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オイランソウという別名がつけられているクサキョウチクトウはピンク色の美しい花です。このページではクサキョウチクトウの育て方をご紹介しています。初心者の方にも育てやすいですので、ぜひこのページを参考にしてチャレンジしてみませんか。
クサキョウチクトウはハナシノブ科フロックス属(ハナシノブ属)の植物。オイランソウ、フロックスとも呼ばれます。オイランソウとは、漢字で書くと「花魁草」。花魁が使用したおしろいの香りに、クサキョウチクトウのニオイが似ていることからこのような名前になりました。
花期は6月中旬から10月中旬で、花期にはピンクの花を咲かせてとても美しいです。色はピンクが有名ですが、他にも種類がありバリエーションが豊富。
クサキョウチクトウは太陽光を好みますので、日当たりのよい場所で管理しましょう。夏の直射日光は問題ありませんが、西日が当たると弱ることがありますので、日の強さに応じて移動させることをおすすめします。
また、冬は室内に入れるなど対応しましょう。
クサキョウチクトウは丈夫な植物で、そこまで土を選びません。市販されている花と野菜の培養土で育てることができます。自分で作る場合は、赤玉土、腐葉土を6:4の割合で混ぜてください。
地植え、鉢植え、どちらでも育てられます。地植えの場合は、腐葉土や堆肥をまぜて、緩効性固形肥料を少し入れましょう。
水はけがよい環境で育ててください。
地植えの場合は、根付いたあとは、水やりは不要で降雨のみで十分です。真夏で雨が降らない日が続く場合は水やりをしてあげてください。
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと与えます。鉢底から水が出るまでしっかりと行うことがコツです。土が濡れているのに水やりをすると、最悪根腐れすることがあるので、必ず土が乾いてから水やりをしてください。
また、夏は早朝か夕方に行ってください。気温の高い時期の水やりは避けましょう。
クサキョウチクトウは肥料を必要としますので、春と秋に肥料を与えてください。夏と冬は肥料は不要です。
肥料は液体肥料または緩効性固形肥料を与えます。永代肥料は二週間に1回。緩効性固形肥料なら1ヶ月に1回が目安です。
地植えで育てる場合は、植え付け時に腐葉土や堆肥を混ぜるだけで十分です。生育が悪い場合にのみ肥料を与えましょう。
クサキョウチクトウは3月から5月または10月に植え付けが可能です。
地植えをする場合は、水はけのよい土に植えてください。日当たりのよい場所を選びましょう。市販の培養土などに植え付け、緩効性化成肥料を混ぜ込んで土を作るとよいです。
クサキョウチクトウは手入れが必要です。摘心、切り戻しをしましょう。草丈が15センチほどのときに摘芯をすると、脇芽が増えて花数が多くなります。
花が咲き終わったら花のすぐ下あたりでカットして切り戻しをすると、返り咲きを楽しむことができますので、切り戻しをしてみてください。
クサキョウチクトウは挿し木と株分けで増やすことができます。
クサキョウチクトウは5月から6月に挿し木をすることで増やせます。新しく伸びてきて元気な茎を選び10センチほどの長さでカットし、上部の葉2~3枚ほどを残して下の部分の葉は取り除いてください。
切り口に発根促進剤を塗り、挿し木用に用意した土に挿して増やすことができます。
株分けは3月から5月、10月が最適な時期です。前日に水を与えておくと株分け後も元気になりますので、水やりをしてみてください。
クサキョウチクトウを土から取り出して、根の間に入った土を取り除きます。古い根もカットしておきましょう。株を2~3個にナイフなどで分けてください。分けたら別の場所に移植して水をたっぷりと与えます。
クサキョウチクトウはうどんこ病にかかります。うどんこ病の原因はカビですので、風通しの悪い場所で育てていると被害に遭います。風通しのよい場所で育ててください。
また葉水(葉に水をかけること)をするとうどんこ病はある程度防げます。しかし、うどんこ病を完全に防ぐことは難しいので、必要に応じて薬剤を散布しましょう。
クサキョウチクトウの花言葉は、「合意」、「一致」です。
たくさんのピンクの花を咲かせることから、花がそろっているように見えるためこのような花言葉になったと考えられます。
クサキョウチクトウはピンクのかわいいお花を咲かせます。水はけがよく、日当たりのよい場所で育てることがポイントです。栽培難易度も低いので、初心者の方もぜひ育ててみてくださいね。
GreenSnap編集部