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春の代表的な花である桜は、葉桜になると毛虫がつくことがあります。このページでは桜に毛虫がつく原因と、よくつく毛虫の種類を紹介しています。
さらには駆除する方法や予防策についても記載していますので、毛虫にお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
桜は花が満開に咲いている見頃の時期は毛虫はつきませんが、葉桜になると毛虫がでてきます。これは毛虫が桜の葉を好むためです。
桜につく毛虫の種類についてご紹介していきます。
アメリカシロヒトリという蛾の幼虫で、黒い斑点があります。桜、ヤナギ、ハナミズキなどを食害する害虫として有名な毛虫です。おもに5月下旬から7月中旬と、8月中旬から9月下旬に発生します。
名前からわかるように、アメリカの外来種です。
オビカレハという蛾の幼虫で、幼虫は5~6cmほどの大きさをしています。バラ科の樹木を好み、桜、ウメ、カイドウの葉を食べます。
幼虫の大きさは5cmほどで、胴体は紅褐色ですが、成長すると黒紫へと変化していきます。長い毛に覆われ、桜、ボケ、カイドウ、アンズを好みます。大量発生すると、枝が枯れてしまうほど被害が出てしまいます。
マイマイガという蛾の幼虫で毒を持っています。幼虫は黒いですが、成長するにつれて、黄色、赤、青の斑点がでてきて、見るからに毒々しい姿をしています。
大きさは約6cmほどで、幼虫は糸を吐いて風に乗り桜の枝につきます。
ドクガという蛾の幼虫で、胴体は黒で成長するとオレンジ色の点々がでてきます。目に見えない小さな毒針が多数あり、それとは別に毛でも覆われています。
マイマイガ、ドクガなど毒を持つ毛虫は桜の木には多く生息しているため、万が一に桜についた毛虫を触った場合は、毒があるかもしれないので必ず手を洗うようにしてください。そのままにするとかぶれてしまう可能性もあります。
駆除など手入れをする際は、毒を持つ毛虫対策として手袋を着用することをおすすめします。
桜につく毛虫は桜の花ではなく葉を好みます。そのため桜の花が満開になる3月から4月にはほとんど毛虫はでません。
しかし、葉桜になる時期の5月から7月頃に大量発生するので、この時期は要注意です。
自宅のお庭にある桜に毛虫がついてしまった場合の駆除方法をご紹介します。
青色の光で蛾を誘導し電気で殺虫するタイプです。毛虫そのものは光に寄ってきませんが、毛虫の親となる蛾を駆除することで、毛虫の繁殖を抑えられます。蚊やハエにも効果的とされています。
桜の木のすぐ近くに粘着シートを設置するのもおすすめです。電気を使わないので経済的で環境にもやさしいです。
蛾に効果的な殺虫スプレーを撒くことも効果的です。
そもそも桜に毛虫を寄せ付けないための予防策はあるのでしょうか。ここでは予防策についてご紹介していきます。
桜の花が咲く前に剪定をしておくのがおすすめです。葉がたくさん密集していると毛虫もつきやすくなるので、毛虫がつく前に剪定しておきましょう。
葉がたくさんついていると死角ができて、毛虫の繁殖に気が付かないこともあります。剪定をして風通しを良くしておくことで、毛虫の大量繁殖を防ぐことができます。
冬の間に葉をチェックしましょう。このときに蛾が卵を産み付けていることがあるので、卵を見つけたら葉を取ってしまいましょう。そうすることで生まれてくる毛虫が少なくなります。
桜は毛虫がつきやすいとされています。冬の間に葉に卵がついていないかチェックしておくことも予防策として有効になってきます。
スプレーや誘蛾灯などで毛虫対策をして、きれいな桜を楽しみましょう。
GreenSnap編集部