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オクラの育て方

  • アオイ科
  • トロロアオイ属

オクラの基本情報

ジャンル

野菜

形態

一年草

学名

Abelmoschus esculentus

別名

原産地

アフリカ

オクラの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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収穫

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オクラの育て方の画像

オクラの育て方

暑さに強く、害虫や病気にも強いことから育てやすいオクラですが、スーパーなどで買うよりも自分で育てたほうが断然おいしいんです!

今回はそんな奥が深いオクラの、比較的かんたんな育て方についてご紹介したいと思います。

基礎情報

日当たり

オクラは日当たりのよい場所を好みます。強い日光でも枯れません。

そして半日陰でも十分育つため、ベランダなどでも手軽に育てることができますよ。

 

置き場所

日当たりと風通しのよい場所に置いてあげましょう。

暑さには強いですが寒さには弱く、15℃を下回ると育ちが悪くなり、10℃を下回ると生育が止まってしまいます。

20〜30℃以上がいちばん元気に育つ温度です。

気温が低いと実が落ちてしまいます。なので冬場は室内に取り込むのがベストです。

 

水やり

夏は晴れたら毎日お水をあげましょう。一日、朝と夕方の2回をあげてもよいです。しっかりとお水をあげてください。

乾燥状態が続くと葉がしなびてきて、最悪の場合枯れてしまいます。

日当たりと風通しのよい場所に置いてあげるのですが、乾燥のしすぎには気をつけましょう

回数を増やすよりも、1回の水やりでたっぷりしっかりとあげる方が効果的です。

冬場の水やりは、夏ほどしなくてもよいですが、土が乾いたら与えてください。

乾燥状態が続かないように注意してあげましょう。

 

肥料・追肥

オクラは、「肥料食い」と呼ばれており、植え付けの時に肥料を入れておいても結実すると肥料が切れます。

結実後にも肥料を追加することを忘れないようにしましょう。

肥料が足りないと蕾から花へと成長する際、時間がかかります。

たくさん蕾があるのにぜんぜん開花してくれないなと思ったら、肥料不足を疑いましょう。

なので肥料は植え付けの時と、実がついた時(花が咲いた時)に与えます。

植え付けの元肥は緩効性肥料を与え、その後実がついてからは2〜3週間に1度の頻度で化成肥料を規定量、または油かすの追肥を行います。

 

用土

オクラは酸性の土壌が苦手なため、畑などの地植えの場合は植え付けの2〜3週間前には苦土石器で土壌改良を行います。

プランターなどに植える場合は、市販の野菜用培養土などでもかまいません。

自分で配合する場合には、赤玉土6・腐葉土3・バーミキュライト1の割合に、

石灰を用土10Lあたり10gと、化学肥料を用土10Lあたり10〜30g混ぜ合わせた用土を使いましょう。

プランターなどの場合、オクラの多湿嫌いを考慮して発泡スチロールをこまかく切ったものをプランターの底に敷きつめてから用土を入れます。

こうすると水はけがよくなります。

 

植え替え・植え付け・種蒔

オクラは、連作障害というものを起こす植物です。

毎年場所や同じ土を使って同じ科の植物や同じ野菜を育てることを連作と言うのですが、連作することでその植物や野菜を侵しやすい病原菌、害虫などが増えやすくなっていたり土の栄養が失われていたりすることを連作障害といいます。

なので去年オクラを育てた土でまたオクラを育てないようにし、同じアオイ科の植物を育てた土や場所も避けましょう。

そしてオクラは丈が高くなる植物なので株間に他の野菜などを混植することができるのですが、相性のよいものと悪いものがあります。

小松菜やほうれん草なその栽培期間が短いものは問題ありませんが、人参やゴボウなどを混植してしまうとセンチュウなどの害虫を増やしてしまうため、注意が必要です。

一番安心なのは新しい土でオクラだけを育てることですね。プランターなら苗3つまでにしておきます。

慣れてきたら、相性のよい野菜を混植して楽しむこともしていきたいですね。

 

【植え付け】

オクラは根が細く少ないです。ポットから出す時は崩さず、根を傷つけないようにそっと取り出しましょう。

乾いた土だとどうしても崩れてしまいがちなため、植え付けの前にポットに少しお水をやり、土を固めておきます。

そうするとポットの底の穴を少し押すだけでスポッと全体が固まったまま取ることができますよ。

オクラは直根性の植物なので株間はそれほど必要ないのですが、最低でも25cmは空けるようにしましょう。

ポットと同じほどの穴を掘ってから植え替える先の土にもお水をやっておきます。

水が引いたら、苗を植え、周りの土を使ってしっかりと固定させ、苗にまた水をあげます。

【種蒔】

オクラの発芽適温は25〜30℃となっています。時期としては、十分気温が上がる4月中旬〜5月以降がよいでしょう。

皮がかたいため、一晩水に漬けてから植えると発芽しやすいです。点蒔きで、1箇所に3〜4粒蒔きます。

発芽するまでは乾燥させないようたっぷりと水やりをします。

本葉が1〜2枚の時に3本立ちにし、本葉が4枚になったら1本立ちにしましょう。

オクラは直根性で移植を嫌う植物です。もし移植する場合は、ポット苗の小さいうちに済ませましょう。

 

