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緑色の葉が幾重にも重なる姿が美しい多肉植物「エケベリア・七福神」。その葉が重なる姿は、よくバラに例えられることもあります。冬には葉の先端部分が紅葉し、春から夏の終りにかけては黄色やオレンジ色の花を楽しむことができます。今回はそんな人気の多肉植物、七福神の育て方や増やし方などについてご紹介します。
七福神を育てる際には、苗よりも一回り大きな鉢が必要となります。スペースがあることで七福神が根を伸ばしやすくなりますよ。
苗を植える際、まず苗に1週間水を与えず放置して土を乾かせておいてください。
鉢には底に鉢底ネットを被せ、鉢底石を敷きます。鉢の準備ができたら苗を取り出して根についた土を全て除去し、苗を鉢の中心に置きます。
そして、鉢に土を入れて棒で土と根を馴染ませましょう。苗の土を取り除いたとき、干からびた根や伸びた根を切っておいてください。
七福神を植え終わったら、鉢を直射日光の当たらない日陰に置き、苗を植えた日から3〜4日後に水を与えてください。
七福神への水のやり方は季節によって異なり、4〜6月、9〜10月は七福神の生長が早いので、土が乾いたら水を与えます。
上記の月以外は生長が遅いので、土は乾かしておいて大丈夫です。ただし、葉にハリが無くなってきたら水を与えてあげてくださいね。
多肉植物の特性上、多量の肥料は不必要なのですが、4〜6月、9月と10月に10日〜15日に1度程度で水の代わりに液体肥料を与えましょう。それ以外の季節に液体肥料を与えると根が腐るので避けましょう。
根を生やすスペースがなくなった時や、根腐れを起こしたときが植え替えの時期です。または、土に水が染み込まなかったり、鉢底から根が飛び出しているときも植え替えをするタイミングといえます。
七福神は「挿し木」や多肉植物特有の「葉挿し」という方法で増やすことができます。
挿し木は、葉を数枚つけた状態で茎を切り取り、切り口をよく乾かしてから土に挿して増やす方法です。
葉挿しは、茎から切り取った葉を土の上に寝かせておくと、根が出て小さな芽が出てきます。
七福神を育てていて異変を感じた場合、基本的には根腐れを起こしているか、害虫の被害にあっているかです。
根腐れは放置すればすぐに枯れてしまうので直ぐに植え替えて風通しの良い場所に置いて、水遣りは止めてください。
また、七福神の主な害虫はカイガラムシです。幼虫は殺虫剤で駆除できますが、成虫は殻があるため効かず、ブラシやピンセットで除去する必要があります。
多肉植物の七福神ですが、上手に育てると写真のような、赤っぽいオレンジ色や、黄色の花を咲かせてくれます。
多肉植物である七福神の育て方や管理方法についてご紹介しました。植え替えの際には七福神に似合いそうな容器に移し替えてあげると、よりオシャレに見えて愛着も湧きます。
これを機会に七福神を育ててみてはいかがでしょうか。
GreenSnap編集部