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あんこなどに入っている小豆は自宅のベランダやお庭でも栽培することができます。このページでは小豆の栽培についてまとめました。
小豆の種まきの時期から、収穫まで記載しています。小豆の収穫のタイミングを見極めるのはやや難しいので、ぜひ参考にしてみてください。
小豆はまず夏小豆と秋小豆に分けられられます。夏小豆の場合は、4月上旬から5月下旬にまくのがおすすめです。秋小豆の場合は6月中旬から7月中旬にまきましょう。
小豆を鉢植えで育てる場合は、野菜用の土を用意して種まきをします。土の表面に深さ3cmから4cmほどの穴をあけて、2粒から3粒ずつまきましょう。
地植えで小豆を育てる場合は、30cm間隔になるようにまいてください。鉢植え同様3cmから4cmの穴をあけて2粒から3粒の種を入れてください。
小豆は日当たりのよい場所を好みます。明るい場所で栽培をしましょう。風通しが悪い場所だと小豆が害虫や病気の心配があるので、風通しのよい場所での栽培を心がけてください。
プランターや鉢での栽培もできるため、ベランダでも栽培ができます。
鉢植えで育てる場合は、市販の野菜用培養土で問題ありません。
地植えの場合は、小豆は弱アルカリ性を好みます。植え付ける前に苦土石灰を混ぜて土壌を調整してください。だいたいpHが5.8になるようにしましょう。持っていればpH測定器を使用してください。
植え付け前に堆肥や腐葉土を混ぜ込んでから種まきをします。
鉢植えで小豆を育てる場合は、土の表面が乾いたのを確認してから水やりをしてください。地植えの場合は降雨で十分でとくに水やりをする必要はありませんが、雨が降らずに土がとても乾燥しているときは水やりをしましょう。
夏に水やりをする場合は、気温が高い時間に水やりをするのを避けましょう。朝や夕方など気温が低い時間がおすすめです。
小豆は元肥のみでよく、やせ地を好むため追肥は必要ありません。腐葉土などを混ぜ込んでから種まきをしてください。植え付ける前にしっかりと肥料を混ぜ込んでおきましょう。
ただし、小豆の生長が遅いと感じるときや、しおれて元気がないように感じるときは、液肥を薄めて与えるとよいでしょう。小豆の状態を見て追肥をしてください。
小豆は剪定が必要です。
プランターや鉢で育てている場合は、大きくなりすぎるとバランスが悪くなります。適宜先端を摘んで脇芽を増やしましょう。
通気性が悪くなると病気になる可能性もあるため、葉が混み入っている箇所があればハサミを入れてすっきりさせます。
小豆は生長すると1m以上になることがあるため、支柱立ても必要です。草丈が高くなりすぎると倒れることもあるので、支柱を立てましょう。タイミング的には本葉が4枚から5枚くらいになったら支柱を立てます。
支柱は合掌式が向いています。
小豆はサヤインゲンのようなサヤができます。サヤは茶色くなっていくので、色の変化ができたら手で収穫してください。またサヤがだいたい70%ほど生長して乾燥してきたら収穫の時期です。
サヤを振ってカラカラと音がしたときも収穫に適したタイミングです。
夏小豆の場合は8月から9月が収穫時期で、秋小豆の場合は10月から11月で、生長具合によっても異なるのでよくタイミングを見極めましょう。
小豆は落葉病、萎凋病に注意が必要です。
特に小豆は連作障害によって落葉病になり葉がしおれるなどの症状が出やすいため、注意をしてください。以前マメ科の作物を育てた場所で次に小豆を育てるのは避けましょう。落葉病になった場合は株を抜き取り処分します。
病気が心配な場合は薬剤を使うのがおすすめです。薬剤は野菜に使えるものを選びましょう。
小豆はスズメガやメイガの幼虫の被害に遭うことがあります。スズメガの幼虫は小豆の葉を食害するため気を付けてください。虫を見つけ次第捕獲しましょう。
メイガはサヤに小さな穴をあけてなかに入り込んで豆を食べます。穴の開いたサヤは摘み取って処分してください。あまりにも大量に虫がついている場合は、薬剤の使用も視野に入れましょう。
小豆はベランダでの栽培も無理ではありません。お庭がない方、スペースを取れない方でも気軽に栽培できるのでチャレンジしてみませんか。あんこを作るなど、料理に活かしましょう。
GreenSnap編集部