増やし方

オクラの増やし方としては、種を使うことです。挿し木をして成功したという例がありますが、難しいでしょう。

一度育てた種を使ってまた育てるということで毎年育てることができます。

 

病気・害虫

オクラの害虫として多いのがアブラムシ、ネキリムシ、ハマキムシ、フタトリコヤガなどです。

アブラムシは、無農薬で育てる場合必ずと言っていいほどオクラの葉や実などにつきます。見つけ次第、対処していきましょう。

フタトリコヤガは、オクラの葉を丸めてそこに巣を作る害虫です。

大量発生してしまうとあっという間に葉が食い荒らされて収穫量が減ってしまうため、見つけ次第撃退しましょう。

それ以外に乾燥するとハダニがつきやすくなるので、水やりをこまめにいて乾燥を防ぎましょう。

また、カメムシがついてしまうと薬剤が効かない「野菜の不治の病」と言われる、ウイルス性の病気が感染する可能性が高まるので特に注意が必要です。

苗を選ぶ時は葉が3〜4枚ほどで艶があり、緑の濃い苗を選びましょう。茎が太く、間延びしていないものがよいです。

 

管理温度

オクラの生育温度は10〜40℃です。暑さには強い植物なのですが、寒さにはちょっぴり弱いオクラです。

最初にも記しましたが、15℃を下回ると育ちが悪くなります。10℃以下は生育が止まってしまうこともあります。

 

種類・品種

初心者の方でも育てやすい品種としておすすめなのは、切り口が五角形になる「グリーンスター」や「アーリーファイブ」などがあります。

切り口が丸い「エメラルド」は、こちらも育てやすいことで人気の品種です。

その他では珍しい品種として花を食用にできる「花オクラ」というものもあります。

初めてオクラを育てる方は、メジャーな育てやすい品種を苗から育てるとかんたんです。

 

収穫

オクラは定植後2ヵ月くらいからが収穫時期になります。草丈が6〜7cmになった時がいちばんおいしい頃合いです。

そのピークを逃すとどんどんさやが成長してしまうので、開花後7日ほどを目安にして、柔らかい若さやを収穫しましょう。

オクラには、乾燥に負けないようにと細かくフサフサしたように見えるトゲがあります。

このトゲが皮膚に触れてしまうとかゆみが出たり、かぶれたり、トゲが刺さって痛むことがあります。

収穫は素手では行わず、手袋などで手を守りましょう。

食べる時も、そのまま食べるとかゆみが出たり口の中がチクチクしてしまいます。

販売されているオクラは大概の場合ネットに入っていますよね。

あのネットのまま水につけてこすり合わせることでトゲはとれるのですが、自宅でオクラを育てる場合はまな板の上にオクラを置いて塩を振り、手のひらでそっと転がすと取れます。

水で塩を洗い流しましょう。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

オクラの花は、中心が黒く、外側のクリーム色の花びらとの美しいコントラストを見せてくれます。

種類によってはピンクっぽいものや黄色みが強いものもあります。

ハイビスカスやフヨウ、ムクゲといった花たちと同じアオイ科の植物ということで、

それらの花と似たような美しさを持ち、とてもきれいです。しかしオクラの花はたった一日で終わってしまいます

おいしいオクラを実らせるための美しく儚いお花なんですね。

 

トリビア

風水

オクラの風水としては、置くのではなく収穫したオクラを食べることで健康の運気を上げるそうです。

じゃんじゃん収穫しておいしくいただきましょう。

 

花言葉

花よりも実のほうが周知されているオクラですが、オクラにもちゃんと花言葉があるんです。

品種には関係なく、オクラの花にはどれも「恋の病」「恋で身が細る」という花言葉があります。

「恋で身が細る」というのは、花茎が5〜7cmもの大きな花がほっそりとした実になってしまうオクラの育ち姿からつけられたのではないでしょうか。

オクラをプレゼントするというのはなかなか珍しいことですが、贈り物にする際にはとてもよい意味があり、愛する人への贈り物としての意味を持つそうです。

オクラをプレゼントされたらビックリしますが、オクラのそんな素敵な意味を知ると嬉しいですよね。

 

由来伝承

最後にオクラの由来ですが、オクラはガーナのトウィ語が語源となっているようです。

外国でもオクラは「okra」と書き、オクラなのだそうです。

アフリカ北東部の熱帯地が原産となる植物で、エジプトではなんと紀元前から栽培されていた歴史ある野菜なんですね。

日本に輸入されてきたのは明治以降で、最初は食用ではなく観賞用としての輸入だったそうです。ビックリですね。

 

まとめ

今回は、家庭菜園にも最適なオクラの育て方についてご紹介しました。

暑さには強く寒さには少し弱いオクラですが、旬の時期と合った温度管理で問題ないので、苗なら夏前から、種なら春から準備をしてオクラを育ててみてください。

まずはオクラだけを育ててみて、慣れてきたら相性のよい野菜と混植してみるのも楽しいですよね。

愛情を込めて育ててあげたオクラはきっとどこのオクラよりもおいしいはずです!

楽しみながら育ててくださいね。以上、「買うよりおいしい!?オクラの育て方」でした。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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