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花色が豊富なクリスマスローズは、冬の時期に見頃を迎える多年草の草花です。ある程度成長してくると、クリスマスローズは植え替えをしなければいけません。しかしなぜ植え替えは必要なのでしょうか。
このページではクリスマスローズの植え替えの理由や植え替え方法、さらには株分けについても紹介しています。これからクリスマスローズ の植え替えや株分けをお考えの方はぜひご参照ください。
鉢植えでは、根が生長できるスペースが限られており、数年経つと根が窮屈になります。鉢いっぱいに根が張ると根腐れしやすくなります。そのため、鉢植えの植物には定期的な植え替えが必要となるのです。
そして、クリスマスローズはとくに蒸れに弱い植物なので、植え替えしないまま育てると最悪枯れてしまうこともあります。
また、同じ鉢で育てているということは土も同じということになり、劣化していきます。根の成長や土が古くなったタイミングで鉢や土を新しくする必要があるため、植え替えをしなければいけないのです。
植え替えしなかった場合に起こりうる症状は次の3つです。
クリスマスローズの植え替え時期は、3〜4月か10~11月の、春か秋が適期です。気温の目安としては15〜20℃の時期に行いましょう。
ちなみに、クリスマスローズの開花時期は3〜5月ほどですが、花が咲き終わるのを待って5月頃に植え替えを行うのは間違いです。
北海道や東北地方などの寒い地域では春先の作業がおすすめです。植え替えや株分けした後に土が凍ってしまうと生育に影響が出る恐れがあるため、育てる地域によって時期を変えましょう。
クリスマスローズの植え替えの頻度は、だいたい1〜2年に1回です。
とはいえ、次のような状態であれば植え替えのサインです。その年は植え替えするようにしましょう。
クリスマスローズは毒があり触るとかぶれることもありますので、手袋を着用してください。このほか、園芸シートなどがあると後片付けが楽になります。
クリスマスローズは草花の中でもとくに水はけのいい土を好む性質があります。植え替えのときには市販のクリスマスローズ専用の培養土があるので、そちらを使うのがおすすめです。
もしすでに持っている草花用の培養土を使いたい場合は、草花用培養土3:赤玉土小粒3:鹿沼土3:軽石もしくはゼオライト1の割合で混ぜて使うといいです。
最初から配合したい、微調整したいという場合は、元肥も含めて下記のような比率で混ぜましょう。
クリスマスローズは多年草のため毎年花を咲かせ、何年も育てていると徐々に株が大きくなっていきます。
植え替えをすれば枯れることはありませんが、大株のまま育てていると株の中心部が蒸れてしまい、中心部だけがはげたように枯れ込むことがあります。
そのような状態にさせないためにも、7号サイズより大株になったクリスマスローズの場合は、植え替えと一緒に株分けもするといいです。株を半分にわけて別の株として育てるので増やす意味合いでもおすすめです。
切り分ける場所を間違えてしまったら差す場所を変え、無理なく分かれたところで分割するのがポイントです。地植えにしたい場合はこちらの記事を参考にしてください。
クリスマスローズの植え替え・株分け直後は、まだ根がしっかりと安定していません。風が当たる屋外には置かず、室内の明るい日陰で様子を見てください。
また、市販の培養土には元から、自分で配合する場合も緩効性肥料を元肥として与えているので、追肥は1〜2ヶ月後から始めれば問題ありません。
植え替え後に室内管理する場合には、エアコンなどの使用で1日の室温が大きく変化するような場所は避けましょう。
どうしても失敗したくない、植え替えや株分け作業が不安!という方には、根にハイフレッシュなどの粉末状ケイ酸塩白土をまぶして植えるといいですよ。
ケイ酸塩白土には根や植物全体の抵抗力をあげて病気にかかりにくくするほか、発根促進の効果もあります。
植え替えや株分けでは、根の傷から病原菌が入らないこと、発根して根付くことが大切なので、ケイ酸塩白土があると格段に失敗しにくくなります。
寒い冬の時期に咲く色とりどりのクリスマスローズを見ると、ほっこりした気持ちになりますね。挿し木などで増やせる植物も多いですが、クリスマスローズの場合は主に株分けやこぼれ種で増やすことができます。
クリスマスローズを増やすためには株分けはとても大切な作業です。木が充分に生長し、最適な時期になれば株分けして増やしていきましょう!
クリスマスローズのお気に入りの花姿の品種があるのであれば、種ではなく株わけで増やす必要があります。種で増やすと同じ花形の花が咲かない可能性があります。
GreenSnap編集部