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七宝樹の育て方|季節ごとの置き場所や水やり方法は?

  • キク科
  • セネキオ属

七宝樹(しっぽうじゅ)は南アフリカ原産のキク科セネシオ属の多肉植物です。タワー状に伸びたきゅうりのような茎と、先端に生えた三角矢の葉が特徴的な、少し変わった植物でもあります。今回はそんな七宝樹の育て方を見ていきましょう。

七宝樹の日当たり

七宝樹は、日当たりの良い場所を好みます。

しかし、高温多湿な環境が少し苦手なので、夏の猛暑となる期間を除く9月〜6月頃は、直射日光の当たる日当たりの良い場所に置いてあげましょう。また、真夏の気温が高く暑い時期は半日陰の少し涼しめの場所で育ててあげましょう。

七宝樹の置き場所

七宝樹の置き場所は、できるだけ風通しの良い場所に置きましょう。

また、できるだけ雨水にあたらないようにしてください。1〜2日の雨なら問題ありませんが、梅雨から夏にかけての気温が高くなってくる時期は、特に腐りやすくなってしまうので気を付けましょう。風通しの良い軒下などで管理しても良いかもしれません。

冬場は耐寒性にも優れているため霜にあてても大丈夫です。直射日光の当たる場所に置きましょう。

七宝樹の水やり

春・秋の水やり

春から梅雨に入るまでの時期は、土が乾いていたら鉢底から水が流れ出るくらいしっかりと水を与えます。この時期は水を与えた分だけ七宝樹が成長してくれますが、水のやり過ぎには気を付けて、土の表面を触って必ず確認しましょう。

夏の水やり

七宝樹の夏場の水やりは、基本的に梅雨の時期から半月に1回程度へと、少しずつ回数を減らします。そして、夏場の暑い時期は断水を心がけましょう。

葉に元気がないなと感じた場合は、夕方に土の表面が少し濡れる程度に水をあげましょう。ただし、夏の気温の高い時期に水をあげすぎてしまうと、根腐れの原因となってしまうので注意してください。

冬の水やり

七宝樹の冬の水やりは、半月に1回か1ヶ月に1回くらいの頻度で大丈夫です。あまりしっかりと与えてしまうと、冬場は土が乾きにくいため、根腐れを起こしやすくなってしまいます。

土の表面が少し濡れる程度に水をやり、土は1週間以上湿っていないように気を付けましょう。

七宝樹の肥料・追肥

七宝樹には、春と秋頃に肥料を与えましょう。七宝樹は湿気が苦手な植物なので、根腐れを起こさせないように、液体肥料を使う場合は通常の半分の量に薄めて1ヶ月に1回使用しましょう。

化成肥料を使う場合は、2ヶ月に1回の頻度で少量与えましょう。おすすめは、緩効性肥料を与えることです。

七宝樹の用土

七宝樹は水はけの良い土を好みます。

排水性・保水性・肥料もちのバランスがとても良いことが特徴の赤玉土や鹿沼土、排水性・通気性に優れた軽石、栄養分を含み排水性・通気性・肥料持ちに優れていることが特徴で痩せた土にも最適な腐葉土、これらを配合した土がおすすめです。

その比率は、赤玉土:鹿沼土:軽石:腐葉土で3:2:2:3 などが良いでしょう。

七宝樹の植え付け・植え替え

七宝樹の植え替え、植え付けにおすすめの時期は春と秋です。この時期が一番植物に元気があるため、植え替えや植え付けに向いています。

どうしても春と秋以外に、植え替えを行いたい場合、夏はおすすめしませんが、冬は極力根にダメージを与えないようにして、植え替えを行って下さい。

また、植え付けのポイントとして、土が湿っている状態の時と乾いている状態の時をしっかりと区別するために、通常の植木鉢よりも少し浅めの鉢を使うのがおすすめです。そうすることで、土が長い時期湿っているのを防ぎます。

七宝樹の増やし方(挿し芽)

七宝樹の増やし方は、「葉挿し」より「挿し芽」の方が成功率が高いのでおすすめです。

挿し芽の方法は挿し木と一緒で、適当な長さで芽をカットし、新しい土を入れた鉢に挿してあげます。

挿し芽はお気に入りの多肉植物を増やすだけでなく、成長してきて徒長を始めだして、形や収まりが悪くなってきたときに、美しく楽しみ続ける方法としても使うことができますよ。

七宝樹の育て方で注意すべき病気・害虫

七宝樹には、春から秋にかけての時期にワタムシや夜盗虫(ヨトウムシ)、アブラムシなどが付きます。どれも殺虫剤を撒くことで予防や駆除が可能です。

また、カイガラムシも付くことがありますが、カイガラムシは殺虫剤が効きづらい虫なので見つけ次第、爪楊枝などではじいて取り除きましょう。殺虫剤は、季節の変わり目に使用すると有効です。

夜盜虫は春から秋に産卵をするため、鉢に支柱を立ててネットをかけることで産卵を防ぐこともできます。

七宝樹の管理温度

七宝樹は高温で多湿な場所が苦手な植物です。そのため、梅雨から真夏にかけての時期は、できるだけ風通しのいい場所に置きましょう。このとき、徒長してしまわないように日光には当ててあげることがポイントです。

高温多湿を避けながらも、日当たりの良く風通しのいい場所で育ててあげることで元気に育ってくれます。

また、反対に耐寒性には優れているため、冬の温度管理は比較的簡単です。マイナス2℃くらいまでは耐えることができ、霜に当てても大丈夫なので、他の季節と同じ様に風通しと日当たりの良さに気をつけて育ててあげましょう。

七宝樹の種類・品種

七宝樹はセネシオ属に分類される多肉植物です。セネシオ属の多肉植物は個性的な姿形をしたものが多く、育て方や特徴もそれぞれ異なります。

多肉植物の中でもポピュラーな、グリーンネックレスもセネシオ属の仲間です。基本的には暑さに弱い植物が多いセネシオ属ですが、ピーチネックレスのようにある程度の暑さまでには耐えられる丈夫な品種もあります。

セネシオ属に興味を持った方は、品種についても調べてみると、より良い育て方ができるかもしれませんね。

七宝樹の花

七宝樹は春先になると小さな花を可愛らしく咲かせます。成長点から伸び、白っぽい小さな花を咲かせるのが特徴です。七宝樹の花の開花時期は春といっても、実際には1月や2月に花が咲くことも多いようです。

また、七宝樹の花は可愛らしい見た目が人気ですが、咲き終わりに独特な香りがするともいわれています。

七宝樹の花言葉

七宝樹を含むセネシオ属の多肉植物には、「健やかな健康」という花言葉があります。

この花言葉の由来は、暖かい日差しを浴びてすくすくと育つ様子にあります。この花言葉は七宝樹にもピッタリ当てはまりますね。日当たりのいい場所ですくすくと育つ七宝樹を、健やかな健康を祈る贈り物としてプレゼントしても良いかもしれませんね。

七宝樹の育て方を覚えよう!

まだ肌寒い頃に花も楽しめる多肉植物、七宝樹をぜひ育ててみてくださいね。

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七宝樹の基本情報

ジャンル
多肉植物
形態
低木
学名
Senecio articulatus
別名
セネキオ・アルティクラツス
原産地
南アフリカ

七宝樹の性質

栽培難易度
普通
耐寒性
やや弱い
耐暑性
普通
耐陰性

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