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バニーカクタスは中南米を原産とする、サボテン科オプンチア属の多肉植物です。うさぎサボテンとも呼び、親株の先から生えた子株が、”bunny(子うさぎ)”の耳に見えることからこの名がついたとされています。
表皮に生えている棘を触っても痛みはなく、うさぎの毛と同じくふわっとしているのも特徴のひとつです。今回はそんなバニーカクタスの育て方をご紹介します。
バニーカクタスは近縁種のウチワサボテンと同じく、風通しと日当たりのよい環境を好むサボテンです。日照不足になると、株が伸びすぎて徒長したバニーカクタスになってしまうため、栽培の際は十分な日照量を確保してください。
冬は、5℃以下になるようであれば屋内に取り込み、日当たりのよい窓際で栽培しましょう。
生育期の春と秋は、表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。
夏は、表土が乾いて1日後に水やりし、気温35℃以上になる時期は成長が鈍るので2週間に1回ほどにします。
冬は、水やりを控えめにし、月1回表土が湿るくらいの水やりで十分です。
バニーカクタスは比較的強健な性質があるため、肥料を施さなくとも育ちます。より締まった株へと育てたい場合は元肥として緩効性化成肥料を与えましょう。
バニーカクタスは病害虫の被害に合うことが少ないサボテンですが、まれにカイガラムシが発生します。カイガラムシはバニーカクタスに寄生し、葉から栄養を吸い取ってしまう害虫です。
放置しておくと生長が阻害されるだけでなく枯死することもあるため、早急に駆除しましょう。
バニーカクタスの植え替え時期は4〜6月と9〜10月です。栽培を続けた土は水はけが悪くなってくるため、2〜3年に1回植え替えすることをおすすめします。
バニーカクタスは通気性と水はけのよい土を好みます。市販のサボテン用の培養土や「赤玉土小粒6:腐葉土2:川砂2」配合土がおすすめです。
バニーカクタスの葉挿し時期は、10〜11月頃です。
バニーカクタスは小さく小柄ながらも強健な性質をもつサボテンです。栽培スペースもとらないため、インテリアプランツとしても活躍できますよ。
GreenSnap編集部