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日本人にとってお馴染みの大豆(だいず)は、中国が原産の一年草植物です。たんぱく質や大豆イソフラボンなどの栄養素が多く含まれ、昔から畑の肉とも呼ばれています。
大豆の品種は国内だけでも数多くありますが、一般的な大豆は黄大豆という品種です。大豆には4月~6月頃に小さい花が咲き、いくつもの花言葉があります。
大豆の花言葉は、「必ず来る幸せ」「親睦」「可能性は無限大」などがあります。親睦や可能性は無限大という花言葉は、大豆がいくつもの実を付けて莢(さや)を実らせる様子から付けられました。
日本では漢字で「大豆」と書かれ、「大いなる豆」という意味が由来だとされています。平安時代には「万米(ダイズ)」と記された記録が残り、味噌の原料として使用されていたと考えられています。そのことから、大豆は「味噌豆(ミソマメ)」などの異名を持ちます。
また、大豆の実が熟す前に収穫して莢に枝が付いた状態で食べられていたことから、「枝豆」と呼ばれるようになりました。枝から莢を取ってしまうと味が低下してしまうことから、枝付きで売られていました。
学名は「Glycine max」であり、「Glycine(グリシン)」とはギリシャ語の「glycys(甘い)」が語源です。「max(マックス)」は、「最大の」という意味があります。英名では、「Soy bean」と呼ばれています。
マメ科である大豆は、一年草の草本です。開花時期は4月~6月頃で、ソラマメの花に似た蝶形の花を咲かせます。白色や紫色の花色で、花径は約1cmです。草丈は約30cm~90mで、葉の長さは4cm~9cm程度です。
1株に約100個以上の花が咲きますが、実際に実になるのは20~30個程度です。発芽から約50日で花が咲き、開花してから約1ヶ月後に莢が膨らんできます。枝豆であれば、この時期に収穫すると良いでしょう。大豆の収穫時期は10月~12月頃で、莢が茶色に変化します。
中国が原産である大豆は、約2,000年前に朝鮮半島を経由して渡来してきたと伝えられています。原種は、日本にも自生している「ツルマメ(蔓豆)」が起源である言われています。大豆が普及したのは鎌倉時代以降であり、国内に大豆の栽培が広がりました。
マメ科に分類される大豆は、世界中に約18,000種類以上あります。日本だけでも、約300種類以上の品種があります。
一般的な大豆で知られ、国内で一番生産量が多い品種です。豆腐や納豆、そして味噌などの加工食品は黄大豆が原材料であり、用途によって品種改良が盛んに行われています。たんぱく質をはじめ、イソフラボンやサポニンなどの栄養素が含まれています。
お正月のおせち料理に登場する「黒豆(くろまめ)」で知られ、主に煮豆に使用されます。皮にアントシアニン系の色素を含んでいることで、黒色になります。黒豆の品種は数多く、柔らかくて大きな粒が特徴の「丹波黒(たんばくろ)」や、北海道原産の「中生光黒(ちゅうせいひかりくろ)大豆」などがあります。
国内では秋田県や山形県などが主産地で、生産量が少なく貴重な品種です。病気にかかりやすい大豆であり、国内では多く生産されていません。黄大豆に比べると、油分が少なく糖分が多いです。東北地方などでは、青大豆をおせち料理として「ひたし豆」にして食べられています。
青大豆の一種であり、黒色と黄緑色の2色であることが特徴です。さっぱりした味わいで、ベータカロチンなどが豊富に含まれています。「鞍掛豆」という名前は、豆の模様が馬の背中に鞍をかけたようであることが由来とされています。
西日本や東北などの一部で栽培され、皮があずきのような赤色で、煮豆の材料になります。
近年では、美容効果があることで女性を中心に豆乳も人気があります。大豆は健康に良い食品なので、ぜひ日々の生活の中で積極的に大豆を摂取しましょう!
GreenSnap編集部