱い野菜です。

特にプランターやコンテナでの栽培をする場合には、。想像以上に乾燥しやすくなりますので、夏場の暑い時期の水やりは基本的に毎日行うようにします

但し、昼間の高温となる炎天下での灌水は良くないので避けるように注意して下さい。

朝もしくは夕方の気温が低い時間帯を見計らって、十分な水を与えるようにします。

できれば夕方に水をあげるのがおすすめです。というのも植物というのは夜間に成長するからです。

葉の表面だけではく、葉の裏面にも水を掛けてあげるようにすると、害虫であるアブラムシやハダニの発生をある程度抑える事ができますのでおすすめです。

とは言っても、乱暴に水をかけるのは良くありませんので、霧吹きなどを使って行うようにして下さい。これを葉水と言います。

ナスは夏野菜ですので、7月頃から10月一杯頃まで収穫するのが一般的です。

その為、冬に水やりは行わないので必要はありません。

 

肥料・追肥

ナスというのはとても沢山の肥料が必要な野菜です。

その為、一番初めに入れる元肥だけではなく、後からの追肥というのもとても大切な要素となってきます。

ナスの場合には、肥料不足になってしまうと、株もあまり大きく生長できずに良い花を付ける事ができなくなってしまいます。

良い花が付かないと、十分に熟した美味しい実も付かなくなってしまうのです。

ナスに元肥を与える時には、地植え栽培か鉢やプランターなどの容器栽培かで、その与え方が若干違ってきます。

もし地植え栽培にするなら、土壌のPH調整目的で、堆肥は1㎡につき3~4㎏、苦土石灰を1㎡につき2120g撒いて下さい。

次に化成肥料を1㎡につき150g~180g全体に撒くようにします。

次にプランターや鉢などの容器栽培の場合には、野菜専用の培養土を利用する時には、元肥は特に必要ありません。

用土を自分で作る場合には、肥料が全く入っていないような場合には、化成肥料を規定量だけ入れるようにして下さい。

追肥についても、地植え栽培の場合には、苗を植え付けた場所から約4cm程度離して、肥料を施す為の溝を両サイドに造ります。

その溝に肥料を入れてから軽めに土を被せておけば追肥となります。

1回目の追肥を施した後、2週間毎に追肥を繰り返します。

但し、2回目以降の追肥の際には、前回の追肥よりも少しだけ外側に溝を作ってから、そこに肥料を入れて下さい。

1回の追肥で必要な肥料は1㎡につき40g~50gくらいです。

容器栽培の場合には、苗の株元に近い場所はNGで、少し離れた場所に肥料を施すようにします。

1回目の追肥は一か所のみに固めて与えてはダメで、株の周りにまんべんなく撒くようにします。

2回目以降の追肥の際にも、1回目と同じ感じでOKです。

2回目以降の追肥については、2週間毎に追肥を繰り返して下さい。

1回の追肥で必要な肥料の量は、土1ℓにつき1gです。但し、容器のサイズによって肥料の量は変動しますので、容器の大きさから判断するようにしましょう。

液体肥料を与えたい場合には、規定量を薄めたものを、1週間に1回を目安として、水やりの代わりに与えるようにして下さい。

追肥を初めて行う時期は、苗を植え付けて根付いたのを確認してから7日~10日程度経過した頃が目安となります。

 

用土

ナスは良い用土で育ててあげると、生育が順調になり、実の品質も良くなりますので美味しいナスとなります。

ナスの用土は、地植え栽培と鉢やプランターなどの容器栽培では違います。

地植えの場合には、苗を植え付ける約2週間前には土作りを行うようにします。

約30cm程度まで深く土を耕してから、堆肥を入れ込みます。堆肥はできればその地方の堆肥を使うのがおすすめです。

成分量に関しては地方によっても違いますので確認してから撒くようにします。

またナスは酸性の土壌には弱い性質があるのですが、日本の土はどちらかというと酸性寄りとなっています。

その為、苦土石灰を使って中和させるようにします。

堆肥だけでは肥料食いと言われるナスには不十分ですので、化学肥料も全体的に施すようにします。

容器栽培の場合には、園芸店やホームセンターなどで販売されている野菜専用の培養土を利用すると楽で便利です。

もし培養土に苦土石灰が入っていない時には、苦土石灰も入れるようにしましょう。

容器栽培の時には、底面に鉢底土や軽石などを入れて、排水性を良くするようにしてあげて下さい。

自作する場合には、「赤玉土7:バーミキュライト1:腐葉土2」の割合で配合して作った土が適しています。

 

