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「世界らん展2019 –花と緑の祭典–」は、先日2月15日(金)についに開会式を迎えました。歴史ある式典らしく、開会式には高円宮川承子女王殿下や白石興二郎さん(読売新聞グループ代表取締役会長)、千家典子さん(世界らん展実行委員会名誉顧問)、リズ•ジョンソンさん(世界蘭会議委員会会長)などの大変著名な方々がお見えになられていました。
初日の開会式直後の開場時刻には、会場はすでに沢山のお客様で溢れていました。その後も連日たくさんのお客様にご来場頂いております。
日替わりで行われるステージでは、IKKOさんや志穂美悦子さんなど各界の著名な方々がゲストとして登壇されていて、盛り上がりを見せています。
▼オーキットゲート
▼シンボルツリー
今回の「世界らん展」の見所であるシンボルツリーやオーキッドゲートは、圧巻な佇まいです。特に色とりどりの草花で作られたオーキットゲートは、みなさま立ち止まって記念撮影をするフォトジェニックなスポットとなっていました。夜のらん展では、植物がライトアップされるため、昼間とは違った幻想的な雰囲気を感じることができるのも魅力となっています。
GreenSnap Marcheでは、人気のGreenSnapユーザーさんやショップが日替わりで全国各地から集結し出店しています。お店によってはオープンから数時間で商品が完売になるなど、こちらも連日多くのお客様で賑わっています。
▼サントリーフラワーズ&東京緑研究所で扱う自然成分でできた植物活性剤
▼ガーデニングの必需品であるホースを扱う「カクイチ」さん
▼珍しい食虫植物などを扱う「Cherry Rabish Plants」さん
▼多肉植物などを扱う「bizarrefarm」さん他
フォトコンテスト授賞式の様子については次回(〜Vol.3〜)のコラムにてレポートします。
次に、今回の「世界らん展」の見所であるシンボルモニュメント、シンボルロードを監修した西畠清順さん(プラントハンター)へ、今回の取り組みについてのお話を伺ってきましたのでご紹介します。
『らん展との出会いのきっかけは、僕ら植物を扱う人間であれば聖域のようなものである、伝統的なイベント”世界らん展”から、「シンボルツリーがあってステージがあってというをイベントを作りたい。」とオファーが届いたことに始まります。
植物を扱う業界としては同じでも、僕はランに関してはそんなに詳しくないです。ですがすごい世界だとは思っている、だからこそ最大限にランに一生懸命取り組んでいる人たちをリスペクトして、ランが引き立つような演出をしたいなと思い、オファーを引き受けました。その中で、主催者側の今までのらん展と変えたい、もっと若い年代の人たちにも来て欲しいという要望にも沿うように、「今までのパネルの前にランが並んでいたのをジャングルの中に並べたいな。」という話になりました。そのため、できるだけランが引き立つように、珍しい植物やカラーリングは一切使わず、花の咲かない植物を使うようにしました。
シンボルツリーに関しては、よく「何の木ですか?」と聞かれるのですが、あれは”トキワマンセン “という、造園などでよく使われるトキワマンサクの緑葉の植物です。正直なところ、トキワマンセンを選んだことに深い意味はなく、ただただニュートラルな木を置きたかったんです。例えばシマトネリコのような箒状に広がるの木だと置いたときに少し寂しい感じになるため、全体的に優しく広がる雰囲気の木を探したら、あの”トキワマンセン “に辿り着きました。
あくまでもランを引き立てる革新的な演出ができるよう、私たちのできる範囲でベストを尽くしたというところですね。』
西畠清順さんのトークショーは後ろの方まで満席状態で、中には北海道や関西地方などの遠方からわざわざ西畠さんに会うために来たという方も多く見受けられました。
西畠さんの出版本を購入された方々には直筆サインがもらえるイベントもあり、こちらも大行列でした。
シンボルロードとシンボルモニュメントの解説や裏話を聞きながら、西畠清順さんと一緒に会場を回るスペシャルナイトツアーでは、定員を大幅に上回る約50名ほどのお客様が参加されていました。質疑応答の時間もあり、ご参加されていた皆様とても楽しそうでした。
最後に、来場されたお客様からも「今回のらん展は前回と全然違う。」といった声が多く聞かれた、「世界らん展2019」のイベント会場内の様子を、昼と夜に分けて一挙ご紹介していきます。
▼展示作品「越後の蘭吹雪」
▼展示作品「未来へ」では、竹筒の中から何か音が聞こえるようです。
▼IKKOのオーキッドルーム
▼FLOWER CAFÉ&BAR
▼イロトリドリノ世界〜華々の共宴〜
▼沖縄美ら海水族館
▼展示作品「Sleeping Beauty」
「らん展2019」は2月22日(金)まで開催されていますので、気になった方はぜひお早めに足を運んでみてください。
GreenSnap編集部