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野菊という植物そのものはありませんが、野菊に該当する植物はどんなものがあるのでしょうか。野菊の特徴や季節、どんな菊があるのか解説しています。
野菊の花言葉についてもまとめているので、これから野菊をお迎えしたい方もぜひご参照ください。
野菊の季節は秋です。野菊とされる植物にはさまざまな種類があり、旬な季節も種類によって異なります。しかし、多くの菊は秋が見頃で、実際に菊は秋の季語となっています。
野菊の花の特徴は、頭状花序(とうじょうかじょ)が挙げられます。頭状花序とは、多数の小さな花が集まって1つの花に見える花のつきかたのことです。また花の中心に筒状花があるのも特徴的です。その周囲には細長い舌状花がついています。
デージー、ヒマワリ、ガーベラなど有名な植物も筒状花と舌状花からなっています。
野菊の代表的な種類を紹介します。
シオンはキク科シオン属の植物で、花の大きさは3センチから4センチほど、草丈はすらっとしていて1.5メートルから2メートルと背の高い植物です。葉や茎には短い毛が生えています。
花期は8月から10月で、紫色の舌状花、黄色の筒状花を咲かせるのが特徴です。
キク科ハマギク属の植物です。花期は9月から11月で、ノースポールのような白い花を咲かせ、中心の筒状花は黄色です。ハマギクの草丈は10センチから90センチで、葉は肉厚で光沢があります。
生命力が強いので、放置気味で栽培ができる手間のかからない植物です。
アキノノゲシはキク科アキノノゲシ属の植物で、草丈は50センチから2メートルです。アキノノゲシは見た目はガーベラに似ています。
花期は8月から12月と長く、花は淡い黄色です。舌状花のみで筒状花はありません。名前からケシの仲間のように思われますが、キク科の植物です。
ダルマギクはキク科シオン属の植物で、海岸を好んで自生する野菊の一種です。青紫の透き通るような美しい花が印象的で、園芸界でも人気があります。
葉や茎は肉厚で毛が生えています。草丈は20センチから30センチとずんぐりした野菊で、花期は10月から11月とやや短めです。
野菊は種類にもよりますが、一般的には日当たりのよい場所を好みます。水はけのよい場所、水かけのよい土で栽培してください。雨にあたると花が傷むため、雨の日は軒下に入れるようにしてください。
土が濡れたままだと根腐れしやすいため、土がしっかりと乾いてから水やりするようにしましょう。
野菊の花言葉は「清爽」です。
野菊はあちこちに咲いているので、お散歩など外出先で見つけたらよく観察してみましょう。
キク科は切れ込みのある葉が特徴ですが、切れ込みにも種類によってそれぞれ違いがあります。野菊と言ってもたくさんの種類があります。ぜひ見比べてみて、違いを感じてみませんか。
GreenSnap編集部