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観葉植物として人気のパキラは丈夫で初心者の方にも栽培しやすく人気があります。グリーンのイメージが強いですが、花が咲くのを知ってましたか?
このページではパキラの花の咲かせ方などを紹介しているので、花を楽しみたい方は参考にしてくださいね。
日本では観葉植物として人気のパキラはアオイ科パキラ属の植物で中南米を原産とします。パキラの花はたくさんの雄しべが上に広がり、花弁は下に丸まった個性的な見た目をしています。
パキラは花を咲かせること自体珍しく、花を咲かせても1日で咲き終わってしまう性質があります。これもパキラの花があまり見られない理由の一つですが、もっと重要なパキラが花を咲かせるための条件があるのです。
パキラの花を咲かせるためには、種から育てられたパキラつまり実生株である必要があります。
自分が現在育てているパキラが実生株かどうかはわからないことがほとんどかと思います。園芸店や花屋でわざわざ実生株かどうか書いてあることはなく、また、市販のパキラはほぼ実生株ではありません。
パキラの花を咲かせたいのであれば、園芸専門店などの実生株を買うか、種を入手して種まきして育てましょう。ただし、種からパキラを栽培した場合は、最低でも5年は花を咲かせるまでに時間がかかります。
パキラの種はだいたい2月、8月に採取でき、この時期にネット通販などで販売されていることがあるため、探してみましょう。
パキラは果実のなかに茶色い種をつけ、その果実を割ると種を取り出すことができます。ただし、パキラの種は全てが発芽するとは限りません。発芽しない種を植えても意味がないため、水没チェックをするのがおすすめです。
水を入れた容器にパキラの種を1〜2日ほど入れてください。水に浮く種と水没する種がでてくるので、浮いた種は取り除いてください。沈んだ種は生きている可能性が高く発芽率もよいため沈んだ種のみをまきましょう。こうすることで、発芽率をアップさせることができます。
パキラそのものは丈夫で育てやすい観葉植物です。しかし花を咲かせるとなると、日光や通気性に注意をしなければいけません。
パキラは耐陰性もありますが、花を咲かせるには太陽光が必要です。パキラの花期は6〜7月で、日本のこの時期の太陽光はとても強いため、直射日光ではパキラが傷むこともあります。
光の量の加減は難しいですが、直射日光が当たらない明るく風通しの良い場所で育てましょう。また、パキラはあたたかい地域の植物なので、寒さを嫌います。最低でも5℃以上の場所で管理をしてください。
パキラは花を咲かせますが、開花は非常にまれです。花を見たい方はまず種から栽培をするか、実生株を手に入れましょう。
見た目も個性的なので花を咲かせたらぜひたっぷりと観察してください。
GreenSnap編集部