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ツル性植物の女王とも呼ばれるクレマチスには種類がたくさんあります。今回はシックな見た目が特徴のクレマチス・ペトリエイの育て方について解説しました。
ペトリエイの特徴や育て方の基本、夏越し、冬越しについてまとめたのでご参照ください。
クレマチス・ペトリエイは他のクレマチスと比べてツルがあまり伸びません。この特徴から、鉢植えでの栽培に向いた品種と言えます。
クレマチス・ペトリエイは花色が黄緑色で、葉の色とあまり変わらないためシックな印象です。悪く言えば地味ですが、まとまりのある上品な色合いと言えるでしょう。花期は4月から5月で、非常に花付きがよいことも特徴です。
主張が強くない花弁の色なので、クレマチス・ペトリエイは寄せ植えにも向いています。樹高は1.5mから2mで育てやすいサイズのクレマチスです。
クレマチス・ペトリエイの植え付けは、2月から3月がおすすめです。
クレマチス・ペトリエイは日当たりのよい場所を好みます。明るい場所で育てましょう。
ただし高温多湿を嫌うため真夏は直射日光を避けて半日陰の場所に移動させることをおすすめします。
クレマチス・ペトリエイは水はけのよい土を好みます。
鉢植えで育てる場合は、クレマチス用の培養土があればそちらを利用しましょう。市販の草花用培養土でも問題ありません。地植えれクレマチス・ペトリエイを育てる場合は水はけのよい場所に植えてください。
クレマチス・ペトリエイは、春と夏に肥料が必要です。緩効性肥料を与えてください。
クレマチス・ペトリエイを鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いてから水やりをしてください。鉢の底から水がたっぷりと出るほど与えて問題ありません。
地植えの場合は降雨のみで十分です。特に水やりの必要はありません。
クレマチス・ペトリエイは植え替えが必要です。根も生長するため、同じ鉢でずっと栽培をしていると窮屈になり根腐れを起こす可能性があります。
2年に一度の頻度でひとまわり大きな鉢に植え替えをしてください。
クレマチス・ペトリエイは剪定が必要です。花が開花したあと、つまり初夏に剪定をしてください。花後に新しいツルがでてきます。そのツルには翌年開花する花芽がつくため、このツルは剪定しないようにしてください。ツルをカットすると、翌年に咲く花が減るので注意しましょう。
クレマチス・ペトリエイのツルはあまり伸びません。1年で15cmほどしか伸びないため、強く剪定する必要はありません。
傷んだ葉や枝があればそれをカットし、全体的に形を整える程度に剪定をしましょう。
クレマチス・ペトリエイは挿し木で増やすことができます。
剪定ででた枝を保管しておいて、こちらを使い挿し木をしましょう。健康的なクレマチスの枝を7cmほどにして新しい土に挿しておきます。このとき発根促進剤を根元に塗布しておくと根がでやすいです。
1ヶ月ほどすれば根がでて安定するので、植え替えをしましょう。
クレマチス・ペトリエイは冬の植物で夏を苦手とします。夏には休眠するためこの時期は半日陰の場所に鉢ごと移動させてください。地植えの場合は日よけをすることをおすすめします。
冬は生育期でクレマチス・ペトリエイを存分に楽しめます。冬の寒さに強く常緑で楽しめほどです。基本的には屋外で栽培していても問題はありませんが、あまりにも寒冷地の場合は軒下に移動させて霜がつかないように管理をしてください。
暖房の効いた室内に入れてしまうと、クレマチス・ペトリエイが夏だと思って休眠する可能性があります。注意をしてください。
クレマチス・ペトリエイを育てる上で注意すべき病害虫はとくにありません。しかし、多湿環境が続くとカビが生えることがあります。
湿気が多い場合は、土壌改善をするか剪定をして通気性をよくしてください。
クレマチス・ペトリエイはツルがゆっくりと伸びるので育てやすい植物と言えます。夏の暑さは得意としません。鉢で育てて季節によって置き場所を変えましょう。
GreenSnap編集部