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GreenSnap編集部です!新企画「ハーブ男子への道」が、いよいよ始まります。
ハーブとは無縁の2人の男性社員がベテランハーブ男子のナビゲートによって、ハーブの育て方、料理への活用術、セルフケア方法などなど、「ハーブのある健やかな暮らし」を学んでいくという企画です。
アンジェラ
39歳
埼玉県
GreenSnapという植物好きの集まるSNSアプリの運営をしています。
植物好きを増やすことで、地域や家族のつながりを深めて、より豊かな暮らしのキッカケが作れればと思っています。
カメラ
飲みすぎない、食べすぎない!
旅行。世界中の植物を写真に撮って回りたいです!
バジル
料理に使えるハーブや、健康に役立つハーブを学びたいです!
特に料理でジェノベーゼを自分で作れるようになりたいです。
アラフォーになり、健康が気になるようになってきました!
ハーブを取り入れた生活で、心も体も健康になりたいです!
今回は、茨城県古河市にあるハーブ農園「AKIBA NOEN」さんに行ってきました!運営しているのは、銀座のダイニングバーで副料理長をしていた秋庭覚(あきばさとる)さんと、ハーブティーブレンダーである奥さまの寛子(ひろこ)さんです。
今回は、お二人から初心者向けのハーブの育て方について学びます。
覚さんは銀座のダイニングバーで6年間料理人として働いていました。マルシェなどにも出向くようになると、農家の方たちと出会うことも増え、自分がつくる料理は生産者あってこそだと実感したようです。
そのとき、実家で農業を営むお母さんの姿を思い出したとのこと。お母さんは昔から健康に役立てるためにハーブをたくさん育てて、ハーブティーや料理などに愛用していたそうです。
ある時、お母さんが育てているハーブを自分が働いているお店で使ってみたところ、香りや味が全然ちがうとお店の人たちからも大好評。実家で育てているハーブがプロから認められるって、なんとも誇らしい気持ちになりますよね。
そして、ハーブティーブレンダーである寛子さんと出会い、結婚。ハーブを自分で育ててみたいという2人の意志が重なり、一緒にやってみよう!ということで茨城県の実家の農園に移り住むことになったそうです。まさに、運命の出会いですね。
秋庭農園の主力ハーブは、キューバミント「イエル・バ・ブエナ」。スペアミントよりもスッキリとした清涼感があり、かつマイルドな風味のキューバミントは、モヒートによくあい、バーテンダーの間でもとても人気の種類だそうです。
国内では手に入りにくく、銀座にあるモヒートで有名なお店に味を認められ、「もっと育ててほしい」と頼まれ栽培を本格化。今では多くのバーに届けているそうです。
最初に覚さんから肉・魚それぞれの料理に合うハーブと、その寄せ植えのコツを学びます。まずはプランターの準備から。水はけをよくするために底穴が空いているものを選びます。サイズに合わせてネットを切り、底に敷いたらその上に軽石(水はけをよくするための石)を入れましょう。
軽石の上にさらにネットを置いて(石と土が混ざるのを防ぐため)土を入れます。土は市販の野菜用やハーブ用などで大丈夫とのことでした。これでプランターの準備は完成!
ハーブを植えていきます!植える時のコツはハーブが伸びる方向を考えて重なってしまわないよう、植える場所を決めること。あとは男らしくざっくりと植えていって大丈夫です。
ただし、ミントを寄せ植えする場合は必ずおさえてほしいポイントがあるようです。ミントはかなり生命力が強いハーブなのでそのまま寄せ植えすると他のハーブを侵食してしまいます。なので、ミントの苗はポットに入れてから寄せ植えするようにするといいそうです。
完成です!左のシルバーのプランターは魚料理にぴったりな「ディル(左奥)」「ミント(左手前)」「イタリアンパセリ(右奥)」「レモンタイム(右手前)」、右のブラウンのプランターは肉料理にぴったりな「バジル(左手前)」「ローズマリー(左奥)」「オレガノ(中央手前)」「セージ(右)」です。
中でもディルとバジルは1年で枯れてしまう「1年草」ですが、他は「多年草」なので1~2年で終わることなく何年も育てることができるそうですよ。
大切なのは水やり。鉢からこぼれ出るくらいの量をあげましょう。基本的には毎日水やりする必要があります。不在の日が続くときは、留守中の水やりグッズを用意しておくと安心だそうです。
水やりのタイミングは朝の涼しいとき。昼間の暑いときだと水が沸騰し、根がダメになって枯れてしまうことがあるようです。夏になれば朝夕の2回あげるといいみたいですよ。
そして、ハーブは生命力が強いのでどんどん成長するからこそ剪定が大事!葉がつまって蒸れてしまわないように育った葉はこまめに摘んでいきましょう。
置き場所は半日陰くらいで大丈夫とのことでした。
アンジェラより
「僕は植物が好きで、自宅でも多肉植物などを育てていたのですが、ハーブは育てたことがありませんでした。でも、今回秋庭さんの話を聞いて、ハーブはとても強い植物だと感じました。どんどん群生する所が力強さを感じます。咲いては散る花の儚さではなく、生命の力強さを感じました。水やりに気をつけておけば、色んな種類のハーブを育てられそうです!香りが良いので観賞用としても育ててみたいです。」
以上、「ハーブ男子への道」の第1弾でした!次回も引き続き、元銀座ダイニングバーの副料理長である覚さんからハーブを使った簡単レシピを学びます。お楽しみに!
GreenSnap編集部