バラはとても種類が豊富にありますが、なかでもつるバラは見事です。バラ園にあるようなバラのドームはとても美しいですよね。
このページではつるバラの特徴など基本情報をまとめています。これからつるバラをお庭に取り入れて、洋風のお庭にしたいという方もぜひご参照ください。
つるバラはどんな植物?
つるバラとはバラの一種で、他のバラと比べて生長がはやく、枝をよく伸ばしていくため、まるでつる性植物のようだからこのような名前がつけられました。
つるバラは枝の伸ばし方などの特徴から木立ちタイプ、半つるタイプ、つるタイプの3つに分けられます。アーチやフェンスにしたりとお庭の色どりにおすすめなバラです。
つるバラの特徴
つるバラの特徴は枝を長く伸ばすことです。種類によって異なりますが、1年間で2メートルから6メートルほどの枝を伸ばします。
つるというとみなさんアサガオなどのつる性植物を思い浮かべるかと思います。つる性植物は、くるくると枝を伸ばして周囲の植物や支柱に絡みつきますよね。しかし、つるバラはこのように絡みつくことはなく、ただ枝をよく伸ばすだけです。
伸びた枝はアーチ、フェンスに誘引すると素敵なローズガーデンとなります。つるバラは植物の名前ではありません。枝を良く伸ばすバラの総称と考えてください。つるバラというのは、1つのカテゴリなので、つるバラのなかにたくさんのバラがあります。大きなバラもあれば小さなものもあり、カラーも豊富で、花の色もピンク、赤、黄色、白などさまざまです。
種類によっては芳醇な香りが楽しめるものもあります。
つるバラの花期の性質は2つに分けられます。それが「一季咲き性」と「返り咲き性」です。
一季咲き性
一季咲き性とは、年に1回だけ花を咲かせるもの特徴のことです。春に咲く、秋に咲くなどワンシーズンのみに開花をします。一年に何度も咲くと、節が多くなりゴツゴツしますが、一季咲きのつるバラであれば節が少なく、すらっとした印象。
一季咲き性は誘引しやすく、原種ばらやオールドローズ、ランブラーローズによく見られる性質です。年に一度しか咲かないため、四季咲きのバラと比べて、豪快に開花し、見た目も華やかな特徴があります。
返り咲き性
一季咲は1年に一度のみ咲きますが、それに対して、1年に何度か開花をするものがあります。返り咲きもその1つです。最初に咲いたバラの花がら切りをすることで、2番花がポツポツと咲き、それが秋ごろまで続きます。このような特徴のあるバラを返り咲き性のあるバラといいます。
1番花ほどのボリュームはありませんが、長く楽しむことが可能です。開花の回数が多いため、枝が硬くなりやすく、一季咲き性のある品種よりも枝が伸びにくいです。そのため、誘引時に枝を大きく曲げにくくなります。
つるバラの種類、どんな系統がある?
つるバラには3つの系統があります。それが、クライミング、ランブラー、シュラブです。それぞれについてご紹介していきます。
クライミングローズ
クライミングローズは大きく分けて2つあります。つる性のある品種と、四季咲き性のばらから突然変異をして生まれた品種です。クライミングローズは種類が豊富な系統で、「クライマー」とも呼ばれます。よく枝を伸ばし、この3つのなかで1番つるバラらしい特徴を持つタイプです。
ランブラーローズ
ランブラーローズは一季咲のものがほとんどで、花付きがよいです。こちらは「ノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)」、「照葉ノイバラ(ロサ・ルキアエ)」、「ロサ・モスカータ」、「ロサ・セティゲラ」などを交配親としています。
シュラブローズ
シュラブとは「低木」という意味があります。これはクライミングローズ、ランブラーローズに属さないその他のつるバラのことです。この系統には、多様な品種が集まっているためシュラブローズの特徴はさまざまあります。イングリッシュローズもシュラブローズに分類されます。
種類が豊富なつるバラを楽しもう!
つるバラはお庭の囲いやアーチにそわせるのがおすすめです。一気に西洋風のお庭になりますよ。一季咲き性のもの、返り咲き性のものがありますので、花をどの時期に楽しみたいかによって選ぶと良いかと思います。
お庭に他にもバラを植えている方は、他のバラと花期を合わせてつるバラを選んでみませんか。

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