ブロッコリーの画像

ブロッコリーの育て方

  • アブラナ科
  • アブラナ属

ブロッコリーの基本情報

ジャンル

野菜

形態

多年草

学名

Brassica oleracea var. italica

別名

ミドリハナヤサイ,メハナヤサイ

原産地

地中海沿岸

ブロッコリーの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

ブロッコリーの育て方の画像

ブロッコリーの育て方

緑色の入道雲のようなフォルムをした植物・ブロッコリー。

和名ではメハナヤサイと呼ばれますが、現代の日本のではブロッコリーの名で親しまれ、ヘルシーな食卓等ではよく見られます。

今回はそんなブロッコリーの育て方について簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

キャベツの仲間(変種)でもあるブロッコリーの故郷は、キャベツと同様に地中海沿岸地域です。

そのため比較的日当たりのいい場所を好みます。

日当たりの悪い環境で育ててしまうと生育が鈍くなり、収穫ができないわけではありませんが、

ゆっくりゆっくりと生長する、もしくは大きく育ってくれないことになります。

日照状態のいい庭をお持ちでないならば、

プランター等の移動が可能な容器で栽培をするほうが設置場所の調節が可能なのでおすすめです。

 

置き場所

ブロッコリーに適した置き場所としては、涼しい気候を保てる場所でしょう。

発芽は25℃以上ある方が良いですが、生育の際には25℃を超えないように管理できる場所を選ぶのベストです。

したがって、夏場だけ半日陰に置くなどの措置が必要になるでしょう。

なお冬は収穫期なので、特別措置は必要とない言っても問題無いでしょう。

ただ新しく芽を出したい、もしくは晩生種の場合には、しっかりとある程度の寒さに当てて、花芽が形成できるように手伝ってあげてください。

 

 

水やり

ブロッコリーの水やりは、特別時期ごとに異なるわけではありません。

水やりは基本土の表面が乾いたらたっぷりと与えることさえ、きちんと守れれば十分しっかりと育てることできます。

ただ湿度には弱いタイプなので、根腐れをしないように与えすぎや頻繁な水やりは控えるようにしましょう。

排水対策を取っておくのも有効です。

なお他の植物と同様に夏場は、暑さから土が乾きやすくなる点に注意して頻繁にチェックしてあげましょう。

また同時に与える時間帯を昼などに選ぶと、根が焼けて育てるのに失敗する可能性もあるので、

則朝夕のどちらか、また両方とも与えるように心がけるといいでしょう。

 

ブロッコリーの収穫時期は基本、秋冬。

11月からすでに収穫できるので、その時点でもっと長生きさせたい場合には土の表面が乾き次第、水を与えるという形で水やりをしましょう。

ただ寒さには弱いので霜が降りないように、注意してあげてください。

春蒔きのタネの場合には、6月に収穫するので、春夏の随時の状況に応じてしっかりと水やりをしましょう。

 

肥料・追肥

ブロッコリーは肥料を適切に与えた分だけ、株がぐんぐん生長するかなりの「肥料食い」です。

そのため、しっかりと肥料を与える事が育てる際の最大のポイントです。

一般的に食べる部分となっている花蕾の生長も、肥料によって変わるため注目必須です。

まず植え付けて2週間という段階で追肥をしましょう。

うねの片側を軽く掘り土を和らげた上で、化成肥料を株の根本に撒き、土に混ぜ合わせてから土寄せをしてください。

その後、約2週間ほど立つと原則小さな花蕾が現れるので、同様の方法でもう片側のうねに追肥・土寄せをしましょう。

またより元気に育てたい場合には、定植する2週間以上前から苦土石灰を土壌全面に散布したうえで深く耕し、

第二に1週間前の段階で堆肥や化成肥料などで元肥しておくのがおすすめです。

分量の目安としては、1平方メートルにつき苦土石灰は約100g、元肥の完熟堆肥は約2kg&化成肥料約100gとなります。

なおリン酸が不足したり、チッ素が多すぎたりすると花茎ばかりが育ってしまい、花蕾ができにくくなるので要注意です。

 

用土

ブロッコリーは水はけがよく肥沃な土壌を好みます。

ただ酸性が強い用土となると、根こぶ病が出やすくなってしまうので、堆肥と石灰でpHを混ぜて粗起こしをするなどによって調節してあげる必要があります。

もしも配合土を用いる場合には、赤玉土6・腐葉土3・バーミキュライト1に、さらに石灰を用土としましょう。

さらに化成肥料も混ぜ合わせて使うとベストです。

市販の培養土を使っても問題はありませんが、石灰等での処理は必要になる場合があります。

プランターの場合には、水はけがよく有機質の成分を含む土を使うといいでしょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

