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ヒノキ風呂で馴染みのあるヒノキはどんな植物なのでしょうか。特徴や気になる花粉アレルギー、ヒノキのアロマ効果などについてまとめました。花言葉についても記載しているので、ぜひご参照ください。
ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の植物です。針葉樹でヒノキ風呂の木材としても知られています。名前の由来は「火の木」からで、かつては火を起こすのに用いられたからこのような名前になったといわれています。
ヒノキは乾燥した場所を好み、幼木は特に日当たりを嫌う性質があります。
成長すると20メートルから30メートルにもなる高木で、大きいものは50メートルにもなり、樹皮は薄茶色でひび割れるのが特徴です。
寺院や神社によく使われる木材で、法隆寺にも使用され、とても丈夫で長持ちする樹木です。
ヒノキの花期は4月ですが、とても小さくほとんど目立ちません。ヒノキは風媒花(花粉を風で飛ばす植物)で、3月から5月に花粉を飛散させます。ヒノキ花粉のアレルギーを持つ方はスギ花粉と似た症状が出て、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水がでることがあり春は注意が必要です。ヒノキの花粉アレルギーのピークは3月から4月です。
ヒノキはヒノキ風呂で知られるようによい香りがするのが特徴です。ヒノキの香りはいわゆる森林の香りで安心感を与えるようなよいニオイがします。花のような甘い香りはしませんが、すーっとするようなやさしい香りです。
ヒノキの香りの主成分はαピネンというもので、こちらは鎮静効果や抗ストレス効果があります。また抗菌、防虫も期待できるといわれ、とても優れた香りです。
αピネンを嗅ぐことで、副交感神経が優位となり、自然と体がリラックスします。心が穏やかになるため、ストレスを感じたときやリフレッシュしたいときにもよいでしょう。眠りのサポートにも向いた香りといわれています。
あたたかい湯につかって、ヒノキの香りをかぐと一日の疲れが取れるだけでなく、リラックスもできることから昔からヒノキ風呂は古くから親しまれてきました。
ヒノキの香りはよい香りであること、リラックス効果が期待されることからアロマも売られています。さらに消臭効果もあるため、建材としても価値があります。
ヒノキは日陰でも育てられます。よく成長する植物で枝が伸びるスピードも早いため剪定が必要です。剪定は9月から11月に行うのがおすすめです。肥料は2月に与えてください。
風通しをよくして、湿気をこもらせないようにしましょう。
ヒノキは盆栽でも育てることができます。盆栽で楽しむ場合は、日当たりがよく、風通しのよいところで育ててください。完全に水が乾ききる前に多めに水やりをするとよいでしょう。
ヒノキの花言葉は「不老」、「不死」、「不滅」、「強い忍耐力」です。
長ければ3000年まで生きることからこのような花言葉がつけられました。
ヒノキチップなど香りを楽しむことができるものはたくさんあります。アロマも売られているので、ぜひ楽しんでみませんか。目から楽しみたい場合は、盆栽もおすすめです。
GreenSnap編集部