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クレマチスは「つる性植物の女王」とも呼ばれ、紫色やピンク色など花色も実に豊富です。クレマチス・テッセンはクレマチスの中でも日本で古くから親しまれ、迫力のある大輪の花を咲かせます。
クレマチスの品種は多種多様ですが、クレマチス・テッセンはどんな花なのか気になりますね。ここでは、クレマチス・テッセンの特徴や育て方を中心に詳しく紹介していきます!
クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属に属し、北半球を中心に生息しているつる性植物です。クレマチスには沢山の品種があり、その中でもクレマチス・テッセンはクレマチスの原種の一つです。
クレマチス・テッセンの日本での歴史は古く、室町時代に中国から渡来してきました。茎が細長く伸びて硬いため漢字では「鉄線」と書き、花姿が風車を連想させることから別名「風車」とも呼ばれています。
クレマチス・テッセンは4~10月頃に見頃を迎え、6枚の大きな花びらとギザギザした葉が特徴です。花色は白色や紫色が多く、複数の雄しべが外側に広がっている形をしています。
クレマチス・テッセンは夏の時期以外であれば植え付けできますが、休眠期の12~2月中旬頃が最適な時期といえます。
クレマチス・テッセンは、日当たりと風通しのいい環境で育てましょう。
クレマチス・テッセンは水はけと保水性、さらに肥料もちのいい土を好みます。市販のクレマチス専用培養土も使用できますが、ご自分で土をミックスする場合は赤玉土(小~中)4:鹿沼土(小~中)3:腐葉土3を目安にするといいでしょう。
クレマチス・テッセンを育てる上では肥料を切らさないことがポイントで、植え付け時には緩効性肥料を施します。約2~3ヶ月に1回の頻度で緩効性肥料を与え、約10~15日に1回希釈した液体肥料を追肥しましょう。
クレマチス・テッセンの水やりは、鉢植えの場合は土が乾いていたら鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。
地植えでは、基本的に水を与えなくても問題ありません。気温が高くなる夏の時期は、1日2回程度水やりしましょう。
クレマチス・テッセンの植え替えは休眠期の12~2月頃が適期で、2~3年に1回のペースで植え替えましょう。
クレマチス・テッセンは根が切られることを好まないため、株を丁寧に取り扱う必要があります。
クレマチスには品種によって咲き方が異なり、クレマチス・テッセンの場合は「新旧枝咲き」というタイプです。2~3月頃につるの先端を3~5cm程度に切りそろえ、5~8月頃にも冬と同じ方法で剪定します。
クレマチス・テッセンの増やし方の一つに挿し木があり、挿し木の最適な時期は4~7月頃です。
クレマチス・テッセンは夏の直射日光に弱いため、この時期は涼しい半日陰の場所に移動させて管理しましょう。逆に寒さには強いため、寒い冬の時期でも屋外で冬越しできます。
冬の寒さに当てることで翌年きれいな花を咲かせるので、冬越しはとても大切です。
クレマチス・テッセンはアブラムシやナメクジなどの害虫が発生しやすく、これらの害虫は葉などを食害するため見つけたら捕殺または殺虫剤を撒いて対策しましょう。
また、クレマチス・テッセンは立ち枯れ病にかかりやすく、この病気は土から病原菌に感染することで茎が腐ってしまいます。発病した株は根元から抜き取って処分し、残りの株も感染しないように他の土に植え替えましょう。
クレマチス・テッセンはつる性植物なので、地植えや鉢植えでトレリスなどに誘引させることで観賞が楽しめます。白色や紫色の大輪の花を咲かせるので、見応えがありますね。
今回紹介したようにクレマチス・テッセンの育て方は難しくないので、興味があれば育て方を覚えて育ててみましょう!
GreenSnap編集部