ブロッコリーの苗の植え付けは、本葉が5、6枚ほど育ったころに条間45センチ、株間40センチくらいの間隔で設置しましょう。

ちなみに苗が園芸店などに並ぶのは、春なら3月下旬頃から、秋は8月中下旬頃からになっています。

その際にも、本葉5~6枚の苗を入手しましょう。あまり深くに植え込まないようにし、株元が少々高くなるようにしてください。

そして作型によって植え付ける位置に注意が必要となります。

種蒔きは、用土に深さ1センチほどのU字溝を8センチ間隔で作り、そこに1粒ずつ1センチ間隔で蒔いてください。

なおポット撒きの場合には、直径3センチで深さ1センチほどの穴を作り、そこに3〜4粒ほど距離を空けて撒きましょう。

覆土は種がすっぱり隠れるぐらいにたっぷりとかぶせてください。

 

病気・害虫

ブロッコリーは比較的強健な植物のため病気にはなりにくいですが、

アブラナ科なのでアブラムシやバッタ、ナメクジを含む害虫には注意が必要です。

一番有効な方法としては、定植した直後という早期の段階で防虫ネットや寒冷紗をかぶせてしまうことです。

先に紹介した虫だけでなく、アオムシや芯食虫なども完全にシャットアウトしてしまい、卵を産み付けられないようにするのです。

特に芯食虫にやられてしまうと、収穫まで育てるのが困難になるので、見つけ次第しっかり除去してください。

ただ注意するのは、土の中にコガネ虫の幼虫がいる場合です。しっかり土を掘り返して確認しましょう。

なお虫に花蕾が食べられてしまっても、なかなか枯れることはない丈夫さをもっています。

 

管理温度

ブロッコリーの生育の適温は、20℃前後であり、冷涼な気候です。

苗の段階では25℃以下ならば耐えられる程に高温にも強いのですが、蕾が肥大し始めるころには一気に暑さに弱くなります。

そのため、真夏を除いた春もしくは秋が栽培に適した時期といえるでしょう。

なお暑さを凌ぐ方法として、夏の育苗は防虫ネットや寒冷紗などを掛けることで、直射日光を防ぎ、気温を低めに保ちます。

また同時に、寒さには暑さ位に対するほどの耐性はないので、地植えならば霜よけをしっかりとしておきましょう。

ポットに植える場合には、日当たりがよく暖かめな場所に移動をさせてあげましょう。

 

種類・品種

ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属にあたる緑黄色野菜です。

独特の風味を持っており、花蕾が白やオレンジ色等をしたカリフラワーや、ボール状に成長した茎をもっているコールラビ、青汁の原料となるケールも仲間となっています。

食用として広く流通していることもあり、改良種も多く、種類が多種多様です。

例えば、すずなりブロッコリーというのは、秋に植えて翌年の春に収穫できる品種で、文字通り鈴なりに花蕾が実る人気種です。

ただロマネスクという品種をはじめ、見た目がかなりブロッコリーに似通っているにも関わらず、カリフラワーに分類される種などもあるので区別が必要です。

スティックブロッコリーと呼ばれる、花蕾が小さく茎の長いタイプの品種も存在します。

中国野菜の介藍との交配種で、真夏と真冬以外の時期ならばいつでも種を巻いて育てられ、長期間の収穫も可能です。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

食べている花蕾の部分を、花の蕾が集まったままで、収穫せずに放っておけば花が咲きます。

アブラナ科アブラナ属にあたる緑黄色野菜ということもあってか、菜の花に似た黄色やクリーム色をしています。

ただアブラナ科特融の辛み成分があるので、通常の虫などは寄り付きづらい方なのですが、

この独特の香りにモンシロチョウを寄せ付けます。

 

トリビア

花言葉

ブロッコリーの花言葉は「小さな幸せ」。茎の先に緑色の粒々とした蕾をたくさん付ける姿から、付けられましたそうです。

最近ではこの花言葉にちなんで、結婚式の場面で男性がブロッコリーでできたブーケを投げる「ブロッコリートス」が、人気の催しの1つとなってもいます。

 

由来伝承

そもそもブロッコリーは、花を食用していたキャベツの1種が、イタリアで改良された末に生み出されたそうです。

古代ローマ時代から親しまれていたようで、15世紀前後に栽培が始まったと言われています。

なお日本に渡来したのは明治の初期。和名のメハナヤサイ、ミドリハナヤサイなどとして知られ、第二次世界大戦後には本格的に栽培されはじめました。

そして昭和40年代から一般的向けに広く販売されるようになり、1980年のうちには普及し、今ではすっかり食卓の顔の1つです。

 

まとめ

今回は身近な食材でもあるブロッコリーの育て方についてご紹介しました。

ブロッコリーはカルシウム、カロテン、鉄分、ビタミンCといった要素を豊富にもつ栄養価の高い植物です。

そのため、ゆでても鮮やかな緑色なので料理の彩りを加えられるだけではなく、それらの豊富な栄養素のほか、抗酸化成分&抗がん成分までも入っているため、健康的な生活のための食材としても大いに育てがいがあるといえるでしょう。

これほどに充実した野菜でありながら、虫さえ防げれば育てやすいので、是非とも栽培を挑戦してみてください。

収穫時期が送れないようにして、おいしい野菜生活をはじめてください。

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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