秋になると美しい実をつけるコムラサキ。実ばかりが注目されますが、花ももちろん咲かせます。このページでは、コムラサキの花言葉についてご紹介しています。美味しそうに見える実が食べられるのかどうかも触れていますので、ぜひご参照ください。
コムラサキの花言葉
コムラサキの花言葉は、「気品」、「知性」、「聡明」です。ムラサキシキブという植物をご存じでしょうか。ムラサキシキブは秋に紫色の実をつけます。その気品あふれる実の様子を源氏物語の作者の紫式部に例えて名がつけられました。
コムラサキはムラサキシキブにとても似た植物。同じムラサキシキブ属の植物なのですよ。コムラサキも紫式部をイメージして、「気品」、「知性」、「聡明」という花言葉がつけられたのでしょう。
コムラサキの基本情報
- 学名
- Callicarpa dichotoma
- 科・属
- クマツヅラ科ムラサキシキブ属
- 原産国
- 日本、中国、韓国
- 別名
- コシキブ、コムラサキシキブ
別名のコシキブは「小式部」と書きます。コムラサキシキブは「小紫式部」です。どちらもムラサキシキブという植物よりも小ぶりであることが由来しています。
コムラサキの花の由来
コムラサキの花の由来をご紹介する前に、まずはムラサキシキブという植物についてご紹介します。花言葉でも記載したようにコムラサキはムラサキシキブによく似た植物です。「小」と付くため、ムラサキシキブよりずいぶん小さいと思われ勝ちなコムラサキ。
しかし、実際は見ための大きさに差はほぼなく、若干コムラサキが小さい程度です。実のつきかたなどに違いがありますが、両者は混同されやすいと言えるでしょう。コムラサキはムラサキシキブに似ている植物ということで、コムラサキと名がつけられています。
コムラサキの花や実の特徴
コムラサキの花はとても小さいのが特徴。約3ミリ程度の小さな花を咲かせます。花期は6月から8月。ピンクから薄紫色の花が咲くのです。花はあまり目立ちませんが、コムラサキの特徴というと何といってもその実。花期が終わり、秋になると、紫色の美しい実をつけるのです。実は最初は緑色の実をしています。
しかし、時間の経過とともに、実の色は変化し、綺麗な紫色に。ブルーベリーのように黒ずんだ紫ではなく、明るい紫色なのです。実は房状になっていて、まるで小さなブドウのよう。美しい宝石のような実が特徴と言えます。花も咲きますが、多くの人が実に観賞価値を見出しています。
コムラサキの種類、品種
ここではコムラサキと同じくムラサキシキブ属の植物をご紹介します。
シロシキブ
白い実をつけるのが特徴です。こちらは秋になっても実が紫色に変化しません。花も白色をしています。
オオムラサキシキブ
ムラサキシキブやコムラサキと比べて葉が大きいのが特徴です。実のよく密集するため、たわわなブドウがついているような見ためをしています。ボリュームのある実を楽しみたいなら、こちらがおすすめです。
コムラサキの実は食べられる?
コムラサキを庭で育てていると、ときどき鳥がやってきて、実をついばむ様子が見られます。綺麗な紫色をしたブドウのような実。食べたくなりますよね。
コムラサキは有毒な植物ではありませんので、食べると体に悪いというわけではありません。ほのかに甘みがあると言われています。しかし1粒が小さいこと、積極的に食べるほどは美味しくないことから、あまり食用としては利用されていないのが現実です。
興味がある方は、一度食べてみてもよいかもしれません。

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