warning
error
success
information
多肉植物のアロエは初心者でも育てやすく食用としても広く知られています。特に食用にする場合はどんどん増やしたいですよね。今回はアロエの増やし方をご紹介します。アロエを育てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
アロエといえば、トゲのついた、長くて肉厚な葉の多肉植物が思い浮かびますよね。南アフリカやマダガスカルが原産で種類は約400種類もあります。
アロエは乾燥と暑さに強く、寒さには弱いという特徴を持っています。世界的には食用としての需要が高いアロエベラを栽培している地域が多いのですが、日本国内では寒さに強いキダチアロエが普及しています。
そのため、日本国内でガーデニング用語として「アロエ」という場合、キダチアロエを指すことが多いです。
日本の冬を越せるキダチアロエは育てやすい品種と言えるでしょう。もしガーデニング初心者なら、キダチアロエから育ててみるのもおすすめです。
アロエは特別な手入れが必要ないほど強い多肉植物ですが、日光を好むので、1年を通して日当たりの良い場所で育てるとすくすく成長します。
土は、水捌けの良いサボテンや多肉植物用のものを使い風通しの良い場所に置くとなお良いでしょう。
乾燥に強い植物なので多少水やりを忘れても大丈夫です。冬は乾燥気味にして休眠させると丈夫に育ちやすくなりますよ。
アロエ・ベラの場合は寒さに弱いため冬は室内に取り入れてください。
寒さに強いキダチアロエもずっと霜に当たると枯れてしまいますので、霜に当たらないように注意しましょう。
挿し木で増やす場合は、剪定のときなどに切り取った茎を使用します。他に用意するものは支柱、鉢、鉢底ネットと鉢底石、サボテンや多肉植物用の土、清潔なハサミ、割り箸です。
まず2〜3cmほど茎がついた葉を3日以上日陰でしっかりと乾かします。切り口が湿っていると雑菌が入って枯れてしまうことがあるからです。
切り口が乾いたら下葉を落とし、鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷いて土を8割くらいの高さまで入れましょう。
棒で穴を掘って茎を植えたら、10日から2週間ほど経ってから霧吹きで水をやる程度にします。
そのまま1〜2ヶ月ほど待って根がしっかりと張ったら移し替えてください。
挿し木の直後はぐらついて不安定になるので、支柱で倒れないように支えてあげましょう。
地面から葉が生える品種のアロエの場合は、株分けで増やすこともできます。
親株とは別に生えてきた小さな茎と葉(子株)を切り離して苗として育てるという方法が株分けです。
子株の他に用意する道具は必要な分の鉢、鉢底ネットと鉢底石、サボテンや多肉植物用の土、清潔なハサミやナイフです。
まず株分けの前に水やりを1週間以上止めて土を乾燥させて下さい。
次にアロエを鉢から慎重に抜きます。そして根ごと子株を切り離して子株の余分な土を手で優しく揉んで落とします。
鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷いたら3分の1程度土を入れて下さい。中心に子株を置いて土を入れます。
だいたい鉢の縁から2cmくらい下まで土を入れて下さい。
そして直射日光を避けて風通しの良い場所に置き、4〜5日経ったら水やりをします。
アロエを増やすときに気を付けないといけないのが、土や切り口をしっかりと乾燥させる、水やりは根がしっかりと張ってからにするという点です。
これらは雑菌の侵入、根腐れを避けるために必要なことです。
また、アロエを増やす時は生育期の5〜6月と9月頃に行うのが最適です。
逆に冬は成長しにくいので成功率が下がってしまいます。
しかし成長期に正しい手順で行えば、アロエは増やしやすい多肉植物です。
今回はアロエの増やし方について説明しました。植え替えや増やしたいときは、その植物の生育期に行うと成功率が上がります。
アロエはとても便利な多肉植物なので、ぜひ増やして活用してみてください。
takenaka