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黄色い可愛らしい小花を数多く咲かせるメランポジウムは、春まきを代表する植物として知られています。メランポジウムは日本には1990年代に渡来し、手間がかからないので初心者の方でも安心して育てられる植物です。
ガーデニングで育てる花を迷っている方は、メランポジウムをおすすめします。
今回は、メランポジウムの特徴や種まきや植え付けなど育て方について詳しく解説していきます!これからメランポジウムを育てる方は、ぜひ参考にしてみてください。
キク科のメランポジウムは、アメリカやメキシコなどを中心に生息する植物です。5~10月頃にかけて花径3~4cmほどの黄色い花を沢山咲かせて、元気よく咲く花姿は夏にぴったりな植物です。花は小さめですが大株に生長するので、見応えがあります。
地植えはもちろん、プランターや花壇などに植えて楽しむことができ、草丈は品種によって異なりますが約20~80cmまで生長します。
メランポジウムの生育に最適な気温は20~25℃程度で、暑さには強く寒さには弱い性質があります。日本では一年草で扱われているので、植え替えする必要はありません。メランポジウムは咲き終わった花がらが目立たなくなるセルフクリーニングする性質があるため、花がらがほとんど目立ちません。
剪定は切戻すとき以外は特に必要もなく、夏越し対策も不要なので手入れがほとんど必要ないので楽に育てられます。メランポジウムは明るい日陰でも育ちますが、日当たりのよい場所で育てた方が花つきがよくなります。
メランポジウムには「ミリオン・ゴールド」や「レモンイエロー」などいくつもの品種があり特徴もそれぞれ異なるので、お好きな品種のメランポジウムを育ててみましょう。
それでは、次にメランポジウムの育て方について詳しくみていきましょう!
メランポジウムの種まきに最適な時期は、3~4月頃です。大きめの種なので土を入れたポットに2~3粒撒いて、土を被せていきます。その後、発芽するまでこまめに水を与えましょう。7~10日ほど経過すると、芽が出てきます。発芽した後は、土が乾燥してから水やりしてください。
箱まきでは種まき専用土などを使用して、種同士がまき床に重ならないようにしながら丁寧に種まきしていきます。
メランポジウムの苗の植え付けは、4月中旬~6月中旬頃が適期です。箱まきでは本葉が2~3枚に生長したらポットに仮植えして、本葉が5~6枚で花壇などに植え付けしましょう。鉢植えの場合は8号鉢に植えると丁度よく、株間を20~30cmほどあけて植え付けるとよいです。
地植えでは、土に培養土を混ぜ込むことで水はけのよい土を作ることができます。堆肥を元肥として混ぜておくと、なおよいでしょう。
メランポジウムは保水力と水はけのよい土を好み、ホームセンターなどで販売されている草花用培養土で十分育ちます。
ご自分でミックスされる場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土4を目安の割合で配合し、緩効性化成肥料を混ぜるとよいです。
地植えのメランポジウムは根付いたら水やりは特に必要ありませんが、乾燥を苦手とするため、雨が降らない夏場は様子を見て水やりしましょう。
鉢植えの場合は、土が乾燥したらたっぷり水やりします。晴れの日が続くとメランポジウムに元気がなくなることがありますが、水不足が原因なのでたっぷり水を与えてあげましょう。
メランポジウムの地植えでは肥料を与えなくても育つため、追肥の必要はありません。鉢植えでは、5~10月にかけて定期的に緩効性化成肥料を施しましょう。または、月に2~3回ほど液体肥料を与えます。
メランポジウム肥料を与え過ぎると生育不良になるため、与える量には注意してください。
メランポジウムは種まきで増やすことができ、秋の時期に種を採取します。こぼれ種でもよく増えるため、地植えや花壇などに植えたままでも毎年綺麗な花を咲かせることが多いです。
メランポジウムは管理が楽なので、園芸初心者の方でも育てやすい植物と言えます。
花が咲いた後に種ができるので、茶色く変化した花がらを摘んでからその中心部分をばらすことで種を採取します。メランポジウムの種を採種した後は封筒などに入れて、種まきの時期まで冷暗所で保管しましょう。
メランポジウムは病気に強い植物ですが、ハダニやアブラムシなどの害虫が発生することがあります。ハダニは3~10月頃にかけて発生し、葉の裏側に潜んでいるので見つけたら楽剤などで駆除してください。
ハダニの発生を防ぐために、日頃から風通しのよい場所で管理するようにしましょう。また、ハダニは水が苦手なので、定期的に葉水することでハダニを予防することができます。
アブラムシは1年を通して発生しますが、特にハダニと同様で3~10月頃に多く発生します。アブラムシが発生した場合は、ガムテープでペタペタ取り除きましょう。その他、牛乳をかけたりブラシで擦り落としましょう。
育苗中はナメクジが発生することがあるので、注意しましょう。ナメクジが発生した場合は、専用の殺虫剤を使って駆除してください。
今回は、メランポジウムの主な特徴や育て方などについて詳しく紹介しました。可愛らしい小花を沢山咲かせるメランポジウムは、ガーデニングでも人気のある植物です。メランポジウムは管理もしやすく初心者でも育てやすいので、ガーデニングを始めたばかりの方でも扱いやすいですね。
機会があればご自宅のお庭などでメランポジウムを育てて、ガーデニングを楽しんでみましょう!
GreenSnap編集部