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帰化植物の一覧

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醜男
和蘭耳菜草(オランダミミナグサ) ナデシコ科ミミナグサ属の越年草。日当たりの良いところならどこにでも生えるヨーロッパ原産の帰化植物。高さ10〜45㎝になる。全体に軟毛と腺毛が多く、茎は暗紫色を帯びない。花期は4~5月。花柄は短く密集してつく。花弁は白色で先が2裂し、萼よりやや短い。果実は蒴果。円柱形で萼より長く先は小さく10裂する。 明治時代末期に牧野富太郎がはじめて気づき、その後急速に広がった。大正時代は在来のミミナグサだらけでオランダミミナグサは『滅多に見ない』と記録されているが、現在は完全に逆転し、ミミナグサは都市近郊ではあまり見かけなくなった。ミミナグサは丘陵や山地など、有機質の多い土壌で見られる。オランダミミナグサは有機質の乏しい開発地の土壌を好む。種子はミミナグサの半分ほどと軽く、それだけ遠くに運ばれやすい。 名前の『耳菜』は、楕円形の葉が向かい合わせについている姿を、ネズミなど、動物の耳に見立ててつけられた。『菜』には食べられるという意味があり、ミミナグサの若い苗は食べられる。オランダミミナグサは、ヨーロッパ原産である。鎖国時代に唯一交易を許された国であったオランダの名前がついてしまった。 出典『野に咲く花』『帰化&外来植物見分け方マニュアル 950種』『日本帰化植物写真図鑑』『植調 雑草大鑑』『草木の種子と果実』『野草の名前 春』
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醜男
花韮(ハナニラ) ヒガンバナ科ハナニラ属の多年草。明治時代中期に園芸植物として渡来したアルゼンチン原産の帰化植物。戸外に植えっ放しでも旺盛に繁殖するため、各地で逸出して帰化状態にある。公園や道端などに生え、ときには大群落になる。花期は2~4月。花被片は6枚で、中央に筋がある。花色は白や紫がかった白のほか、青、青紫、ピンク、黄色などもある。葉や鱗茎からニラのようなにおいがするが、全体に有毒成分を含むため食べられない。 日本在来種のアマナに似るが、アマナは葉が1茎に2枚でニラ臭がないので区別できる。 野菜のニラはアジアに広く分布して、日本の自生品は古い時代に大陸から入り栽培されていたものが野生化したものとされる。河川の土手、草地など日当たりのよい場所に生える。ハナニラは野菜のニラとにおいがよく似ていることから名前にニラがつく。しかし、においは似ているが、ニラの花は白っぽくて秋に咲き、ハナニラは星形の白あるいは青紫の美しい花が咲く。同じニラのにおいがするが、花が美しいということでハナがつく。アマナに似るのでセイヨウアマナともいう。 出典『日本帰化植物写真図鑑』『帰化&外来植物 見分けマニュアル950種』『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』『街で見かける雑草・野草図鑑』『都会の草花図鑑』『野草の名前 春』
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