植え替え・植え付け・種蒔

初心者で種から育てるのはちょっと大変ですので、苗を購入して植え付ける方がおすすめです。

地植えよりも容器栽培の方が管理も簡単です。

プランターに苗を植え付ける時には、底石用で売られている軽石をネットの中に入れてから軽く水洗いします。

その後で、軽石をプランターの底に薄めに敷きます。その上に土をプランターの約8分目程まで入れます。

スコップを使って苗と同じくらいのサイズの穴を掘ります。そこに苗を土が付いたままでOKですので優しく丁寧に植え付けます。

この時に、深めではなく浅めに植えるようにするのがコツです。

植え付けたら土を数cmほど軽くかけた後、底から水が出てくるくらいに十分な水を与えます。

植え付けに最適な時期は4月下旬~5月上旬頃です。

 

病気・害虫

ナスは土の乾燥を嫌う性質があって、高温多湿の環境を好みます。

水やりは多めにする必要がありますが、土が多湿に傾くと病気にかかりやすくなります。

ナスの病気では、青枯病やうどん粉病、褐色腐敗病など、多くの病気があります。

株(葉や枝)が枯れたり、カビが発生したりして腐敗してしまいます。

いずれも初期の段階なら薬剤での治療が効果を発揮します。

ナスによく発生する害虫は、テントウムシダマシやハダニ、アブラムシなどがよく知られています。

粘着棒を使ったり、薬剤を用いて駆除を行います。

 

管理温度

ナスに適する生育温度は30℃前後で高めです。

日当たりが良い場所が好きですが、乾燥は嫌う性質がありますので高温多湿が基本となります。

しかし多湿に傾き過ぎるのも病気にかかりやすくなり良くありませんので注意が必要です。

 

種類・品種

ナスの種類は日本だけでも180種類ほどがあります。

一般的によく知られている品種には、「長ナス・千両なす(中長ナス)・大長ナス・コナス・米ナス・丸ナス・白ナス・青ナス(緑ナス)」などがあります。

また各地の特産や伝統野菜となっている品種もあり、名前がよく知られているものには、大阪の水ナスや京都の賀茂ナスや京山科ナス、滋賀の高月丸ナスなどがあります。

また海外のナスも最近では日本のスーパーなどでも見かけるようになってきましたが、代表的なものとしては、イタリアのナスである「ゼブラ・ディグリナ・カプリス・ローザビアンカ」などがあります。

 

収穫

ナスの収穫時期は6月~10月上旬頃までとなっていて、長い期間に渡って収穫ができるのが特徴です。

収穫するタイミングですが、ナスの花が咲いてから20日~25日程度経過したのが目安となります。

但し、成長をし過ぎてしまうと、株には負担となりますので早めの収穫を念頭に入れておくと良いと思います。

実を傷つけないようにハサミを使って収穫を行うようにします。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ナスの花は、葉の脇の部分に下向きに、淡い紫色をした花を付けます。開花時期は6月~10月頃となっています。

 

トリビア

花言葉

ナスの花言葉には、「真実」、「つつましい幸福」、「よい語らい」、「優美」、「希望」があります。

 

由来伝承

ナスの名前の由来は、「夏に収穫ができる実→夏の実→なすび→なす」と言われていますが、これには諸説があるようです。

ナスの原産地はインドですが、日本には中国を経由して奈良時代に伝わったと言われています。

 

まとめ

夏の野菜ではありますが、今では一年中手に入れる事ができるナスの育て方についてご紹介してきました。

ナスは炒め物や煮物や漬物など、色々な料理に使える万能野菜です。優れた栄養価も含まれていて身体にも良いです。

スーパーで買うだけでなく、苗も手に入れやすいのでぜひ一度自分で頑張って育てて収穫したナスで、美味しい料理を作ってみてはどうでしょうか?

その味はきっと格別に感じると思います。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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